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遅まきながら2013.2月にインド映画に恋をしてしまいました。


by Akane

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実はシャールクについて書いてない

実はシャールクについて書いてない_a0308487_19432075.jpg 実はシャールク本人については、他のサイトが山のようにあるのでここでは書いておりません。ワタクシごときが書くまでもないくらい充実している優秀サイトが様々ございますので、どうかそちらをご覧ください・・・という気がしているので、あえて避けております。ですがアタシの中でのなんばるわんは、後にも先にも別格で彼です(^^;)

 ニワカなわりには、気がつけば日本で存外放送されてるインド映画と知らずに見ていたものもありまして、「あれ?ラジューこれ放送してたのみたことあるぞ?」と、昨年になってようやく気がついております(^^;) あの時、NaNa Partikar を、仲代達也みたいないい役者だなぁ~~~と、アイロンかけしながら見てた記憶が鮮明に残っています。(NHKだかで放送があったらしい。)
実はシャールクについて書いてない_a0308487_19332161.jpg




 この間からのSanjay Dutt一人祭り中に、 Dilip Kumarの映画を、Kanoon Apna Apnaを見たときに、「あれ???これも見たことあるんだけど?」とどこでみたか思い出せなくて、でも、 Dilip Kumar の紳士服姿や、家族でリビングで集まっているシーンなどを覚えていて、まぁサンジューのことは全然っ!覚えてませんでしたが、Dilipのことはなぜか覚えがあるのですよ。他の映画かもしれませんが、何かしら一本彼であの年齢くらいの風貌で、確かに私は見ていると思います。まだそこまで詳細追いかけれていませんけどね。そのうち行き当たることでしょう。 知らない間にいつの間にか、それをインド映画と意識せずに、何本かみていることに改めて気がつきまして、存外古い映画だと地上波枠でやってる映画放送を私が無意識にみてるのかもしれません。名前まではっきり覚えてはいないのですがね。

 さて、あたしにとってシャールクとの出会いは、実はシャールクについて書いてない_a0308487_19321656.jpg 知らずに見ていた、そのラジューの映画だけじゃなく、意外にもBBCニュースでしっかり記憶しております。元々テレビといえば私はニュースとスポーツ(サッカー)を見るのがメインで、BSでニュースを見る傾向にあるもので(バラエティやドラマなんかほとんど見ない)、マダムタッソーの蝋人形館の話をTVのニュースでも見、ネットのニュースででも同時期に同じシャールクの人形を2度見たので、覚えております。ただし、その時点で名前を覚えてなどいません。マダムタッソーの人形はいつも素晴らしいので「へ~」と感心しながら短いニュースを見ておりました。

 BBCはよく見ているのですが、できるだけニュース以外のところは触らないようにしていたんですね。際限がなくなるので、ネットラジオでクラッシック流しっぱなしにするか、メインニュース見るかぐらいしかしないよう。というのも、欧州サッカーファンなものですから、その手の話題でネットサーフィンしだすと、際限がなくなってしまって、昔は真夜中によくフリーの、ヴァレンシアやブンデスのネットラジオ中継を聞いたりしてました。 言葉?スペイン語と独逸語ですよね?ええ、全然っ!わかりません(笑) わからないけど案外何とかなるものなんですよね、Tickerやチャットみながらだとこれがまた(笑) その時の泥沼の深夜夜更かしネット廃人同様(笑)な自分に、ヤバチっ!と修正して以来、悪癖はおさまり、出来るだけ「際限のない映像の世界」は、意識的に避けるよう避けるようにしてきたネット生活だったんですよね(笑)わかってても出来るだけ見ないようにするYouTubeとか(笑)
 出来るだけ避けてきていたのに、とうとう、昨年独逸サイトのトルコ系移民のコメディアンの映像で捕まってしまいます。その横に並んでたヘル!モガンボ!のアムリッシュプリーの映像からOSOのトレーラーに。日本の上映をようやっと仕事片付けた3月半ばに行った途端!OSOのマジックにかかってしまい、何度も観たくなることと音楽の素晴らしさ、男女共のカッコよさ、ファッションの面白さ、あとは芋づる式に彼の映画/インド映画を観たくなります。そのままレンタル屋に駆け込みます。あるだけ借りまくります。そのまま、一発でした(^^;) RaOne DDLJ DON、KHNH K3G MINK ここまでみるのに10日かかってません(爆) その間に10日の間にさらに2回映画館にOSOの為に向かっています。
 10日の間に総計 9本換算の映画です。RAOneもスタイリッシュでかっこいいですが、DDLJのムッチムチな彼の魅力に完全に墜ちまして・・・・元々フェロモン男に弱い方ではありますが、このムッチリなエロ感にどうしてなんでしょう?(音楽でも、プリンス気にいってたくらいだからなぁ・・・)、60還暦ジュリー祭り以来!動画映像漁りを再開してしまいまして、ニコど・・・ゲフゲフいえなんでもありません、動画を漁りまくってしまい。新しいものになるとなかなか見れないので、DVDを買いまくることになり、すっかり今はサンジュー祭りにたどり着くまでに。

 特に、OSO直後に、DON(2006)とDDLJ(1995)の2本を見たのがウエイト大きかった。そこからノンストップ状態です。よりによってちょっと手法が古臭いそこにガッツリはまったのが(笑) 祭りのダンスシーンにおおおおおおお~~!と。役者の芝居を見せる映画にガッツリ心が奪われてしまうのです。

実はシャールクについて書いてない_a0308487_2234343.jpgあれ?やっぱりシャールクのことなんか書いてないや、オレ(^^;) 書けないんですよ、写真でも目が合うと動けなくなってしまうもので(笑) しかもあんなに似顔絵描きする私が、いまだ満足にシャールクかけてないんです(;_;)

 個人的には、彼の評価としては、他の誰にも出来ないことをやってきている存在だと思っています。私は少々この十数年ハリウッドに辟易していまして(それでもみるんだけどw)、日本映画に関しては80年代に既に失望して以来(それでもみないわけじゃないんだけどw)、60-70年代くらいの日本や洋画からVシネみたいなレンタルで借りる映画(そこに韓流は一切無し、中国香港台湾くらいは借りましたが)やアニメや海外TVドラマを見倒しているの時代を過ごしていました(主婦だったw頃)。
 さて、OSOだけじゃなくボリウッド4のラインナップも、一度見に行っても一度やそこらで満足できません。同じ映画を違う映画館で渡り歩く日々。同じ映画なのに、何度観ても新しい発見が次から次へと出てきます。一度見ただけではわからない細部の作りこみが映像の中に凝縮しているのです。インド映画を見ると、他の元ネタえいがなんかもあれもどれもこれも追いかけたくなる(^^;)これは、魔のツボ、まるで、映像のドラック!!
  DON2006の方はジャッキーチェンな香港映画なそういう何かが散りばめてありましたが、DON2では撮影時期の微妙さとそういう時事ネタEuro崩壊、そういうものが散りばめられていて。他の2010年代の以降の映画になると、もぉ~そこかしこに!芝居の力量もさることながら映像の中味をここまでいろんなものを丁寧に詰め込んでるものは、私、正直、SFのB級映画以外では、こういうのを見たことが無かったかもしれません。(ホラーやSFなB級ものはネタの宝庫ですがw) つまりそういうオタなネタを刺激する映像作りでもあったのが、この近年のインド映画だった・・・というわけでもあります。
 そして、場合によっては「そのネタ、どうみても、論争や過激派とかにテロや脅迫ふっかけられてもおかしくないだろう・・・(^^;) っていうスレスレのシニカルさも、映画の中に散りばめられてることに気が付きまして、一発!!!惚れました(笑) だって、そんなもの作れる欧米映画今皆無だもん、誰もユダヤやキリスト教/白人に逆らわないんだもん、それこそ馬鹿みたい(笑) 60年代くらいまではハリウッドですら、自分たちより大きな権力に向かってモノ言っていたのに、今、全然っ!!!!!クソ同然(^^;) 映画方面に関しては日本も今はすっかりハリウッドの犬になってて、ホントにどうしようもなく、そこを反骨で筋通して日本を見せる人材なんかどこにもいやしない・・・(^^;) 鈍すれば貧するの最たるモノになっちゃった日本の映画の話。興行も製作も全て。

『け・れ・ど・!』 そこを、インド映画は、『自分たちの誇り失わずに、しっかりそれを表現している』んですよっ!!!もちろん、どうでもいいようなのもたくさんあるし、あの国の複雑さを現す内容のものもたくさんありますし、国家第一なプロパガンダもあります、ありますけれど!そのどれをも、表現しようと試みるマサラなカオスな状態の彼らの姿勢を気にいりまして!

 そこで、シャールクの話になります。この間のボリ4での「命ある限り」(Jav Tak Hai Haan)は、最初私は1.2回見ればいいかな?と思っていたのに、気がつけば6回も映画館に足を運ぶことになってしまいました。真正面からキリスト教の祭壇に向かって契約について喧嘩売ってる映画って(しかも彼自身はイスラム教だし)、普通に欧米映画でだったら有名スターどころがそんなことしたら、大騒ぎですよ(笑) 闇の帝王DON では、ダイアナ事故現場再現か?と勘違いしそうな映像や、Euroをボッコボコにしているわけで。サルマンの映画にしたって、アイルランドな音に シリアなネームプレートのような小さな小道具から、カリブの左派国ロケと、「バリバリ、国際情勢わかってなきゃ、この映画たち、みれませんやんっっ!!!(>▽<)」な(笑) しかもそんなの一度見た程度じゃ追い切れないネタ満載な上に、知的インテリジェンスまで観客に求めてるインド映画界って、どんな世界なんですかっ!!!ってね(笑) 日本の今の映画じゃ時代劇ですらも「作法知らない、小道具、美術ですら、ボロボロな上に、外国侵略されてる酷さ」とかに気がついてないままに、日本映画観てる観客なんですから、もぉ~どうにもっしようがありません(^^;) (今やってるNHK大河ですらダメ。官兵衛ですら、小道具、朝鮮・沖縄モノばかり。器が瀬戸ですらないんだもん、なぐったろかっって思うくらい、小道具/美術がボロボロ。それに気がつかない監督や時代考証スタッフ。はっきしいって、クソすぎて許せません。金とっていい代物じゃない --凸)

 ところが、インドものの映画は、あちらこちらにそういうパクリやオマージュが散りばめてあるにも関わらず!しかもその「何ちゃって度合い」が、ひじょーーにザルなのにっ!!何故か、インスパイアされて一歩進化しているっ!(>▽<) これに気がついたときの感動は、それに気付いた人にしかわかってもらえず、そしてなかなかそんな人の出合えないっっ!!! 何も考えないでぼーっと見てた人には、ラブロマンス?としか映らなかったりするのですが、若い子だったらまぁ多少はしょうがないでしょうけど、私と同じ世代のエエ年した大人が新聞記事すら読まないようでは・・・・・・・・・・・・・・・・・・orz となってしまいます。

 まぁ、たとえ大衆娯楽エンタテイメントといえど、インドらしいシニカルな自虐もありーの、スパイシーなネタもありーの、場合によってはそのことで、「命を狙われる」こともまじでありーの・・・というインド映画界の混沌且つ奥の深さ・・・・・そのKingの称号にふさわしい人物が、ここ、シャールクが立っていることに、改めてワタクシは拍手を贈りたいと思います。

 各作品通じての紹介は、またいづれぼちぼち書いていくとして、他の誰にも真似のできない映画作りという点では、インド映画はひじょーーにインテリジェンスとジョークとシニカルさと、「命」をかけるリスクが高いことを、私たちは知っておくべきだと思います。

 キリスト教や、ユダヤ以外の世界に対する(勝手にキリストやユダヤ側が偏見で他の文化を敵視してるだけと私は個人的に思ってる。日本人も奴らにとっては奴隷みたいなモノ扱いされるからなぁ・・・)、あるいはそれらに認められない価値観社会、有色、他宗教、他文化等のところにいる私たちにとっては、学ぶべき何かをいくらも見せてくれている、気がします。

シャールクの映画を見る、他シャールクだけではないけれど(そんな映画に出てる人は限られてるけど)、娯楽だけではないちょっとシニカルな背景を読み解くという「見る側のインテリジェンス」を試される映画を見せてくれているインド映画の、インド映画を作る人たちの奥の深さに、完全に参ってしまって、世界中どこにでもいるシャールク・ファンの一人と私はなったのです(^^;)

次回、シャールクの魅力について語るときは、映画評と合わせて書くことにしてみます。


   @@決して自分の内側だけに拘らず、開明的になりながら積極的に外の世界を取り入れながら、自分たちの誇りを通す・・・・日本にも昔それが出来た時代があったのに、今は何故こんなになったんだろう・・・
実はシャールクについて書いてない_a0308487_19574421.jpg

by AkaneChiba | 2014-04-06 02:20 | インド映画スター | Comments(0)

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