遅まきながら2013.2月にインド映画に恋をしてしまいました。


by Akane

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マサラ上映「バーシャ!」準備 at 布施ラインシネマ

「バーシャ!」マサラ上映
  準備はできましたかーーー!(≧▽≦)/


a0308487_02115537.jpg「隊長!紙吹雪、投げ銭準備できました」
「足りん!3千万分位しかないではないかっ!10倍の3億、いや100倍の30億くらいの束をつくれ!」
「無理です!3000万実際見たことないのに(><)、量がわかりません!(泣)」
「私が一回ゆったら100回言ったも同じだ、100倍だ100倍だ!」
 2月25日「バーシャ」用準備。
 先日、休日となったので、一日頑張ってつくってたけど、全然、投げ銭(新聞紙)、こんなの足りる気がしません!_(^^;)。 あと二日くらいは時間かけれそうだから、チョキチョキ切るかぁ~。阪急デパの紙袋(ローカルw)いっぱいくらいにはなるか?
 インド人、毎回どんだけ作ってきてるんだw ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
今回グッズ持っていくものいろいろ考えると、紙屑ばっかりそんなにかけていられないし。
太鼓持っていくこと考えると、あんまり荷物ふやせないよなぁ・・・(^^;)
https://twitter.com/Rajini_Japan/status/830294348914839552 
 あ、歌の練習もあるーー!!(><)

 わけわかんない様相で友人と盛り上がっております!何しろ「マサラシステムの先駆者!」様の企画する、しかも日本初のマサラシステム上映のその時と同じタイトル、ラジニSirのタイトル「バーシャ!」での上映!!
a0308487_22451447.jpg 既にデジタルリマスターで拝見された方が、デジリマの効果を感動してネットでは伝えられています!私も楽しみです!!!(≧▽≦) バーシャ!バーシャ!バーシャ!バーシャ!
 そしてガンガン、明日の布施ラインシネマでの新たなマサラ上映の聖地誕生!!に今から胸ドキx2、wktkです!!(すいません、若いっこぶりっ子して慣れない言葉を使ってます・惑乱) バーシャ!バーシャ!バーシャ!バーシャ!

 

 たぶん私は、バーシャの弟の格好wをして当日向かいますので、うろついて大きな荷物持ってるやつを見かけたら、「うちの娘が結婚する持参金が足りない…」と合言葉をおっしゃっていただけると、バーシャから預かった「例のブツ」をお渡しします(笑)。気軽に声かけてくださいね!

 明日は、紙吹雪、巻き散らかすぞぉ~~~~!\( ̄▽ ̄)/ 
a0308487_23211977.jpg
 @@ああ!ダンスの振り付けがわからない!!(><)
   そこまで練習してる時間がないっ!!( ̄□ ̄;) 

by AkaneChiba | 2017-02-24 23:25 | マサラマニュアル | Comments(0)

2月25日「バーシャ」インド風紙吹雪の作り方?!

<「バーシャ」関東でも、先に上映>
a0308487_03213339.jpg Space Box Japan さんの上映枠が、関東地区2月18日19日26日とおこなわれます。こちらは普通のいつものSpace Box Japanさんが行う上映形態。
 詳細は→「コチラ」から! (関東、実はリティックの「Kaabil」も18日、19日であるらしい(^^;)。スケジュールかさなるーー!と印映友人、嘆いてはったよ(^^;) )

★「バーシャ」(原題:Baasha) -1995  タミル語(今回、日本語翻訳あり)
 デジリマ版特報予告 Wikipedia IMDb


 さて、2月25日バーシャ」が大阪・布施の上映(マサラシステムで!)という話でひじょーーに今からwktkしていますww 
 さて、この際!せっかくですから、本場インドの初日上映の大騒ぎ模様がどんな様子かをここでも以前掲載していますが、新しいところの模様を見ながら、紙吹雪の話なんかしてみようと思います。


<マサラシステムは日本が起源?>
 まず、マサラシステム/マサラ上映という呼び方は日本だけの呼び方です。a0308487_23190787.jpgマサラ上映好きな方でそれを知らない方はよもやおられないと思いますが、簡単に説明だけ。
 インドでは、プレミアム上映/初日上映などに特にインド大スターなどを中心に、大騒ぎに騒ぎまくってお祝いする上映があり、それを日本に持ってきた方がおられて(それがラジニjpの方々)その有志の方々が名付けたマサラシステムでの上映が、そのまま日本での呼び名になったわけです。あちらインドでは普通に初日上映(プレミアム上映)として大騒ぎしていますし、映画が大ヒットしていますと楽しいヒット曲があると、初日でなくともその楽曲の時にはスクリーン前で踊ってたりする人がぎょーさんおります(笑) さすがインドww 最近ではインド以外の地域でも、欧州なんかや香港/東南アジアなどのインド映画上映でも、人気スターは大変な盛り上がりで上映されていますし、いつぞやは欧州滞在中だったボリウッドのスターが、欧州で(自分とは違う主役の)ボリスター映画の上映で他の観客と一緒になって壇上上がって踊ってたwお茶目さんもいました(笑)a0308487_23193489.jpg  先日も北の映画でもシャールクの新作の映画でも初日から3日間くらいは上映館での大盛り上がりを見せてまして、そのことはこのブログでも大騒ぎ模様の様子URLを紹介しましたよね(笑)。

 大体には南インドの映画のスターでの盛り上がりがその中心で、その時の盛り上がり様は、ネットでも様々見つけることが出来ます。最近ではSNSなどでこの手の画像が見つけられまして [映画のタイトル]+「reaction (in theatre)」「crazy / craze reaction」「FDFS」(多分First Day Festival's の略だと思います 1st Day 1st Show 初日初回の意味ではないかとお教えいただきました。Mさんありがとうございます ^^)などの用語やハッシュタグで検索すると見つけることが出来ます。ちょっとだけその盛り上がりの映像を集めた動画見つけましたので紹介。
 
 各スター様ごとに集めた映像集いいですね(笑)プラバス君のバーフバリ予告トレーラーでも盛り上がるインド観客ww
 2017年1月早々には、久々のChiranjeeviの10年ぶりの復帰作ということで「Khaidi no 150」の 映像もはいってるのかな?相当に賑やかでしたし、下のは昨年2016年のPawan Kalyanの「Sardaar Gabbar Singh」の時の映像で、紙吹雪の舞い方に笑ってしまいますww  Ram Charanの2016年の12月の「Dharva」でこのリアクションww(≧▽≦)。ついこの間は、タミルだと人気タイトルSuriyaさんの「Singam 3」でも盛り上がってて、もぉ~なんだか羨ましくて羨ましくて(笑) 感情表現が素直に出来て、お祭りになって、ってとても楽しい社会ですよね(笑)


「バーシャ」日本初!だった映画
by AkaneChiba | 2017-02-16 02:45 | 小道具・衣装 | Comments(0)

『Premam』『Bangalore Days』ニュージェネレーション

 さて、このところずっと夢中になってるマラヤラム映画から2本紹介。
 マラヤラム映画と言えば、御大スター様も南インドな太った髭のオジサンが義に篤く正義を見せてくれるような映画を作ってきている印象が私にはありますが、2010年代になってからその様相が大きく違ってきています。タミルは元々映画の製作も長く名作も生み出していますが、テルグはIT関連産業地のハイデラバードの躍進で映像含めてものすごい躍進を遂げてきて、ひじょーーに面白いエンタメな質の高い映画/映像が次々生まれています。タミルはチェンナイ、テルグはハイデラバードと、予算もそういう産業都市を背景にしている分、最近は大スターになると資金がかけれるようになっています。が、他の地域の映画もそれに追いつけと言わんばかりに資金面の辛さはありますが、かなり頑張って「質の高い作品」を生み出す努力をしているんですね。
 その中でもマラヤラム映画は限られた予算の中での映画製作とはいえ、元々教育レベルの高い地域(ケララはインド一識字率が高く就学率も高い)でインテリジェンスが高く、実験的だったり新しいことをしてみようという気質も持っているようで、そういう映画がいろいろ生まれています。お金がないと頭を使う…そしてそこから素晴らしい才能の映画製作者が排出もしています。
 2000年代後半このマラヤラム映画業界では、映画人材の育成を積極的に取り組んできており、ショートフィルムの盛んなインドの製作者が、スターを使って「Kerala Cafe」(2009)というオムニバス映画を作りました。 この辺りの取り組みが、その後のマラヤラム映画の新しい潮流となる「Traffic」(2011)を基点に、「New Generation」といわれる監督・撮影・脚本/ライター・他スタッフ・俳優等を新世代の傑出したクオリティの映画を生み出しているようです。New GenerationとかNew Ageとか呼ぶようです。そのNew Generationの監督は後日紹介しますが、その中から育ったそれを代表する俳優二人の2本紹介します。
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<映画『Bangalore Days』> -2014
★『Bangalore Days』2014 Wikipedia IMDb

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a0308487_04133926.jpgストーリー: 現代っ娘のKunju(=Nazriya Nazim)と型にハマらない自由の持ち主Aju(=Dulquer Salmaan)とちょっと生真面目なKuttan(=Nivin Pauly)と学生時代子供のころからの幼馴染で大親友。3人の友人関係も従来のインド価値観とは違う自由な男女の垣根の無い親友です。Kunjuも年頃となり見合い結婚でShivadas(=Fadhadh Faasil)と結婚しバンガロールに住むことに。夫は出張がちで、KunjuはAjuとKuttanたちと楽しくバンガロールで青春を満喫します。この3人の自由さは、インドの今までの社会規範の型にはまるものではなく、3人の楽しい青春群像は同時進行で進みます。生真面目なKuttanは勇気を出して飛行機のスッチーに声をかけうまくいってるように見えてハートブレイク、Ajuはバイクショップの仕事の傍らレースの日々、バンガロールのDJ:Shara(=Parvaty)に恋をするも、あることで彼女にあまり近づけないでいます。妻であるKunjuはあまり家庭に関心を示さない夫との間がしっくりいきません。そんな3人の抱えるバンガロールの生活がツイストしていき…。
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 マラヤラムのNew Generationを代表する若手世代、Nazriya NazimNivin PaulyDulquer Salmaanによる男女3人の青春群像ストーリー。a0308487_04133920.jpg昨年マラヤラム映画で日本での初の一般上映となった「Charile」(2015 現在も順次上映中)でDulquer Salmaanを知った方もおられると思いますが、マラヤラムのニューシネマを代表する若手俳優が彼です。a0308487_04134065.jpgまた2015年の東京国際映画祭でマニ・ラトナム監督OK Darling」というのがありましたが(原題『O Kadhal Kanmani』タミル語)、こちらでも日本で彼は紹介されていますが、マラヤラムを中心に活躍するNew Ageを代表する俳優です。上記のマニ・ラトナム監督の「OK~」は、あれを見られた方は「マニ・ラトナム監督にしてはお洒落なラブロマンス?」と思った方も少なくなかったようでして、その理由はこれらマラヤラムで起きている映画のムーブメントを知っていると納得できることと思います。名監督がそのマラヤラムのムーブメントの代表俳優であるデュルケール君を使って、そのニューエイジの波をタミルに持ち込みたかった映画?ではないかと容易に推測できます。
a0308487_04133841.png
 この「Bangalore Days」の映画では若手3人の群像劇なので、物語のリードはNazriya女性で始まります。a0308487_04134099.jpgまた、ニューエイジのもう一人Nivin Paulyも後で紹介しますが、そのムーブメントの映画の中心にいる俳優です。映画の話のメインではないですが話の肝にもなるFahadh Faasilも、マラヤラム映画のニュー・ジェネレーション作品の代表する作品に多数出演する俳優で、世代的にはデュルケールやニヴィンより先輩世代で、Prithviraj君と同世代の00年初期から活躍する俳優です。他にも、過去の恋人役で先の「OK Darling」のヒロインをやったNithya Menon、CharileのヒロインのParvathyなども出ています。a0308487_04133984.jpg インド映画のニューシネマ・ムーブメントのお洒落さや新感覚映像で魅せるバンガロールの若者群像の傑作。あちらこちらの海外の映画祭に出されたら間違いなく話題になるだろう逸品です。2014年には南インドの各賞で賞をいただく一本で、マラヤラムの地域で50cr近い興行成績(マラヤラム史上Top10内に入る成績)をあげ、この映画はタミルでもリメイクされています。
  全篇に渡って、映像がとても現代的でおしゃれでナチュラルで、そして自由な南の風を映像から感じます。従来の古くからある南の映画の持つ説明臭い演出のぼったり感とは全く違う鮮やかな映像は、ミニシアターでおしゃれな映像が大好きな人にはたまらないでしょうし、またボリウッドでもそういう映画がありますがそれでもボリ映像は濃い濃縮度のある印象のボリウッドに対して、こちらの南の風は透明感/解放感に溢れた映像を見ることが出来ます。また展開も演出具合もかなり難しい様相で、練られた脚本やストーリーが伺える「ツイスト様相」な作品も多く、とにかく一筋縄ではいかないタイトルも。
 この映画のような良い映像は絶対に日本の映画マニアな人たちは大好きで、口コミでマラヤラム映画のファンが増えること間違いないマラヤラム・ムーブメントとして、a0308487_04133931.jpg日本の映画ファンには、是非に!知っていただきたいタイトルが「Bangalore Days」です。
 ちなみに私のハマりどころは、この監督の力量と音楽とFahadh Faasil(笑)。結局もれなく私の趣味はオッサンですかオッサン。イイ役者には弱いんだよ~(^^;)


<映画『Premam』> -2015
★『Premam』2015 Wikipedia IMDb

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ストーリー:George(=Nivin Pauly)は高校生。学校に気になるかわいい女子が気になるお年頃。a0308487_04150757.jpgどこにでもいる普通の兄ちゃんは、彼女を追いかけカワイイあの子の家の前で歌いだしたくなるウキウキ気分を過ごす毎日。ある日その気になるあの娘に声をかけられ有頂天…かと思いきや、彼女が気になるある男の子との橋渡しを頼まれ、あっさり失恋wで始まるGeorgeの初恋。Gerogeのその後の青春も、そうそうかっこよく何か話があるわけでなく、劣等生な落第生で悪ガキのまま大学に通い…さてさて次の気になる女性が出てきます。学校の女教師に片思いかと思いきや、いい雰囲気でアプローチも進むのです…  
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 こちらも、New Age世代のNivin Pauly主演の、一人の普通の男の「愛=Premam」の青春ドラマ。日本ではインド人コミュニティ向け上映会でこれが上映なされていまして、その時、映画マニアの友人が大絶賛していた一本でもあります。私もマラヤラムの入口はプリトヴィ君からひと世代前のスターからどっぷり漬かりましたが、この「Premam」映画は見た途端「この監督!誰だーーー!(><;)」と画面に向かって絶叫したタイトルです(^^;) ひじょーーに!映像感覚が全く素晴らしい出来栄えで、演出も音楽もすべてを含めてどう表現していいか、文章の下手な稚拙な私では言葉が見つけられません!!_(^^;)。
 a0308487_04150734.jpgまた主演のNivin君、若い高校生レベルの学生姿から、劣等生兄ちゃんから社会人の落ち着いた姿まで通しての見た目も見事に変わっていってますが、年齢不詳な3変化にはちょっと驚きます(笑)。でも映画の肝は彼の風貌の代わりではなく、彼演じる主人公の幾度となくやってくる恋愛模様のお話。Nivin君のキャリアは実は浅く2010年代はいってから、大学を卒業してからのキャリアです。a0308487_04150767.jpg先に紹介したデュルケール君は、彼の出る映画は全て「New Generation」のカテゴリーに含められるそうですが、Nivin君はそうではない従来の映画にも出れる幅の広さのある個性を持っていますので、いろいろ楽しみではあります。際立ってイケメンというのではない普通っぽい個性が映画の画面の中では重要であるので、今後もファンをかなり楽しませてくれると思います。マラヤラムの脚本の難しさを、画面の中でぴったり何気なくハマる個性の俳優として(華やかなスター様作る傾向の強いインド映画とは違う向きの)、マラヤラムだけでなくタミル/テルグを牽引していく一人になると思います。
 ちなみに先に書いたデュルケール君は既にタミルデビューしていますが、ヒンディでもデビューの噂があるそうです。ヒンディ業界もマラヤラムのNew Generationの作風を気に入っていないわけがありません(New Generationは世界で闘えるレベルの作風のクオリティですから)。ただヒンディの観客がマラヤラムの風を理解するかどうかは全く別の話です。海外向けのヒンディの観客層には受け入れられるでしょうが。この乖離が実はインド映画の弱点でもあり、まだ克服にはかなり遠い話なんでしょうねぇ。
a0308487_04150787.jpg この映画、とにかく!映像/演出が際立っていまして、4crの製作費で60crの興行収入、上記と同じく近年のマラヤラム興行のTOP10に入っており、音楽も素晴らしくこれを映画館で見ることが出来た人が羨ましくてしょうがないです…(^^;)

 この2015年のやはりマラヤラムの映画賞では、デュルケール君の「Chalie」が賞もとっていましたがそちらは話が分かりやすさもありましたが、こちら「Premam」もいろいろ賞を獲りまくっています。a0308487_04150620.jpg何しろ映像の紡ぎ方の感覚がかなり斬新で、ストーリーを追うというのよりも映像の演出で作りだす情景や画面の絵面は、私の中では「恋する惑星」のウォン・カーウェイ監督を見て以来の感動を覚えまして。もちろんこの映画は今の時代なので、時代が違うと手法も違うでしょうが、かつインド的であるにもかかわらず現代的でありますが新感覚な美しい映像です。 ショートフィルムなどを支援するマラヤラム映画界のプログラムが、確実に実力のある映画人を育て上げている成果の一人の監督です。
 この一本を、映画マニアあるいは映画好きがとにかく見ないってことは、まずありえないっ!とまで断言させる一本となっていますので、自称でもあなたに映画好きの自負があるなら、絶・対・に・っ・!見るべきタイトルだとお伝えしておきます。(私は残念ながら映画マニアというほどには毎回映画に足を運べない環境に生活が限られてる者ですので、そんなあたしが見た!んですから、映画マニアと自称する人は「見て当然!w」だと思います、はい(^^;))。この映画、2016年にはテルグでリメイクされてます。
a0308487_04150742.jpg

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 こういう映画を一般上映で日本で上映できるくらいの力が、日本の映画会社にあるのなら、まだまだ日本の配給も捨てたものじゃぁ~ないなぁ~と思えるのですが(^^;)。

これを日本で一般上映できる力が欲しい
by AkaneChiba | 2017-02-11 06:14 | 10年代 | Comments(0)

字幕の難しさ

 ソフト面の商品ってのは、その品質をはかるのはとても難しい時代になっています。ゲームだったらあからさまなバグが出るなら商品品質にクレームも出ますし、商品を配信する側がそういうものに対処します。また特定のSNSなどで一定の独特のルールを引いたらそれが、世間一般の常識と外れていたと炎上したりなんてのもそういやありました(笑)。商品そのものが無形材(=有形の形あるものではない財やサービスのこと)である、その商品の品質をはかるクオリティってのはどこで判断できるんだと思います? これが映画だったら、面白い映画、見て満足する映画…ということになりますが、日本に住んでる日本人なら日本語がわかるので日本語映画なら話の中味を理解できるので、商品として提供されてる映画の質が自分で判断がしやすいですが、これが「自分のわからない言語」の国の映画で、その翻訳された言葉がいい加減だったりした場合、素晴らしい作品であっても、製作者が意図するところが伝わらなかったり歪曲していることがあるなら、あなたは消費者としてそれをどう受け止めるでしょう?それともどうせ外国語だからわからなくて当たり前、気づかないなら大きく製作者の意図を外した翻訳の作品でも、その場所で満足出来たらそれでOKとそういうものですか?

 今回は字幕のお話です。

<字幕は、翻訳家の高い技能が必要な専門職のはず…>
 字幕には、かなりの難しさがあります。字幕には文字数制限があるからです。
 吹き替えは複雑な脚本でない限り、単純なセリフだと脚本に近いものでも大丈夫なこともあり、映像の口の動きに合わせる技術で声の役者がすりあわせますが、意味やニュアンスが大きく変わるセリフになるわけではありません。字幕ではそういうわけにはいきません。字数制限の短い言葉で、日本語の能力にも長けて尚且つ、脚本を起こす能力もある程度必要になってきますので、字幕は『映画の内容とニュアンスとを読み取った』上の専門的なもので、単に直訳すればイイというものでは無く、翻訳は訓練された職業の元にある仕事のはずです。

 単に映画の意味を知るだけだったら、インド映画に限らずとも、英語字幕はどこの国の映画でもDVDメディアなどでつけていますので、それを見ることでだいたいのストーリーやニュアンスがわかることも多いですし、世界市場を意識したメディア販売/ネット配信に向けての製作者側は、字幕までは映画製作の既定の路線でシッカリした翻訳技能者や、吹き替えならば吹き替え専門の職を置き、それがビジネスの範疇に入っています。販売網が英語圏だけでなく他欧米言語やアラビア語などの地域など特殊な地域向けの商品だと、もちろんそれらの言語の翻訳メディアが販売されています。海外の映画において日本語は、当初からそういう販売網の範囲に入りにくいこともあって、日本語だけ特別に別に翻訳字幕を日本版で販売しなおしていたりしますよね。ちゃんとした日本の商品なら翻訳も、しっかりした日本語で翻訳がなされて販売網に載りますが、意外に欧米以外の映画の文化圏の言語ではそうとは言い難い商品も時折存在します。だから酷い無茶苦茶な日本語訳にぶち当たった映画を見る位なら、英語字幕をDVDについてるのを見る方が、かなり映画の製作者の趣旨を損なわずに物語を楽しめることも少なくないです。
 最近はYou Tubeなどは、映画の中の音声で聞こえたものを自動翻訳で文字化する機能がついています。欧米言語の流れのものは聞き取りやすいうえに同系列の他言語にも翻訳がしやすい様子ですが、日本語では、あまり精度の高い自動翻訳に出会うことはほとんどありません。(もっと日本人側が英語発信できる相対数増やさないと、これはなかなか進まないと思います。) 日本語字幕は言語の特色からなかなかスムーズに世界の言語との翻訳が進んでいませんし、ろくな翻訳になってないことはネット翻訳などを見ていてもよくわかることと思います。日本語は難関なうえに、字数制限のある翻訳+日本語による脚本作成能力…の難易度は、世界でもかなり高い技能が必要であると思われます。

 ときどき日本で紹介されてない海外映画などを自分たちで翻訳してみるようなSNSコミュニティなんかもありまして、こういうのはおそらくその地域に住んでたことがあるような方や、仕事赴任先や大学などでその方面の語学勉強したことがあるような方なんかが、翻訳してみようとなさってることもあるようです。
 そのように、その方面の言語や文化や習慣を良く知っておられる方でも、英語や欧米の言語のように多くの人が学んでる言語でなら、間違いがあってもすぐに修正されますが、インドに限りませんがレアな言語になってきますと、それを本当にキチンと訳せる方…というのは、専門の大学などで学んだ方ぐらいしかいなかったりするので、その専門性に加えてそれらの言語を知っている方の元の数がさらに少なかったりすれば、必然的に仕事として受けられる方々の範囲が決まってきます。

 インド映画は、あまりにもインドの映画業界が多岐多様で言語ごとの映画業界があって言語が多すぎて特殊すぎるので、この訳者の母体数が日本で多いわけではないのです。専門性の高い言語だと、そういう学術的な機関から紹介を受けた方々が、職業翻訳家としてお仕事をなさってる世界だと思います。(産業翻訳家という仕事で、主に出版や企業関連翻訳などでご活躍されているわけです。)そういう方の仕事の範疇の一つには、映画翻訳というものもある…ということでもあります。特殊技能を持つ専門職というわけですから、本来はきちんとした報酬の元に仕事として依頼するべき分野でもあります。
 ですが、日本は映画産業は料金システムや労働形態が世界のどこのよりも比べ物にならないくらいブラックな産業である事実が大きく、欧米言語でも映画字幕だけでご飯が食べられる方はなかなかいないそうで、映画字幕翻訳家という方は一握りの売れっ子さんだけだといいます。日本は映画産業の上映状況に関しては、ひじょーーにビジネスとしての意識の低い業界である事実は、様々な方々が口々におっしゃってたりしますね。職業としてまだ何とか成り立つのは英語系列欧米系の映画の翻訳なんかの話ですが、まだそれでも観客が多く入る映画でしたら、そこそこしっかり仕事料金はいただけるかもしれませんが、あまり観客数のまだついてない稀少言語の映画の翻訳…となると、お仕事としてしっかり料金をもらえてるのかどうか心配になります。日本の映画産業があまりにも、企業側も製作者も意識が低い為、映像を作る場所でのプロフェッショナルはそれは存在しっかりしているかもしれませんが、観客の届けるための職業をしっかり養成してきていないようで、観客に見えない部分でそれら映画を支える場面でのプロフェッショナルが育っていない旧態前のまま…というのが、今の日本の映画産業の現状なのだと、理解しています。(また諸外国と比べるときに、円ベースで比較するからおかしくなる話で、その国の物価基準に合わせれば話は違います。日本は映画などのエンタメ産業は広告商社や興業屋元締めが金を抜き取りすぎて、末端製作者にお金が落ちてこない仕組みになりすぎです。中抜業者がつぶれない限り日本の映画産業は決して復興することは無いと私は思っています。自分たち産業人の驕りで自分たちで首を絞めておいて、お金が回らないと喚いている、そういう産業構造になっているのを、誰も打破しようとしない産業界だと思っています。)
 キチンとした労働対価にキチンとした料金を支払わないと、キチンとした仕事を私たちは手にすることができなくなります。ちゃんと訓練を受けた方々によるプロの仕事なら、それに見合うプロセスを経たプロジェクト仕事になるはずで、いい加減なプロセスによって為されたプロジェクトでは、とても「悲しい質」のものを社会に商品として出してしまう結果になってしまいます(^^;)。 
 インド言語は稀少性が高すぎるものもあるので翻訳者の数がおそらく限られてくる…ことは容易に想像がつきますし、そういう場合ですとやはり専門の研究職の方等限られた条件の方だけしか出来ないのではないかとその専門性の高さに感謝するばかりですが、果たして日本で映画を送り出す側のブラックやグレーな価値観しかない日本の映画業者が、その意識をもってちゃんとした仕事をしてきているのかどうか?は、時々大きく疑問に思うことがあります(^^;)。

 実際、ここのブログでも何度か、私のようなインド映画初心者でも「その翻訳、ちょっとまてーーー!(^^;)」とツッコミたくなるような翻訳のインド映画が商売として上映されたこともこの数年何回かありましたので、正直、インド映画ディーラー側の難しさの問題だけではなく、日本の側の配給側の「意識」については、業界全体で産業構造を見直していただいて、そういう不幸ないい加減な商売にならないでいてほしいと、切に願うしかないと思ってもいます。
 忘れないで欲しいのは、英語字幕ですら「そんな訳し方するのか?」と英語を聴ける方なら思う翻訳も結構ありまして、そういう翻訳者の力量に疑問を呈する人気タイトルについての騒動なんかもあるように、その翻訳が必ずしも映画製作者が意図する表現を100%表しているものではないことは、皆さんもある程度頭の隅入れて映画を見ていることとは思いますが、映画のストーリーに関わるエッセンスをすっ飛ばすような翻訳では、その翻訳者のプロとしての技量を問われてしまうでしょう。時に、プロトタイプで翻訳した監修も受けないタイトルが、そのまま市場に流れてしまった…ってなモノもないわけではなく、映画の本編に字幕者の名前が掲載されないタイトルとかを見て…「これは、なんか揉めたかグレーなことしたな…(^^;)」と推測できる商品も見ないわけではありません。どのタイトルがそれだとは言いませんがっw

 本当にその映画を愛する方々=消費者 に対して、そんな商品を売りつけているような一部心持ちの悪い業者…に対して、そんな商品を売りつけるなっと言えるか言えないかは、その商品を判断する私たちの側の「商品を見る眼」にもかかっているわけで、映画のようなソフト商品においては、なかなか判断がしにくいむずかしさがあるとは思います。が、私のようなインド映画初心者に突っ込まれてるようでは、とてもとても「プロとして金取っていいとは言えない」のではないかと、心の中で「できるだけここの組織のタイトルは(映画や観客を蔑ろにしてるから)避けよう」と思ったものも正直にあります(^^;)。作品製作者へのリスペクトというのは、それを見てくれる観客へのリスペクトなしでは成り立つものではありません。ままあることとしては、事情の分かってない観光客日本人をだまくらかす外国人…ってのは海外旅行先ではよくある話でそれもいちげんさん故にまだ笑い話にしていられる範疇ではあります。が、一回きりではない長く続けようと思う相互取引のビジネスでは、信頼関係を築くのは大変に難しい話で、少なくとも取引相手に最低限度の「リスペクト」尊重する姿勢が無ければ、長い付き合いは出来ることにはなりません。品質を保とうとする姿勢を見せずにその敬意を払えないディストリビューターを誰もが信用する気になれないのは当然のことと思います。「この程度の質でも、この程度の観客なら、売れるから大丈夫だろう」なんて馬鹿にされ方された商品では、消費者としてはお金を払いたくないからですけどね。(メーカー勤めしてた人ならこの辺の意識とてもよくわかるよね(笑)。日本製品が品質が素晴らしいのが何故だかわかりますわw) 商品への愛があるから、商品を自信をもって市場に出せるのですから、この精神無くしては社会の需要と供給はバランスが保たれなくなります(^^;)

 ちゃんとしたプロジェクトにおいて、ちゃんとした報酬が払われてた品質のあるちゃんとしたプロの商品…を映画としても見たいと思うのは、ビジネスでお金を払う以上当たり前のことだと思っています(単なる自主上映会ではないのですから)。またちゃんと報酬が支払われる仕事でなら、プロの仕事は見事なものですからね(^^;) そういうところは日本人几帳面なので、質のいい商品を目に手にすることが日本では可能なので、是非ともそうして欲しい、間に入っている「会社/企業の姿勢」によろしくお願いしたいものなのですが、実際はどうなってるのでしょうかねぇ…(^^;)。

 また、どうも近年、この翻訳や監修(ディレクション?スーパーバイザー?)と言われる存在の「日本の質」が低下してるそうで、映画好きの年間400本から映画を見る友人はそのことを大変憂いて嘆いておられました。昔は一本の映画に丁寧に時間をかけることが出来たそうなのですが、最近は年間に入ってくる映画の本数や言語の範囲が広がったこともあり、一本のタイトルにしっかり時間がかけれなくなっている・・という状況もあるようで(それならそれでしっかり仕事が増えて雇用を生み出してるのだから、本来は活性化するはず。ビジネスとして製作費・人材にお金をかければいいのに、それが出来ない業界?!ってことなのですかね?)、人材の拡充と質の維持が出来ないというのは、産業界全体の意識の取り組みがなされていないからです。産業界全体がどうすべきか…という意識にならない限り、日本の映画業界には、海外映画だろうが邦画だろうが、未来はないと私は思います。


変な翻訳?
by AkaneChiba | 2017-02-01 16:23 | Intermission | Comments(0)

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