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遅まきながら2013.2月にインド映画に恋をしてしまいました。


by Akane

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インド映画同好会 大映画祭 in 関西 2015

 先日、9月東京でもやった、インド映画同好会 大映画祭 in 関西(後援:国際交流基金、伊丹市) が行われます。期間は 11/21-23の3日間。東京とは上映内容が若干変わって新しいのも入っています。
 申し込みはインド映画同好会様のブログから予約申し込みをしてください。詳細は以下のURLに。
★「インド映画同好会大映画祭 in 関西 2015」 のお知らせ
http://indoeigadokokai.blog.fc2.com/blog-entry-12.html
 まだ見てない方は、遠方からでも駆けつけるだけの価値はじゅぅ~~~ぶんにありますよ(^^)v

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 上記URLにある内容から、上映される映画の各映画の私なりの一言紹介解説を勝手につけますね。あくまでもワタクシ個人の見解ですので、そこのところはよろしく(笑)。(調べるの時間かかったぁ~(^^;)) 上映される映画のトレーラーはコチラにまとめてあります

---------◆11月21日(土)--------
★「チャンスでダンス」 (原題:Chance Pe Dance
 ヒンディ -2010 Wikipedia
▽解説: シャヒド・カプールの素晴らしいダンスもさることながら、シャーヒド主演の成功譚、スター誕生。インド映画らしい明るさと、シャヒドの才能とを楽しめる一本です。彼の主演の2014年の「Haider」はシェークスピア翻案で非常に話題になりましたね。彼は芸術家本格派一家の生まれですから、小難しい映画を是非ともやりたかったことでしょう。そこに至るまでに、こういう小気味よいエンタメな映画も出演してたわけで、それをこなせる彼の技量も是非とも堪能してください。ハッピーエンドな映画はいいですね(^^)v 

★「哀願」(原題:Guzaarish
 ヒンディ+英語率高し -2009 Sanjay Leela Bhansali Official site
▽解説: リティック、アイシュワリヤの名作の一本。 今年のIFFJで「銃弾の饗宴 -ラームとリーラ」をみられた方がおられましたら、同じサンジェイ・リーラ・バンサーリ監督のこの映画は絶対!はずすわけにはいかない一本です(^^)v ラムリーラでは、色の洪水の映画でしたが、こちらGuzaarishはテーマも『尊厳死』と重いものでもありながら、シンプルなトーンで抑えて尚且つ映像そのものが、一枚一枚名画を並べているかのような美しさに溢れている名作です。
 普通に難しいことを考えない方でもハンカチ必携の映画ですが、映画や映像を勉強している人、芸術的なものを勉強している人やそれに携わる人が、これをみて絶賛しないわけがない・・・という一本にもなっています。ほんとにバンサーリ監督の映画は、教養がいるんでオレみたいな浅薄なもんには追い切れない(^_^;)凄さ持っておられますが、ストーリーも素晴らしい、演技も素晴らしい、映像が絵画のように素晴らしいと、そういう文句なく素晴らしい一本です。リティックの演技力も唸りますが、アイシュワリヤの美しさもまた格別!
 間違いなく!今回の東京/大阪の映画祭の「目玉作品」と私は推したいと思います。この映画については、私もこちらでも評書いてます。
 たぶん、後からこれ大スター作品だからDVD手にはいるだろと高くくって後回しとかにしたら、ぜーーーーったい!後悔します。もうDVDメディア手に入れるのがムチャクチャ困難になってますから・・・(^^;)

★「アショカ王」(原題:Asoka
 ヒンディ -2001 Wikipedia RedChillies Entertaiment Web site
▽解説: シャールクの歴史超大作。いろんな方がこれについては解説なさってくださってるので、いまさら説明する必要もないと思いますが、シャールクや、カリーナ・カプールを語る上では欠かせない一本となってますので、是非足を運んでみてください。何をいうても、今回の大阪の映画祭の一番人気はこれなんじゃないでしょうかね?シャールクファンは不動ですわ(^^;) しかも雄大な歴史ものを大きな画面で見れるのは、うれしい限りですし。
 シャールクの歴史もの大作なのですが、以外に当時憂き目に遭ってる映画でもあります。海外ではベニスやトロントの映画祭に出されているのですけれど、日本の映画評論家はこれを当時嫌味たっぷりにどっかのワイドショーで喋っていたことをワタシャはっきし覚えています(どうしてそんなことをあのタレントがいってたのか?あの当時ひじょーに疑問だったのでよく覚えてる。)。2001年の映画なので、今見ると少し懐かしいタイプのインド映画メソッドになってるかもしれません。旧跡名所も出てくるので、そこもぜひ堪能してください。

★「テルマ」(原題:Thelma
 タガログ語 -2011 wikipedia
▽解説: フィリピン映画です。家族愛がテーマとなってる映画だそうです。フィリピン映画の事情は全く分からないのですが、主演のMaja Salvadはミュージシャン、女優、ダンサー、プロデューサーとマルチに活躍するスターです。この映画は2011年のフィリピンの映画賞も獲っている映画のようですね。主催者さんが、ツイッターで宣伝してた中でもこれはかなり推してる様子の一本。私も興味津々。


----------◆11月22日(日)-----------
★「戦士」(原題:Magadhera
 テルグ語 -2009 Wikipedia IMDb
▽解説: オススメです!「マッキー」(EEGA)のSS.ラジャマウリ監督の輪廻ヒーローアクションストーリー。ラム・チャラン主演。現在インド映画の記録を塗り替えているSS.ラジャマウリ監督の歴史スペクタクル「Baahubali」の原点がここにある!彼の経歴の一番大きくインド中に名前をとどろかせるキッカケになったのが、そしてチャラン様の名前も轟かせるキッカケになった映画はこの「Magadhera」です。 
 SSラジャマウリ監督のこの数年のフィルモグラフィを見ればわかりますが、Magadhera → Maryada Ramanna(邦題:あなたがいてこそ) → EEGA/Makkhi(邦題:マッキー) → Baahubali(日本公開予定)と、快進撃を飛ばしております。
 この一本も、映画や映像を勉強している人とかには見てほしい一本ですよね。小難しいだけが映画じゃないですし、エンタに魅せるには技量も備わってないと見せれません。SSラジャマウリはそういう監督ですので、映像好き、映画好き、普通にこういう映画を見て映画オタクなウンチク君たちが、語れなかったらあきまへん、あきまへん(笑) これは相当面白いっ! 

★「ザ・ダーティー・ピクチャー」(原題:The Dirty Picture
 ヒンディ -2011 wikipedia
▽解説: 内容はちょっと大人な映画界の裏側を、実在した南インド映画の女優シルク・スミタをモデルに作られた映画。主演のヴィディヤ・ヴァランVidya Balanは「女神は二度微笑む」(Kahaani)でも日本で上映され注目を集めていましたが、映画賞コレクターな女優でもありますのでもちろんこれも賞を貰った映画です。渾身の役作りで体重を増やしてダレた腹を見せてるところは、そのために思いっきり本当に太ったので驚きます。音楽もひじょーーにキャッチーなメロディも耳に残ります。というか「女神は二度微笑む」より私はこっちの方がヴィディヤを中心に見るのなら面白かったです。ヴィディヤの演技力や魅力が詰まってていいですよ。この映画私気に入って、面白いのでDVD買いましたもの。
 ヒンディ映画ですが舞台は80年代の南インドの映画業界モチーフなのでその楽しさも満載です。何しろ名優がガッツリ脇固めてる一本ですから、どなたにでも楽しんでいただける面白い映画です。ナッスルディーンシャーNaseeruddin Shahが出てて脚本悪いわけがない!(日本では『モンスーンウェディング』でご存知の方や、ハリウッドのショーンコネリーの『リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い』のネオ船長役など、広く世界に出ておられる名優ですね。) インド俳優で世界の映画祭で賞を頂いてたり名前出てる方々は結構います。みなさんはイルファン・カーンやアニール・カプールなどを思い浮かべるかもしれませんが、アムリッシュ・プリー、オム・プリー、ナッスルディン・シャー等、名優の域におられる方は、世界中で古くから活躍なさっておられます。

★「大都会」(原題:Citylights
  ヒンディ -2014 Wikipedia
 2014年の隠れた逸品で、ひじょーーに評判のいい作品です。私はこれを大阪の上映会の時、見逃してしまいまして、どーしても、どーしても!見たかった一本です。見た人がいうのよぉ~口々に「いい映画だよ~、是非!観てください」って、あちこちから言われた(笑)。実はこの映画は、ローコスト映画でして、役者もですが、あまりお金のかかってない映画でありながら、インドの映画批評家には高く評価されていまして。世界に出す気満々やな(笑)そういう映画は外さないですね。 

★「無垢」(原題:Virgin People ) R-18
 タガログ語 -2014
▽解説: この映画は R-18です。主催者さんがヒントに「アナタハン」をキーワードにしてくれています。映画好きなら、食いつかずにはおられないテーマの一本ですね。最近でもアナタハンの女王をモチーフにした小説で「東京島」なども映画化されましたし。映画マニアにはチェックな一本でしょうか?
 



-------◆11月23日(祝・月)-------
★「ラチャ」(原題:Racha
 テルグ語 -2012 Wikipedia 
▽解説: ラム・チャラン主演、ヒロイン、タマンナのアクション映画。日本ではテルグスターはNTR.Jrばかり言われがちですが、他にもテルグのダンスもキレキレのスターがおりますです。テルグ映画は男女とも相当踊れる人が名前を連ねていますので、そこは楽しんでもらいたいです。日本の一般観客はテルグ映画って好きだと思います。歌舞伎のようなのがある文化ですから。ヒロインがタマンナなのはうれしい限りですね。なかなか日本では見れませんし。
   
★「墓守」(原題:Pithamagan
 タミル語 -2003 Wikipedia
▽解説: 「神様がくれた娘」(原題:Deiva Thirumagal)でも既に日本で紹介されてるVikramさん(映画祭で来日されたことがあります)。神さま~では、障害者役だったので、わかりにくかったかもしれませんが、ひじょーーにハンサムな方です。そして彼の出てる映画は、難しい映画が多いです。タミル映画の土壌はそういうところにありますが。役者としての彼は、相当に「七つの顔」いやインドだと「10の顔」?でしょうか?を持つ男ですので、鶏のヒーローから、アスペルガーを持つ父、記憶喪失の男、この間は「I」で筋肉だらけの漢まみれな映画に出てましたね(笑) そういうVikramさんの迫力の演技を堪能してください。この人ほんっとに!なんというか泥臭い役者路線の方ですわ(^^;) Filmographyもアッパレで賞も獲りまくってる、なんちゅーか凄い凄い役者です。日本で言うと昔の若いころの仲代達也みたいな感じかしらね? この映画テルグでは『Sivaputrudu』というタイトルで上映されています。

★「アルンダティ」(原題:Arundati
 テルグ語 -2009 wikipedia
▽解説: Anushka Shettyの迫力もアッパレ!悪役のSonu Sood も激恐っ!(笑) テルグのファンタスティック・ホラー。アヌシュカ・シェッティと悪鬼役ソヌ・スード 二人の迫力の血まみれ具合のホラーを堪能して下さい。アヌシュカの迫真の芝居もそうだが、ソヌさんファンには驚きの、彼のキャリアの中でも一番強烈なキャラを演じているかもしれない映画でもある。 これインドの神話などに基づいてるので、そういう解説も主宰者の方がしてくれると思います。

★「へっぽこ弁士」 (原題:Jolly L.L.B. )
 ヒンディ -2013 Wikipedia
▽解説: アルシャッド・ワルシと、ボーマン・イラニの、法廷ドラマ、コメディ。この顔合わせだけで、脚本映画だなとわかる面白い一本。また、実は法廷映画はインドは昔からおハコ?!私は、これはかなり楽しみにしています(^^)v 法廷ものとかになりますと、英訳で見ても難しかったりするでしょうから、これを翻訳していただけるのは、この上もなくうれしい限りです。単純な映画だとストーリーも英語字幕で十分!わかるのですが、脚本の凝った映画となると、どうしても専門家の手助けがいりますので、助かります!豊作だった2013年の隠れた佳作の一本となってますので、是非、お楽しみを。

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 ヒンディー映画だけじゃなく、テルグ、タミル、そしてフィリピンのタガログ語というバラエティあるのは、うれしい限りですね。上のラインナップは、インド映画好きの方なら、どれほどのレベルのものを持ってきてくれてるかも、十分よく分かるラインナップとなっています。7年の研究会の積み重ねがあるからこその選定であり、加えて、決して他では見れない映画もありますので、これを機会にぜひ!足を運んでみてください。
 上映される映画のトレーラーはコチラ
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インド映画同好会 大映画祭 in 関西 2015_a0308487_2129655.jpg


個人的なオススメ
# by AkaneChiba | 2015-11-04 21:40 | インド映画全般 | Comments(0)

大映画祭 in 関西 2015 トレーラー

インド映画同好会 大映画祭 in 関西 2015のトレーラーです。
こちらの団体様はあくまでも同好会(インド映画の研究会のようなもの)ですので、一般の商業上映とは違いますので、きちんと予約確認などなさって、足を運ばれてくださいね(^^)/
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『ダンスでチャンス』(原題:Chance pe Dance) -2010

https://www.youtube.com/watch?v=4vg7KDwXUaQ

『哀願』(原題:Guzaarish) -2010

https://www.youtube.com/watch?v=k9QiS6nw1DM

『アショカ王』(原題:Asoka) -2001

https://www.youtube.com/watch?v=8QaX5vlk4Sw

『テルマ』(原題:Thelma)

https://www.youtube.com/watch?v=Y1oGnYihAHo
 
『戦士』(原題:Magadheera) -2009

https://www.youtube.com/watch?v=cZsgbK4qY-I

『ザ・ダーティー・ピクチャー』(原題:The Dirty Picture)-2009

https://www.youtube.com/watch?v=k6JHa8AgEgI

『大都会』(原題:Citylights) -2014

https://www.youtube.com/watch?v=9fyO8OFK9yw

『無垢』 (原題;Virgin People) -2012

https://www.youtube.com/watch?v=u713QBoeBGA

『ラチャ』(原題:Racha) -2012

https://www.youtube.com/watch?v=gppjBVHblng

「墓守」(原題:Pithamagan ) -2003
 こちらはトレーラーではなく、その中の一曲から

https://www.youtube.com/watch?v=GvOg43L-Xxs

『アルンダティ』(原題:Arundathi) -2009

https://www.youtube.com/watch?v=GvOg43L-Xxs

『へっぽこ弁士』(原題:Jolly LLB) -2013

https://www.youtube.com/watch?v=s0H-qukwqvs

大映画祭 in 関西 2015 トレーラー_a0308487_22212098.jpg



 @@東京でやったGundayIshqzaadeが無い・・・・orz YRFのフィルムだから教育用でも大阪まで予算合わなかったのかもなぁ・・(/_;),クスン・・・。東京のGUNDAYの入りはどの程度だったんでしょうか?これ見逃すなんて関東の人はなんて勿体ない・・・orz  Ram-Leelaであれほど女性の眼をハートに釘付けしたランチンさんですぜ(^^;)。しかもアルジュン・カプールとのツータッグ。大阪でも楽しみにしてた人いっぱいいると思うのだけどなぁ・・・orz どうせ見れないのでしたら「中堅~大手」にしか扱ってもらいたくないですけどね。小さいところは地方事情ムチャクチャ軽視して無視するので、小さいところならごめんです(泣)それにそれだけの作品ですから。関東だけに映画ファンは住んでるのじゃないのですからと・・・つらい思いをする地方をひしひしと感じています・・(/_;),....




 


# by AkaneChiba | 2015-11-04 21:00 | インド映画全般 | Comments(0)

TUFSシネマ~東京外国語大学 インド映画上映

 今年の娯楽系のインド映画の上映(IFFJ他)は一段落付き、東京国際映画祭やのような上映や、大学のような場での上映がきています。一般上映では、懐かしい芸術系の名画や、社会派なテーマの映画など。2013-2014年の時のような商業的娯楽作品が、今年は殆ど映画祭のみでしか扱われていないのは残念です。プロの業界にかかわる方々には是非とも!がんばってインド映画の人気娯楽作品などを上映していただければと心から願います。社会派とか小難しいのとかそういうのは抜きにして(学校の先生レベルにコメントいただくと、どうしてもお固くなりがちですから・・・)、一般的な大衆映画でも今の日本には大事なことを発見できることが山のようにありますので、どうかどうか上映してください。私のような初心者向けブログでも確実にそのインド映画ファンの裾野を実感できるアクセス数をいただいておりますので(2014の夏にwowowで地上波で流れたのは大きかった・・全国区にようやっとなり始めた感じ)、まだまだ伸びると私は思いますし、何より大画面で見ることを前提に作られてることを熟知している製作者がしっかり揃ってる映画大国インドなので(日本はそれがつくれる人材が育って無くて減ってる・・・苦笑)、普通の上映館で観客を戻す可能性がある映画が生まれていることを、どうぞ知っていただければと願います・・(-人-)。
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 さて、ちょこと関東の方のお知らせ。こちらは大学の提供してくれる上映会のお話。ですのでちょこっと映画の内容はお堅い系な社会派な映画の話ですね(笑)

東京外語大学インド映画上映会があるそうです。詳細発表は以下のサイトを更新でご確認ください(^^)/

TUFSシネマ
http://www.tufs.ac.jp/abouttufs/cinema/
TUFS cinema India Facebookページ
https://www.facebook.com/TUFScinemaIndia?pnref=story

 時期は11月~翌年1月 計4回に分けて。そのうちの2本は、大阪のみんぱくでも上映された映画です。

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 こういう大学などの場での上映会では、解説がつきます。が人から聞くだけではなく、自分でも事前にネットでもいいし本の一冊を読むなりして調べていくと、映画を見る視点や幅が広がってさらに楽しめると思います。ちょこっとヒント解説をつけますので、そんなのを手掛かりにして調べてみてくださいね(^^)/ 各映画のトレーラーは、既に紹介されてるものは大阪みんぱく上映会や、こちらでのミルカの紹介しているので省きます。

◎2015.11.28(土) 
カーンチワラム サリーを織る人(原題:Kanchivaram) -2008 タミル語 117分

★「カーンチワラム」は、そのカースト=その職業という機織り職人の方々の話です。単に上下関係のカーストの考え方もありますが、職業=カーストという職業カーストもあります。 また時代背景もインドの独立の頃の話なので、大きく国が揺れ動いた中での彼らの環境を描いています。労働カーストのところには共産主義の台頭も広がり、ガンジーなどのことをご存じの方には糸車の意味をご存知ですが、その織物産業にかかわる職人が織機を一部壊して起こした運動のことなどを知っておられる方もおられると思いますので、そういう時代を少し知っていると見やすいかもしれません。タミル映画は娯楽な映画ではなくこういう難しい映画を作る方がずっと系統としてありますので(にぎやかなのはテルグやヒンディになりますね)、難しいタイプの映画も堪能してみてください。また主演のプラカーシュラージさんも名前のよく知られた名優ですので彼の演技も楽しんでみてくださいね(^^)


◎2015.12.5(土)
ミルカ (原題: Bhaag Milkha Bhaag) -2013 ヒンディ語 153分
 日本公式サイトはコチラ

★「ミルカ」 こちらもまた、1947年のインドと東・西パキスタンの両国が分離独立の時に、宗教対立の大移動の際に各地で摩擦、暴動、虐殺が起こります。その混乱で逃げてきた子供の一人が成長して国民的なアスリートとなります。その彼の物語を雄大に描いた一本となっています。手法はエンタテイメントな映画なので、見やすい映画となっています(音楽はかなりいいですよ。主役の彼がシンプルなロックバンドもやっているので、伝統的な音楽のところに焦点を当ててる映画ではありませんので、そういう音も楽しんでください)。
 社会常識の範囲の歴史の話ですが、1947年のインドの独立の話、ご存じない方は英国領インド帝国が独立して分裂する歴史を少し知ってみてください。ちなみにこちらでも、軍教官の役のところにプラカーシュラージさんはいますね(笑) その後のミルカのパキスタンとの友好試合のところなどの話も、印パの対立はインド映画の鉄板ネタとして背景として描かれることが多いので、パキスタンの選手を憎々しく描いてるのはご愛嬌です(笑) 私たちはそこは第三者の眼で見れると思います。


◎2015.12.12(土)
シャモルおじさん 灯りを消す(原題:Shymal Uncle Turns Off The Lights) -2012 ベンガル語 65分 日本初上映

★「シャモルおじさん 灯りを消す」は、私も見ていませんのでこちらにトレーラーらしきのを置いておきます(笑) https://vimeo.com/54219151

 あることに社会に対して疑問に思ったシャモルおじさんは、あちこち回ってその提案をしに回るのですが・・・。インドの社会システムの硬直さなどを、ドキュメンタリータッチで淡々とまとめてる映画です。インドの映画はドキュメンタリーも多いですが、フェイク・ドキュメンタリー手法のものもあります。これはフェイク・ドキュメンタリー手法(純粋にその対象だけを映像に追う形ではなく、そのドキュメンタリーな内容を役者さんなどに演じさせて再現するようなタイプのドキュメンタリーです)で作られています。


◎2016.1.23(土)
ファンドリー(原題:Fandry) -2013 マラーティ語 103分  

★「ファンドリー」 これはインドの小さな村のカーストそのものの話です。家庭の事情も厳しい中、思春期の反抗期に突入した少年、そしてお年頃ゆえのクラスのカースト上位の少女に片思いです。そんな彼の日常の話をここでは描いています。この映画のカーストの話は、大学側の先生にご解説いただくとして、ちょっとばかしマラーティー語の映画という話を。

 インドは多言語国家で、各地の言語で映画が作られています(各地ごとのご当地スターが違います)。ヒンディー映画だけは、インド全土で公開され各地の言語に各地のスターの吹き替えによって公開されています。そのヒンディーの映画の製作地「ムンバイ」(かつてのボンベイ)は映画産業の都でもありインドの西側の位置する大都市でもあります。そこで作られる映画はヒンディーなのですが、実はこの地域に地方言語としては「マラーティ語」がありまして、近年その地域のTV局製作などで映画が作られております。(先日ここでも紹介した「移動映画館」はマラーティーでした。)
 地域に根差した映画をインドでは作製なさっていますので、各地域の言語の映画はその違いをみるのもインド映画の楽しみになっています(海外の人からみた視点でしょうね)。地域の映画は地域に根ざすので社会派の映画路線になりますのでこのマラーティー映画は、ムンバイで作るヒンディーな大衆商業なボリウッドとは一線を画しています。マラーティー語がわかる日本でも研究しておられる方は、ほとんどおらず数えるほどもないと聞いていますので、その点ではこういう映画は貴重だと思います。ちなみにみんぱくのときの上映では、マラーティー語監修に「ひらめきGanesha」さんが名前を連ねておりました。「ひらめきGanesha」さんとは、プネの日本語学校のスタッフの方々のネットでのハンドルネームの総称だそうで、SNSなどで日印の友好になりそうな出来事を紹介などなさってくださっていますよ(^^)v (新しいマラーティー語の識者の開拓が出来た結果なのかしら?)


 是非、映画を観る前にネットなり、文献なりで、これらの映画の背景になるような社会事情を、少し頭に入れて見に行くのも、研究系の上映会には、良い見聞を広められて面白いと思いますよ(^^)/

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追記
# by AkaneChiba | 2015-10-27 23:18 | インド映画全般 | Comments(0)

10/10塚口サンサン キングスマンLadies&Gentlmen上映報告

10/10塚口サンサン キングスマンLadies&Gentlmen上映報告_a0308487_17265741.jpgエージェントE(=Estancia)からの報告だ。
 各国を主にインド(映画)方面を飛びまわるのに忙しいエージェントEは、先月、極東アジア方面の10月10日 『「キングスマン」 Ladies & Gentlemen 上映 』 at 塚口サンサン劇場の潜入に成功しその状況報告が届いた。

既にくだんの件の報告書は、3通、
   ・塚口サンサン劇場ブログ
   ・映画のミライ会 Facebook 
   ・キネプレ報告
を、諸君たちには目を通してもらっていると思うが、エージェントからの潜入報告も参考にし11月8日 角川シネマ新宿  「キングスマン」 Ladies & Gentlemen上映 by 塚口サンサン劇場プロデュースに、備えてもらいたいと思う。

 尚、この報告書は今後も大騒ぎ上映潜入捜査の参考資料として、今後も公に開示するものとするが、いわば表向けのダミーだ。最新最重極秘事項トップシークレットにはアクセスできない。知りたいものは11月8日角川シネマ新宿に潜入することだが、チケットは既に完売配布済みだ。この特殊パーティー会場では、装備を怠ったものは人が楽しんでるのを指加えて眺めるだけの楽しさ半減の映画の命を落とすので、洋装(=スーツ、傘)装備(=クラッカー、紙吹雪、モデルガン、ミニ掃除用具、等)をしっかり準備して、潜入することを忘れないでくれたまえ。


https://www.youtube.com/watch?v=ohOnGe6Cha8

<上映mission開始前>
10/10塚口サンサン キングスマンLadies&Gentlmen上映報告_a0308487_17201183.jpg この日はインディアン・メーラーなるイベントに、居並ぶ美しいセクシーな民族衣装の溢れる会場の中、場違いなリクルートスーツジェントルマンスーツで簡単な調査とインド料理を腹に収める任務を一つ終え、友人と、仲間のエージェントY等と共に、阪急塚口の駅に降り立つ。潜入先、塚口サンサン劇場は歩いて1分。用意周到な気の早いエージェントたちが数人、すでに劇場入りをしていた。
 エージェントEは潜入上映前に隣接するショッピングセンターの100円ショップに、装備の不足分を調達に向かった。そうだ、エージェントのロンドンでの装備品高級紳士服テーラード「Kingsman」店で調達できるが、極東アジア支部では、エージェントの装備のご用達店は「100円ショップ」で賄うことができる。どんなものでも揃う様は本国と何ら変わりなく何でも揃う。エージェントEは、おもちゃのを手に取りその性能をチェックする。もちろんクラッカー手榴弾弾薬も予備を携帯しておかねばもしもの備えに困ることなきよう数を確認する。他の見知らぬ顔の一目見てエージェントとわかる二人が装備の調達の為、ネクタイのコーナーでどれが紳士に相応しいか吟味していた。 せっかくのエージェント仲間だ、親近感を覚えつい声をかけ「キングスマン上映行きはるんですか?(^^)」とあくまでも穏やかに一般客を装って二言三言世間話をしてした。早々にエージェントEは、装備をかごにとりレジに向かい店を後にし、他のエージェントが待機する塚口サンサン控室に向かった。
 
10/10塚口サンサン キングスマンLadies&Gentlmen上映報告_a0308487_17382345.jpg さきほどより、エージェントの数は続々と増えて集結しており、キングスマン・エージェントが続々集まる中、その殆どがスーツ姿のエージェントであるが、中には、他映画エージェントであるオースティン・パワーズも潜入、同じ英国エージェントではあるがオースティンはかつらで髪の色が明らかに違ったので米国CIAからの出向かもしれない。アディダス・ジャージのエグジー(タロン)もいる。エージェントの一人は合言葉「おせんべちょうだい」を唱えたものに、キングスマン紙吹雪を渡していた。どうやら、敵方のヴァレンタインの手先キングスマンに扮装SIMカードを仕込んだ紙吹雪を、配っていたらしい。SIMカードは決して装備してはいけない。決して装備してはならない。
10/10塚口サンサン キングスマンLadies&Gentlmen上映報告_a0308487_17425377.jpg なぜかグレースーツの紳士は少なく、大方が紺のスーツ(=リクルートスーツ)が大半である。極東のエージェントは目立たぬよう紺か黒のスーツになる方が黒髪にまぎれていいようだ。エージェントのたまり場だと一般人に気づかせてはいけない塚口サンサンエージェント控室は、就職面接説明会場にしっかり偽装されている。塚口サンサン、極東の基地とはいえ抜かりはない見事なフェイクだ。

10/10塚口サンサン キングスマンLadies&Gentlmen上映報告_a0308487_1843133.jpg 就職面接説明会場エージェント控室では、さまざまに入念な身だしなみの青●やユ●クロで買ったリクルートスーツ高級紳士スーツモデルガン、100均おもちゃのクラッカー弾薬紙吹雪、風船、お面各種装備のチェック、紳士のたしなみペットボトルウイスキーボトル、立ち居振る舞いのチェックをスマフォで写真を撮ってまで確認(キングスマン武器陳列棚特大ポスター前で記念撮影)する念の入れよう。今回の任務には、シガレットケースライター必要がない(=場内禁煙)だ。中にはエグジーやハリーの紙お面団扇に写真を張り付けたのを持ってきたエージェントもおり、何故か眼鏡をかけたにわかせんべいのお面を装着するエージェントも(この眼がなんとなく映画の出演者に似ているらしい・・・)。
 エージェントEも、入念に装備を確認するが、本日の任務にはマーリンが用意したレベルの銃装備が必要となり、いつものスタイリッシュなアタッシュケースというわけにはいかなかったが、必要なものは揃っているはずだ。前日夜中に急にこのネタを思いついてかばんを押し入れから引っ張り出したことは、私だけの秘密だ。少々連日の任務で疲れがたまって行動は鈍いが、(もっと早くにネタ仕込んどけよ、オレ ^^;)準備だけは怠ってはいけない。

<入場、レッツ、パーーーリィィィーー!!>
10/10塚口サンサン キングスマンLadies&Gentlmen上映報告_a0308487_17422476.jpg 控室を出て、エージェントたちがみなパーティー会場に吸い込まれていく。一階の塚口サンサン劇場の入り口もぎりでは、ずらりと老若男女黒服の行列が並ぶ。みな雨も降らない天気の良いこの日黒傘は必携のようだ。 なかにはペットのJBを連れてきていた御仁もいるようだ。JBといえば、ジェームスボンドでも、ジェイソン・ボーンでもない。そういえばさきほどのエージェント会場には、ジェームス・ブラウンのPV環境音楽として流されていたエージェントE私の世代はJBといえばこちらなのだが私は少々古いのだろう。スクリーンの彼は24時間の世代なのだ。

10/10塚口サンサン キングスマンLadies&Gentlmen上映報告_a0308487_18263483.jpg 一番前の騒ぎ放題な特等席、最前列に、パーティー会場のフルコースを用意セットし準備は万端だ。後はヴァレンタインによるパーティ開始の合図を待つのみだ。ほどなくして、塚口のサミュエル・L・ジャクソンこと戸村支配人が、手に麦茶の香りがするダルモアのグラス片手に、本日のパーティー会場の演説を始める。
 気の早いエージェントは、紙吹雪やクラッカーで彼を迎え、拍手、指笛、喝さいの中、「パーーーリィーーー!!」と映画の上映が始まった。

10/10塚口サンサン キングスマンLadies&Gentlmen上映報告_a0308487_18215453.jpg  既にこれらの類似ミッション・マサラ上映を経験している一部エージェントたちは、既にタイトルロールで、クラッカー弾薬を炸裂させている。重苦しいアクションシーンから、軽快なアクションまで、気持ちのいいくらいの展開で映画がとんとんと進み、アクションが決まるところで、クラッカーの音も場内に響き渡ると快感でもある。しかしここで、弾薬を使い果たしては最後まで乗りきれない。アクションの打撲音よりも、確実に一人づつ殺ッたときに鳴らすほうが、最後まで弾薬は持つかもしれないなどと、どうでもいいことを考えてる間もなく、映画にどんどん引き込まれる。うっかりしていると、100均おもちゃ銃の火薬の装填を忘れて見入ってしまいがちだ。
 
 そして、紳士ハリー(コリン・ファース)とエグジー(タロン・エガートン)のPubシーン。チンピラどもがPubの中に入ってくるシーンになって、映画の音響とは別に、会場内から暗闇の手元のなかから何かを取り出すごそごそした音が、あちらこちらから聞こえてくると同時に場内に暗黙の了解のうすら笑いが幽かに漂うww。うむ、エージェントたちの準備は万端だww。そしてハリー決め台詞「Manners Maketh Man」のすぐ後傘によるビールジョッキがチンピラの頭に飛んだ瞬間、会場内から弾薬の音がタイミングよく炸裂。これがタイミングが一斉に合うと気持ちがいい爽快感がたまらない。軽快にスピーディーにチンピラどもを片付ける間もクラッカーはなり続け、Pubを後にしたコリンファースの姿萌えを感じるとは夢にも思わなかった、エージェントE。いや、そんなこと後回しだとにかく任務は続く。

 Pubシーンのアクションのクラッカーポイントが気になる諸君は、上記YouTubeのOfficial公開されている映像で、ポイントを確認して予習するのも良いだろう。

10/10塚口サンサン キングスマンLadies&Gentlmen上映報告_a0308487_18571774.jpg 映画の中では繰り広げられる内容に、時に笑ったり、時に声をだして掛け声をかけてエグジーを応援したり、みな思い思いに映画を気兼ねせずに楽しんでいる。今頃気づいたのであるが誘拐されたあの教授は、SWのあのマーク・ハミルだったことにいまさら気付いたエージェントEは、少々調査不足だった未熟さを感じる。若いころのマークをリアルタイムで知っている者としては、老齢の教授が似合う歳になったのを観て感慨深くエージェントEも歳を感じる。

 映画の見せ場の教会惨殺シーン(BGMがGive It Up - KC & The Sunshine Bandとは胸熱っ)、そしてパーティー会場でのエルガーの誰もが知ってるあの曲で容赦なく持ってる弾薬をいくらでも使い果たせる紙吹雪が舞う仕込んだ風船を、ひとつづつ割っていく。なんでもカオスになっていく様は、自由にしたい放題できるエージェントの腕の見せ所だ。しかし、ここでも映像をみいってしまう可能性も高く、そして、ゲラゲラと声出して笑える場面でもあり、エージェントたちも大いに盛り上がったことだろう。パーティー会場で首相役の彼が吹っ飛んだときに、クラッカー弾薬が炸裂すると、満場一致のあまりのそう快感に、日ごろのうっぷんが消し飛んでしまうようだ。・・・はっ!いけないけない・・・エージェントとして訓練された者として、理性を失ってうっかり余計なことをこれ以上ペラペラと喋ってしまうと、後の育成されるエージェントに影響が出てしまう。あとは、君たちが会場に潜入することでそのリポート報告書をあげてくれることを期待している。
10/10塚口サンサン キングスマンLadies&Gentlmen上映報告_a0308487_17421181.jpg あたり一面、パーティー会場のごとく紙吹雪、クラッカーが散乱し、エンディングには風船が乱れ飛び、 大盛況のうちに塚口サンサン「キングスマン Ladies & Gentlmen上映」は終わりを迎え、エージェントたちはみな満足げにスクリーンに惜しみない拍手を送り続けミッションを成功させるのであった。


<Manners Maketh Man. ~みんなでお片づけ>
最後のミッションも忘れてならない。
10/10塚口サンサン キングスマンLadies&Gentlmen上映報告_a0308487_1653352.jpg 塚口サンサン劇場でも毎回恒例になっている「後片付けまでがマサラ上映」という合言葉とともに、大騒ぎ上映の後は、必ず自分たちの身の回りの散らかした屍(=ゴミ)を、自分たち自身で片づける。 本物の紳士は自分の楽しみだけ考えるような真似はしない。自分が倒したクラッカー、紙屑を処理することも、安定した社会秩序を守るために課せられたエージェントの責任だ。立派な精神で鍛え抜かれた大人の諸君には、毎年のハロウィン後の惨状をニュースで見るにつけ恥ずかしく、紳士がこの社会にいなくなったことを嘆いているはずだ。
10/10塚口サンサン キングスマンLadies&Gentlmen上映報告_a0308487_1443659.jpg もちろん!私たち紳士は、後片付けの為のお手軽お掃除用品も、この上映にも、ミニ箒チリトリ手にゴムのついた軍手ウチワなど、毎度手軽に携帯できる100均ショップ等のミニ掃除道具を持って、これら大騒ぎ上映には参加をしている。諸君たちの、出発前の装備に是非、これらのものを一品加え、みなで、パーティー会場の後片付けを手伝ってもらいたい。
Manners Maketh Man. マナーで紳士は作られる。
キングスマンの諸君には思いっきり騒いだ後は節度ある大人の行動を期待する。


<後片付け終了後>
 後片付け終了後、劇場の人に楽しませていただいたお礼をいい、劇場の外に出ると、劇場入り口チケット発売所がキングスマン仕様になっていたww  さすが、塚口サンサンエージェント。最後まで観客を楽しませようとするその心意気がにくいっ!にくいよっ!お大尽っ!!ゞ(≧▽≦)/ 10/10塚口サンサン キングスマンLadies&Gentlmen上映報告_a0308487_17422217.jpg みな思い思いに個々のその前でも興奮冷めやらぬ記念撮影。
 一緒にいった友人は、パグを連れてきてる人に上記写真のパグを「あげます」といわれ連れて帰ることに。私たちエージェントE他このチームは、黒スーツの人々の波にと夜の帳の闇にまぎれて任務を終えてすがすがしい顔で、帰路につくのであった・・・。

------------
 ・・・以上が、その10/10塚口サンサンでの報告だ。新米エージェント諸君!11/8の角川シネマ新宿で、君たちも思う存分、そして紙吹雪を仕込む、風船やクラッカーを、そして身だしなみ紳士スーツに傘を携帯の上、「キングスマン Ladies & Gentlemen 上映」に駆けつけてくれたまえっ!
 健闘を祈る!!
10/10塚口サンサン キングスマンLadies&Gentlmen上映報告_a0308487_17421557.jpg


さらに 何を仕込むかまだ悩んでいるのなら
# by AkaneChiba | 2015-10-23 23:30 | マサラ上映報告 | Comments(0)

印映感染記マニア編

 ここに至るまでに、300本ようやっと超えてインド映画を観てきましたが、00年代に入ってからのインド映画と、それ以前のインド映画ではひじょーーに大きな差があって、今もてはやされてる映画は00年代に入ってからの映画で、それ以前の映画は技術的にも手法も内容もB級扱いされることが多かったのは事実です。また世界的に評価が高くなったのは00年代半ばからで、いまそれが結実しています。(日本だけがその世界の波から5年遅れてると知るべきだと思います。) 昨年のPK、今年のBaahubaliBajrangi Bhaijaan などは、インド映画史上、驚異的な興行収入を更新中です。
 00年代入ってからのインド映画はB級を払拭!立派なA級かつ永久クラスの出来栄えが市場を席捲するようになりました。未だにハリウッド拝んでる日本はちょっと視野が狭いのも事実。米国市場もインド映画に相当前から資金や技術相当提携して事業を進めているのですが、そのことも知らない映画業界人がいるのなら彼らをプロとは言ってはいけないでしょう。実際、国際映画祭をあちこち周ってるだけで世界の映画を知った気になってる日本での映画方面の仕事する人が多すぎました。広告会社がぶりよつなタレント的評論家とかろくなのいませんし・・。広告メディア業界が日本はダメなのでどーしてもその枠を超えれてないのが現状です。

 ところがですねぇ!その00年代入ってからの作品でも、やはりそれ以前のインド映画の知識がないと、そこわからない~~っていうオマージュネタとか踏みまくってて音楽とかもそうで、そういうことに気がつくとどんどんと過去の作品を次々見ていくという「インド映画沼」に引きずり込まれる現象に・・・(^_^;)。その沼にはまった状態が、私の2013年から2年半のこの300本という形になってしまったわけで・・・orz

「インド映画感染記」と題して300本の映画の簡単な感想を、mixiの方で書いているのですがmixi外にはほとんど出していません。。(気兼ねせずに好きなこと書きたいのでクローズドなSNS向けでやってます)
 ここブログでは、メジャーで世間にわかってもらいたい作品のみとりあげていますので、実は上記に書いたようなB級と言われ続けた作品などは、焦点当ててないんですね。もちろん米国ハリウッドだってB級C級作品は山ほどあって、日本だって山ほどあって、インド映画だって山ほどあります(笑)  そういう話も時々こちらブログでも取り上げればと思います。というかそこに焦点当てないと説明解説出来ないスターとかもいまして、これが結構、メジャーな場面のブログの説明だと困る(^_^;) マニア編と称して、そういう映画などもたまにこちらで紹介したいと思います(^^)v 
 基準は、無理して買う価値は無いけれど(笑) でもそのスターが好きなら、まぁ暇があればみてみよか・・・レベルの頭に何も残らない(笑)そういう映画の話・・・というところでしょうか(笑)

---------------------

印映感染記マニア編 アッキー!x3 「Khiladi」シリーズ その1
印映感染記マニア編 アッキー!x3 「Khiladi」シリーズ その2
印映感染記マニア編 インド映画の検閲
印映感染記マニア編 I Love 脇役、悪役、カタキ役!
B級ってのはこれぞ!「Haatim Thai」
印映感染記マニア編「Keemat: They Are Back」1998
印映感染記マニア編「aiyyaa」 2011

# by AkaneChiba | 2015-10-22 03:50 | 映画全般 | Comments(0)

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