遅まきながら2013.2月にインド映画に恋をしてしまいました。


by Akane

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12月、1月、インド映画情報+マサラ

12月1月のインド映画情報を少し。

<Bajirao Mastani  12月26日 川口>
a0308487_150884.jpg 先日もお伝えした今年トリを務めるBollywood話題作
Bajirao Mastani」が12月26日川口スキップシティで、もう一度見れます(英語字幕)。

▼詳細申し込みは→ここから
 
 私は年末にどう逆立ちしても関東に行くことはできません・・・orz
是非!ぜひ!インド映画を愛してやまない方には、こんな機会はそうそうないので、逃さずにバンサーリ監督が操る映像美と芸術と美女の豪華絢爛を、その目で確かめてきてください(^^)/ (おそらくインド映画の一つのエポックになる映画でもありますよ。それをリアルタイムで見れる幸運を持ってる方々は、是非とも機会を逃さないでください。) 次いでといってはなんですが是非 Ranveer Singhの魅力も存分に知っていただきたく思います。


<IFFJアンコール+マサラ上映情報>
 先日もお伝えしましたが、キネカ大森で現在でIFFJ2015アンコール上映が行われます。 その一環でマサラ上映があります。
★IFFJアンコール上映
a0308487_1525540.jpg「銃弾の饗宴・ラームとリーラ」12/27(日)・1/3(日)・1/6(水)
「バン・バン!」・・・12/29(火)・1/8(金)
「ピクー」・・・12/28(月)・1/5(火)
「ファニーを探して」・・・12/30(水)・1/4(月)
「ヨイショ!君と走る日」・・・1/2(土)・1/7(木)

マサラシステム上映回
(1)12月26日(日)19:00~ 「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム
(2)1月8日(金)19:00~  「バン・バン!
http://www.ttcg.jp/cineka_omori/topics/detail/42699

よかったら、ご参考に(^^)/
「恋する輪廻 ~オーム・シャンティ・オーム~」マサラマニュアル一覧
「バンバン!」(Bang Bang!) マサラマニュアル


<ネットでインド映画無料放送>
 インド映画の放送がGyaoで上映中
えー、インド映画をまだ殆ど観てない方にも、何が面白いの?といわず観ていただけますよう、BSの放送や、ネットの無料放送が出ていますので、是非是非!!インド映画の魅力を知っていただきとうございます。

★Gyao 無料放送 
恋する輪廻 ~オーム・シャンティ・オーム~

観賞時:独断と偏見な注意事項(笑)
a0308487_1553533.jpg1. 絶対大画面にすること。部屋は暗くして映画館のような雰囲気を作ること
2. 絶対にステレオ音響ではなく、フルシアターサウンドで5chくらいできくこと、もしそれができないなら、ヘッドフォン装着で、ボリューム大き目で見ること!

 この二つが可能だったり、自分が多少にでも音楽センスがある人間だという自負があるなら、絶対にこの映画はハマります。映像が大好きという人で細部を見る目や知識があると、さらに面白い!ひじょーに超娯楽にもあるいはインテリジェンスにも溢れた逸品なので(さすが昔英国支配の地だっただけのことはある、シニカルさはインドも半端なく溢れてます)、いろんな面から楽しめるエンタテイメントな映画になっています。私はこの映画を知ったお陰で、このブログを始めたくらいですから・・・その衝撃たるや・・・(^_^;)


<TV地上波BSでインド映画放送>
 BS放送でも年末に放送をしてくれるようです。BSジャパンです。

きっと、うまくいく】 (原題: 3idiots2015.12.31 [木] 深夜0時45分
 放送予定詳細→http://www.bs-j.co.jp/cinema/d151231.html

a0308487_1565651.jpg 新規吹き替え版とあります。出来るだけ、アーミル達の生の声を聞きながら、字幕で見ていただけると嬉しいです。ごめんね、私は年寄りと子供以外は、絶対に本人の声の抑揚を聞いて演技を見る・・・って言葉のわからない映画でもとても大事だと思ってるので、できるだけ!本人の声で字幕で映画を見てほしいと思っています。 ましてや、この映画はミュージカルでもあるので。(まぁインド映画は、本人ではなく専門のプレイバックシンガーが歌ってるけどね・笑)興行収入でも2013年に久々に日本でも大ヒットした一本でもあります。


命ある限り(原題:Jab Tak Hai Jaan2016.1.1 [金] 深夜1時25分
 放送予定詳細→http://www.bs-j.co.jp/cinema/d160101.html

a0308487_1575976.jpg これは大人の映画です。色っぽい意味での大人の映画ではありません。ラブロマンスの王道っていうことだけを追いかけたら、映画の画面全体に流れる美しい景色の意味を見失ってしまいます。またシャールク映画をずっと見てきた人にも、いろんなものが集約されてまして、大人の男の魅力や、ダンスの相当踊れるカリーナの美女っぷりを理解する目がある人には、是非にも「映画の基礎って何だろう?」と知ってもらいたいと思います。黒沢監督をリスペクトしている理由も、この映画の製作時期や、カメラの手法等を知ると理解できると思いますよ。


タイガー 伝説のスパイ(原題:Ek Tha Tiger) 2016.1.2 [土] 朝5時
 放送予定詳細→http://www.bs-j.co.jp/cinema/d160102.html

a0308487_1593949.jpg これは、超娯楽エンタメアクション映画です。日本では、昨年日本で公開された「ダバング~大胆不敵」でサルマン・カーンの良さを理解してくださる方が増えたと思うのですが、実はそのダバング~大胆不敵の成功があってその後のこの「タイガー 伝説のスパイ」の成功につながっている一本なのですよ(日本では公開順序が、製作年数通りにはいきませんで、逆になってしまいましたが)。あまり興行成績は日本では「ボリウッド4」(2013)の宣伝がなかなか行きとどかず、インド映画への理解が日本ではこれらの公開の後から追いついてきたので、いまひとつ伸びませんでしたが、決して見て損は無いので、楽しんでいただきたい一本です。

  @@サルマンの首に巻いてるスカーフ、白で欲しくてネット探したがなwww 年末年始インド映画でみなさん楽しんでくださいね(^^)/
by AkaneChiba | 2015-12-23 02:08 | インド映画全般 | Comments(0)

Intermission ミュージカルシーン

 インド映画はミュージカルシーンが多く、ミュージカルに慣れていない日本人は、そのことにひじょーーに過敏になって「インド映画は突然踊る」とどちらかというとネガティブにそれをとらえがちです。
----インド映画「Khal Nayak」(1993)から「Choli Ke Peeche Kya Hai」---

 ですが、もう一度言います、ミュージカルに慣れていない日本人というだけで、ミュージカルファンは世界中にいますし、歌舞音曲/歌舞音「玉」は世界の文化の全てにおいての源です。(「玉」=「宝」という意味もあります) 自国文化をわざと排除して育ててこなかった日本の教育文化の在り方の問題が今の日本の深刻な文化音痴パレードを生み出しているのは事実で、それが自国の文化を守るというごく当たり前のどこの国でも持っている自然な意識の形成にも寄与をなかなかしてこなかった日本の戦後の教育(受験テクニックの進学他)は、ひじょーーに残念で残念でしょうがありません。それでも地方伝統文化をしっかり守ってる取組みがなされているところだけで細々と日本の文化が維持されてるのがかろうじて救いなのですが・・・。それでも、教育なんて関係ない若い感性で育ったサブカルは繋がっていってるので、なんとかバランスを保って今につながっているとは思いますが、やはりそこを広告会社のごり押しでくだらないタレントを輩出してきた日本の通俗文化普及のさせ方や、芸術感性を排除してきた「人間の規格化」の弊害は非常に大きく感じています。芸術才能は無い人材にも、自国の文化を誇りに思う教育が少しでもなされてきていれば、それをむやみに無知で踏みつぶすこともない社会を形成できてきたと思うのです。そのミュージカル(=歌舞音曲)に慣れていない歪んだ教育を受けてきた日本社会が、ミュージカル映画を見て言うのですね「突然踊りだす」と(苦笑)。そんなことないんですよ、日本の大衆は祭り文化ですから突然歌って踊りだすのは日本もそうなんですよ、そしてそれは世界中どこでもいっしょ! 突然踊りだすという人は残念ながら芸術感性がない方かもしれませんが、それは自分自身に「自分は音楽やダンスを楽しむという素養はない」とそう宣言しているにも等しいことをどうか知ってもらって、音楽やダンスを自分が演奏できなくとも踊れなくても「楽しむ」ということは別次元のことで誰にでも出来ることなので、そういうものをまったくの拒否などしないでそのまま楽しんでもらえたらと、私は思わないではいられません。

----ハリウッド映画「Hello Dolly!」(1969) Trailer---

インド映画はずっと踊り続けている
by AkaneChiba | 2015-12-22 23:45 | Intermission | Comments(0)

Intermission リメイクはインド映画沼

インド映画の形のいろいろをIntermissionとしてお届けしています。 
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 映画を見るだけでも、相当に人生の時間の無駄遣いの状況に陥るインド映画だというのに、一本みたら、それが別の言語でリメイクされたり、自分の観たのがリメイクだったりすると、「オリジナルはどうだったんだろう?」なんて少しでも思ったら・・・・もぉ!沼にハマって抜けられないとかどころじゃなく、アリ地獄のごとくもがけばもがくほど、全身を獲られて吸い込まれていってしまいます・・・。a0308487_23191125.jpg久しぶりにそのインド沼に足を突っ込んでしまいました・・・orz

  えー、ここで簡単に説明しますと、インドは20種類ぐらいの言語があることはご存知ですよね?その地域ごとに地域言語で映画を作って、ご当地スターがいて・・・ということは、インド映画の基本です。その中でもヒンディ映画はBollywood作品と呼ばれて、インド国内だけでなく世界の市場にもとてもよく出されています。インド国内でこれらが上映される時、各地の言語に「吹き替え」がなされて上映されます。 映画の内容によっては、もちろん南の地域の映画も、たまに北では北の言語で吹き替えされて上映がなされますが、どこでもご当地映画中心+ヒンディ映画のご当地吹き替え版 みたいな興行のされ方をしているようです。

 また、映画がどこかのご当地でヒットしますと、別言語の別のご当地スターでリメイクがなされ、それがあちこちでまわりまわって、資金もスターも製作内容もスッキリ整えてヒンディ映画が最後に作られる・・・ってのもありまして。資金やスタッフは地方映画だととても製作段階で大変なので、技術など少々しんどい作品もすくなくないですが、それらがリメイク/リメイドされていって最後に資金のあるところでマッシュアップされて、それが面白ければ場合によっては世界市場に出ていく・・・ってのが、インド映画のひじょーーに面白い特徴にもなってます。 映画を見る側の観客たちは、地方に拘るので(長い歴史や社会形成の澱があるので他国人にはなかなか理解できない)地元ってぃ愛が溢れて時にはそれが対立の問題にもなったりするのですが、映画業界の方々は「才能を認め合う交流が盛ん」だそうで、数言語を使い分け扱うことでその地位を確立している俳優さんの話などは、今年の3月にこちらの講演などで、お話を聞かせていただきました。

 もちろん、誰もが数言語扱えるわけではないので、吹き替えも盛んです。私の大好きなSone Soodさんは、ヒンディ映画ではそのまましっかりセリフをしゃべってるのですが、テルグでの出演も多く、そっちになるとしゃべってるのになぜか吹き替えが優先されてしまっています・・・(/_;), ぐっすし。
 今年話題になったBaahubali はテルグ映画なのですが、DVD/BDメディアはヒンディ版しか今のところなく、個人的には是非テルグ版でほしいのですが。他にもVikramさんの「I」がひじょーーに面白くてタミル版フルバージョンでほしいのですが、こちらは生憎吹き替えショート版のテルグしかなく・・・。タミル、テルグではメディアをつくっても売れない?ので、ネット配信だけメインで、メディア入手が困難になっているといいます。
 
 まぁそんなこんなで、新しい話題の作品でもいろいろインド事情は山が高いので、ネット環境は必携なのですが、これが使えたらつかえたで、とんでもないインド映画の沼や、アリ地獄に引き込まれる入口もぱっくり開いてて、知らずに迷い込んで・・・・しまった・・・・・・もう疲れたよ、パトラッシュ・・・orz と抜け出せない地獄を見ることも多々ww。 そんな一例をあげてみます。

若い兄ちゃんの映画を一本観ただけのつもりが・・・
by AkaneChiba | 2015-12-16 23:55 | Intermission | Comments(0)

2015年インドの〆「Bajirao Mastani」VS「Dilwale」

 もうすぐあと3日で、インド本国ではスターの話題作が2本興行されるとあって、そのプロモでにぎわっておりますね。ランヴィール・シンの「Bajirao Mastani」と、シャールク・カーンの 「Dilwale」が2015年のトリを務める話題作です。
a0308487_17512689.jpg
もちろん!私はどっちの男大好物!ですっ!! \(≧▽≦)/ ・・・・ゲフゲフ・・・・あ、い、いえ・・・・ちゃー、はしたない・・・・(*/. \) /// つい、楽しみのあまり本音がww
  
 ちょっと、その二つの映画について書いてみましょうか

 実は、二つのタイトルとも、ものすごーーく気になってますが、敢えてここではそれを煽ってはいません。
 理由→ 煽りすぎると「中途半端なアホな企業が、余計なことをして、日本で生まれるかもしれない興行権をむちゃくちゃにして、結局潰すかもしれない・・・」と最近思っているからです。どうか大手さま、東京国際のようなところで、この「Bajirao Mastani」あたりは是非是非!買っていただきますよう、心の底からお願いいたします。お願いいたします、お願いいたします・・・<(_ _;)> サルマンのBajrangi Bhaijaan は確かに興行成績もあげおもしろいですが少々「大人のあざとさ/わざとらしさ」が見えるので大阪/福岡の映画祭の範疇でお願い。一番の買いは「Bajirao Mastani」と「Baahubali」でしょう。

 実は「Bajirao Mastani」は、封切りから二日後、12月20日!日本で観れるのです。在外インド人の為のコミュニティにおける一日限りの上映がありまして、もちろん英語字幕ですがそれでも関東川口スキップシティで、インドで封切りから二日後に観れるとあっては、インド映画ファンが駆けつけないわけはありません。ただ、あくまでもそこは元々「日本人の方は、そこにお邪魔させていただいている場所」ですから、彼らの楽しみを私たちが奪ってしまうことの無いよう配慮して映画鑑賞申し込みをなさって見てください。(仕事がなけりゃ無理してでも私も飛んでいきたくてしょうがありません ><;) 興味がありますなら、まだ間に合います、こちら申し込みフォームから問い合わせてみてください。

 ▼Bajirao Mastani トレーラー
 が、上はあくまでも「在外インド人の為の上映」ですので!日本での興行については是非とも!!大手に!!!この映画の配給権をゲットしていただきとぉ~ございます。
 よろしくお願いします。是非ともお願いします。
だからお願いします。とにかくお願いします。
どーしてもお願いします。
お願い三回周ってもっとお願いします。
何ならお遍路さんで回るくらいお願いします。お願いだってばっ!だってお願いです~~m(><)m(錯乱ちゅー、相当錯乱ちゅ~~)。

 何よりも、インドの歴史大作で、さらにインドの映画界が誇りを持ってる、しかもインドの巨匠監督の作品でありますゆえ、また今をときめくインドのトップスター、ディピカの一番の旬であり、ランヴィールというゆるぎないスターになりたい彼のや新作であり、IFFJで上映された「Ram-Leela」ですらも、初めてランヴィール・シンを見たにわかインド映画ファンの女性ですらも、その目を「ガッツリ!釘付け」にしてしまい、売れるに決まってる彼のフェロモンにめろめろに骨抜きになってか、うちのサイトでもそれ関連のアクセスはひじょーにレスポンスが多いという事実を、どうやって伝えようかと、誰に伝えようかと、悩みながらのブログ書き。 そういう情報なら何ぼでもあげますから、どーかどーか!学校の先生とかの難しい人がどーのこーのとかそういうことは脇の置いて!女性が欲しがるエンタテイメントで、ちゃんと観客が入るっていうレベルのものをまっすぐに評価できる配給会社、大手様!に!この映画は買っていただきとうございます、ございます・・・(>人<)懇願
 バンサーリ監督の映画ですから、中途半端では困ります。そんなことしたら、インドの映画業界の人のプライドを傷つけてしまいます。 日本の市場は彼らのビジネス範疇からすればとてもとても小さいですが、それは理解が進んでいないからで、大手がしっかりその彼らの誇りを理解して、信頼関係を構築していけば必ず実を結ぶと私は信じております。ですので、是非!大手の配給会社様にはがんばっていただきたいです、はい。、


「Bajirao Mastani」vs「Dilwale」比較
 ちょっとその二つの映画を比較してみましょうか。
項目   Dilware   Bajirao Mastani
スター性ワールドワイドスター
男ワールドスター目指し中
女性二人はワールド規模
監督大衆エンタメタイプ巨匠実績タイプ
ストーリー現代ラブロマンス歴史大作ラブロマンス
アクションカーアクション戦闘騎馬アクション
配役ベテランカップル+
若手男女売出し中
とにかく美女豪華
資金Budget明かさず
₹130 croreの記事
見つけました
₹150 crore
(US$22 million)
₹120 crore 説有
映像ナショジオレベル美術芸術舞台レベル
プロモ2組ベテラン+若手で分担
世界各国飛びまわる
主人公一人
アイデア勝負
ネット影響力余裕の世界規模
フォロワー数桁違い
百獣王に挑んでる若虎
音楽現代ものPritam他
感性は若い
監督が音楽も担当
パフォーマンス若手しか
ダンスが踊れない
配役3人とも頂点体力
パフォーマンスベスト
難点ベテランの過去の栄光に
頼るマーケティング
女優陣が他の映画の
撮影と宣伝で忙しい
楽しさ面白さこの監督ストーリー構成は
シンプルで軽い
ストーリーは王道
巨匠の重量感
リピート性頭使わない難しいので何度も見る
備考インド南洪水寄付言及
WebSite宣伝資金十分
アニメ・ゲーム有
宣伝資金より
映画そのものにつぎ込む
封切後追記出だしはシャールク
堂々のスタート60cr
47crと良いスタート
伸びしろがでそう
追記その290年代インド映画を
見ている人はどっかん笑い
見てない人には笑えない
女性美女二人を挟む
大ロマンス映画
話は王道
追記その3
2016.1.7記
海外好調180cr超
国内が144cr
19dayで1cr割る足踏み
海外90cr超だが
国内170cr弱。
19dayで2.3cr有

 ちなみに、シャールクは、過去にこの対決する「Bajirao Mastani」監督と映画を撮っております、あの「Devdas」ですね。むちゃくちゃ金かけてインドの威信すらかかってただろう一本です。当時のレートで、この映画は資金もセットも何もかも桁違いでした・・
 ランチン+ディピカはこのバンサーリ監督で2本目。一本前の「Goliyon Ki Raasleela Ram-Leela」は、この監督、プロデューサーから監督、ライター、エディター、音楽監督と、マルチにこなしてこの二人を後押ししています。今回は、プロデューサー、監督、音楽監督と巨匠ならではの入れ込み方。(この監督は踊れる役者と美女は好きみたいですね。)
 タレントから見ると、ディーピカーやランヴィールが、シャールク・キングに挑んでるようなプロモにも見えなくもありませんが、また世間もそういうものの見方でゴシップ誌が賑わうでしょうが、巨匠Bansali監督の監督の力量は、Rohit Shetty監督は大衆すぎるので、同じ土壌で闘うものではないと考えているでしょう。
 むしろ、スター・シャールクが嘗ての監督に13年経って勝負を挑んでるようにも思えなくもありません。興行成績は最初のスタートダッシュは間違いなく、Dilwaleの方が行くでしょうが、長く愛される見ごたえはBajirao Mastaniの方に軍配は上がるかもしれません。

 追記2015.12.16-宣伝こみの煽り記事(笑)を見つけたので紹介。Sanjay Leela Bansali=SLB Shah Rukh Khan=SRK と表記します。なんでもこの、SLB vs SRK の対決は、2007年の Saawariya vs Om Shanti Om 以来なのだそうで。

 次は映画の紹介。↓

映画2本の大騒ぎ
by AkaneChiba | 2015-12-15 22:04 | インド映画スター | Comments(0)

毎年12月は本国インドお祭り騒ぎ・・のはずが・・・

 毎年インドはディワリ(インドの正月)前後は映画もそれに向けてお祝映画や大スター作品や超大作が封切られるので、インドは今、ネット周りがとても盛り上がっています。
 今年の12月の映画は、シャールク映画と、巨匠監督映画が同日封切りということで、プロモ合戦も兼ねて「どちらが興行成績あげるかっ!」と大賑わいのネット周り。また毎年、この彼らの正月明けてからの時期は賞レースも絡むインド映画のプロモ合戦で大忙し・・というのが常だ。(今年はサルマンのあのBajrangi Bhaijaan映画あたりが出来レースなんじゃないかと、作品賞にバンサーリ監督とかね)
a0308487_16565744.jpg 特にシャールクとカジョルのタッグでの映画と、今トップ女優のディーピカ・パドゥコーンと上り調子のランヴィール・シンによる巨匠バンサーリ監督の歴史大作の、二つが同日封切は、相当前から話題になって映画ファンの眼をずっと釘づけにしてきている。 シャールク+カジョルの鉄板の組み合わせは、ワールドワイドクラスで興行収入が見込めるし、それと同日封切りに挑むのは今一番脂ののってる若手がその美しさやパフォーマンスが頂点になるくらいのところで、巨匠監督による歴史大作で今後の彼らのステータスがさらにグレードアップするというその位置にある映画だ。
 従来の大スター映画に、巨匠監督の今一番旬の若手俳優たちが挑むわけで、このあたりの興行レースもおそらく、3日でいくら~とネットのエンターテイメント誌をにぎわすことになるだろう。また映画の宣伝のプロモ合戦も過熱を極めており、なかなかに興味深いインドのエンタメ周りとなっている。

a0308487_2411522.jpg 楽しい盛り上がりプロモ合戦なネットは毎年のことだが、少し前まで大賑わいでプロモ合戦とファンのリツイとでカオスな楽しい状態が続いていたのだが、12月入ったころにきて少し妙な方向にインドのネット周りのニュースが動いていった。11月の長期に続く長雨で100年に一度の歴史的雨量で、チェンナイ、タミルナドゥ地域の大洪水が、11月下旬から12月初めにかけて深刻な事態を引き起こしている。私は、インド周りは「映画関連を中心に情報フィルター」とかけていますので、そこが中心の話になります。
 チェンナイはインド東側の大都市で工業地域でもあり、海外の企業も多く誘致されてる主要地でもあります。自動車産業の地でもあるので、日本の会社もここにありますね。ツイッターでは、水没で動けなくなった助けを求める人がネットなどで電話番号などがに出回ったりもし、空港の冠水で飛行機発着はできずに完全麻痺、そうなってようやっと日本でもニュースになってました。被災範囲が河川~湖沿い、そして海岸線と、水の行き場が無くて水の引く気配がなく、SNS経由で流れてきた画像の中にはa0308487_247028.jpgどこかの病院が水没したようで、高価なCTだかMRIスキャンだかの医療機器が水浸しになっている画像を見たときは、「こんなときだからこそ、役に足つ数千万~億の機械が・・・おじゃん・・・orz」という事態は衝撃的だった。もぉ10日以上?そのような情報がずっと流れており、その後も雨でようやっと水が3日前くらいに落ち着いてきたところのようで、日常の日々の生活に戻ろうとしていますが被害の大きさはその水害の後の写真で見ると、言葉を失います。
 またチェンナイは南の映画の地でもあり、多くの人口の支える劇場や古くらからの伝統文化などインドの南の商業文化の要衝地でもあります。インドは映画は各地域言語で上映されますので、大都市チェンナイで上映される映画のスターはこの地の観客たちに映画を見てもらっている南の地域の一番大きな地域とも言える場所でもありましょう。
 この水害の模様はツイッターやFacebookのTLやニュースから画像が流れてきて、PrayForChennaiというタグやアイコン、各界有名人の(おもに北)被災お見舞いのコメントなどが流れていたのですが、その中で映画人であるタミル/テルグの俳優SiddharthのSOSのツイッター俳優さんの情報が流れてきた辺りからどうもネットの中の様子が変わってきました。
Stand by Chennai: Help Actor Siddharth, RJ Balaji help those affected by Chennai rains
 軍や警察の出動や、首相の動向はもちろんのことニュース界隈で流れていましたが、またそれまでの北側の映画人たちの通り一辺倒なコメントも従来通りに流れていましたが、それとは一線を画した「映画人の被災者本人」のコメントだったので、また撮影に支障が生じたり、インドの歴史ある新聞社が水害の為初の休刊になったり、由緒ある文化劇場が水没したりと、入ってくる情報の質が一段と深刻に変わってきました。州政府機能がマヒしているなんて話もKamal HaasanFacebookを通じてコメント声明を出し(その手段でしかコメントが出来ない状態だったようだ。) インド中がインド南部の洪水に視線を向ける事態となっていました。なのでそういう劇場的な楽しみのようなものは自粛すべきではないか?というようなムードも生まれ始め。。。。
 特にモディ首相はタミルの洪水を飛行機から視察した・・・写真が彼の政党広報から写真が出されたのですが、窓の外の様子がよくわからないのはよくないと考えたのかその政党が稚拙なフォトショ合成をしてしまい、さすがにこれには国民もプチっときたみたいで、窓の外に盛大なクソコラ(クソコラとは「クソみたいな技術的にも内容的にもくだらないコラージュ写真」のこと。通常はその対象に皮肉や批判を向けたり、楽しんだりするときに使う)がなされモディ首相やその政党への批判がなされることに(不謹慎にもこのクソコラには画面の前で爆笑してしまいました、すいません ^^;)。それだけ水害が深刻だということなのですが、政党の広報も何を思ったのでしょう?国民の怒りのスイッチを入れてしまいかけたようです(^^;)。
 普段、こういうニュースはエンタメなところとはあまりかぶらないのですが、まぁ地域の洪水とかの話が聞こえてきた後に、しばらくして有名映画スターが通り一辺倒の優等生なコメントをだして、多少寄付の話が聞こえて来たりして、そのまま終息していく・・・・のですが、ちょっと今回は様子が違いました。
 
 ヒンディ映画は南地域でも上映されます。チェンナイのような大都市の大水害で州機能もマヒ、映画どころでは無い人も多く、ツイッターでは助けを求めるコメントの中に、時期も悪い12月の映画のプロモがバンバンネットに混ざる時期、タイムラインに水害と映画プロモ情報がカオスになってる様は、何とも言い難い状態が数日続きました。その中でもお金周りの話で、初日どれだけ売り上げをあげるのかというのも煽ってたプロモもあったものですから、それを見ていた映画どころでは無い人には癇に障ったのでしょう。とうとう「初日Dilwale見に行くくらいなら、そのチケット代を水害地域にDonateしろよ」というようなコラ画像まで出始め・・・・コラージュ画像が流れたくらいと時期を同じくして、シャールクのRedChilli社が、この映画のFirstDayの売り上げから寄付をするというコメントがだされ、それらは多くの人にリツイやフォローがなされました。絶妙のタイミングだったのか、Chennnai Expressの映画を撮ったシャーがこの件についてのコメントを出すのが少々私には遅かったように見えていたもので、海外とかにプロモにも行ってたので忙しいシャールクなので動きが遅くなったのしょうがないのかもしれませんが。そしてそのコメントが出るころに、それまで過熱気味だった映画宣伝の煽りがすっっと2日ほど自粛ムードするような事態のようにも見えたのです(そしてSNSからTVメディア側に宣伝がシフトしましたが)。
 
 というのも時系列で言うとそれら世界的大スターのコメントよりも数日前に、その水害のTLのなかでも人気のリツイになってたコメントもありました。タミルのスターの中でもDhanushのツイッターは ChennaiFloodsの検索をすると映画スターということで、影響力が大きかったと見えて常にトップのところに表示されていました(12月2日辺りくらいから)。彼はその地域に支援救援を出来る範囲で出したようです。タミルといえばラジニ様ですが彼は映画の撮影で現在アメリカ滞在中でもあり、Donationの話だけでなく、いつもの自分の誕生日にお祝をするのを派手にすることのないようそれをDonateしてほしいと新聞に(こちらは8日過ぎくらい)。どちらかというとスターさまによくある支援の仕方をコメント発表していたのでネットでニュースでも追えます。他の有名スターたちも同じようなコメントや支援の話が聞こえてきます。そういう有名どころは表のニュースでは流れるのですが、インドのメディアでしか追わない範疇の「若手の映画人」この洪水での支援は、少々違いました。直接行動・・・に関しては、そのインド周りのファン関連や映画方面メディアやTwitterのようなSNSでしか情報が見えてきません。実はこちらの情報の方が、映画人の直接行動の様子の方が、私にはずっとずっとネット上で目に留まって追いかけるほどに気になった情報となっていたのです。有名スターの通り一辺倒のコメントより、あるいは自分の映画のプロモで忙しくコメントの遅れで批判がなされ始めたと同じくらいにそれを打ち消すかのような寄付の話(モディの炎上の件があったから、ビジネス側がリスク回避したようにも見えなくもない)と意地悪な見方すれば勘ぐってしまうような行動よりも、率先してこれらの直接行動に動いた若手の彼ら、Siddharth@Actor_Siddharth君にはじまりDhanush:‏@dhanushkrajaRana Daggubati@RanaDaggubatiNavdeep@pnavdeep26他、彼らの行動は、私の眼には生の生きた情報として「何かせねばという衝動」に突き動かされている尊い行動に見えたのです。単に金だけばらまく寄付などとは大きく一線を画すものでした。
 実際大スターは彼ら自身が身を動かすようなことですらも、人が集まって大きな影響が起きてしまうので、出来ることといえば、寄付とお見舞いのコメントくらいしか出来ないのも事実ですので小回りは利かないでしょうが。大スターはそれゆえに情報の発信力は世界的にありますから世界の誰もがそれをリツイしたりチェックしたりするでしょう、インド国内の人は当然上の若手の映画人のツイートをチェックしていたでしょう、入口はどこからでもイイですので、情報の切り口として大スターだけでなく、そういう「インド内部の人たちが目を向けるところの情報の切り口」にも、どうか視点を移していただけたらと、そう願います。
 117の時も311の時もそれを目の当たりにした人には「衝動」のその気持ちはわかると思います。私も自分に出来る小さな範囲の何か行動をほぼ3日くらいは不眠不休でやってた覚えがあります。あれはいいようのない「衝動」であり、それに突き動かされたあれを私は一生忘れることはできないでしょう。上の若い映画人の彼らもまた、そのような気持ちで動いたのかもしれません。もし興味があれば、彼らのツイッターのナマ情報も11月下旬からもしよかったら追ってみてください
 ちなみに、Dhanushはラジニさまの娘婿です。もちろん夫と一緒に彼女も行動しておりましたし、ラジニさまは自分の娘も(私の代わりに?)行動してくれてる・・・というニュアンスにとれるコメントをだしていましたね。 そういや日本のもちろんラジニ様通のT氏も多くのタミル情報をだしてくださってましたよ。そちらの方で日本の方はご存じの方も多いかも知れませんね。
 もちろん冠水は終息したとはいえ、そのあとの惨状はとんでもない状況なので、人々の支援はそんじゃそこらで終わることは無いでしょう。上の俳優たちも、通常の自分たちの仕事も待っていますので、そう長い間は行動も出来ないでしょう。この後は何よりも、伝染病の心配もあります。

 インド各地はまたいつもの12月の映画宣伝合戦に戻っていくでしょうが、それは他の地域全体のことであって、第3の都市のチェンナイでのそのネット周りの動向は、違った空気と一緒にカオスなTLがほぼ流れ続けることになると思います。水害に遭われた方々の皆様のご無事とその後の一刻も早い回復と平常な日々を祈って、ここにそれらのことを書きとめておこうと思います。
a0308487_4594384.jpg

   @@ランヴィールはコチラでこのようにコメントしております。非常に丁寧に言葉を選んでレポーターたちの質問に答えていましたね。


   ・・・この記事書くのに5日くらいかかってしまった・・・orz
by AkaneChiba | 2015-12-12 17:13 | インド映画スター | Comments(0)

イベント上映- 塚口サンサン12/12 -キネカ大森 12/26、1/8

 世間はクリスマスシーズン一色。映画館もそれらのお祝いムードなイベントを企画してくれてる所がいっぱいです。マサラ上映っぽい、大騒ぎ企画を関西と関東で、ご紹介。

<塚口サンサン劇場 ナイトクラブ化イベント?>
12月12日(土) 『マジック・マイクXXL <One Dollar Bills上映>』
http://ameblo.jp/t-sunsun/entry-12101251020.html

 こちらはインド映画ではありませんが、マサラ上映のようなイベント上映ということで、紹介させていただきます。あの「マジック・マイク」のイケメンにーちゃんたちが、その肉体美をさらけ出して画面の中から世の女性たちを喜ばせた映画の続編!その映画に、なんぼ嬌声あげてもOK~~よ! 裸の男に、いくらでもお札を巻き散らかして騒いでくださって結構です~~!!っていうなんてすいたらしいイベント・・・・・_(*^m ^*)キャーー!♪
 これって、美男子大好き女性や、BL萌え女性は食いつくでしょうけど・・・男性・・・行くのかな?(そこ気になる・笑)。多分そっち界隈のカミングアウト系殿方や元・殿方には、きっと楽しいイベントになると思いますし、中にはおれの方が、あるいはあたしの方が美しいわと脱ぎだしかける殿方・・・なんかもでてこないかしら(笑)と、ちょっと期待・・なんてはしたないこと期待しません、しませんってばっ(笑) 大人の女性の為の(笑)イベントかもしれませぬ、しれませぬwww 

 っていうかぁ~~、暇がないっ!師走なんですよし・わ・すっ!師走になんてことさせんですか!俺ら、女どもの鼻血と、体力削いで、萌え殺す気ですかっ!!塚口サンサンさん!!・・・・たぶん・・・私は行けません・・・・・・・(/_ ;), 仕事終わりません・・・Death!。どうぞ、みなさん、私の分も、イケメン男性の、裸にお金の紙吹雪や、黄色い声援、そして鼻血まで、どうぞ巻き散らかしてきてくださいませっ!!

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<キネカ大森 IFFJ特集上映+マサラ上映>
IFFJ2015アンコール上映 ・・・今年の2015のIFFJで作品を逃した方は、キネカ大森で評判の作品をやってくれるそうです。

「銃弾の饗宴・ラームとリーラ」・・・ 12/27(日)・1/3(日)・1/6(水)
「バン・バン!」・・・12/29(火)・1/8(金)
「ピクー」・・・12/28(月)・1/5(火)
「ファニーを探して」・・・12/30(水)・1/4(月)
「ヨイショ!君と走る日」・・・1/2(土)・1/7(木)

 ・ラームとリーラは、巨匠監督の一本ですしこの監督とカップリングでこの冬の歴史大作「Bajirao Mastani」もインドの話題持ちきりですね。バンサーリ監督の美術感覚なんかを知るのにも良い一本です。映画の世界など目指すような方には、是非!バンサーリ監督の作品は、過去の作品も含めて是非!ご覧になられて見てください。
 ・バンバン!はとにかく、痛快娯楽エンタテイメント。オリジナルのトムクルーズよりおもしろいですよ。こっちの方が美男美女ですし。リティックの超かっこよさに女性ファンの悲鳴続出?w
 ・ピクー はアミターブや、イルファンなどのベテランに囲まれた尾籠なセリフ映画。とてもよい映画に仕上がっています。ただ、IFFJ2015では映像画質が悪かったと聞いてますがその後修正されましたでしょうかね?
 ・ファニーを探しては、IFFJではヒンディ版?だったそうですが、元は英語バージョンで最初っから作っています。とてもブラックでシニカルなコメディですから、猫好きは発狂しそうですが(笑)、私はこういうシニカルな映画が大好きですww ずらりと周囲に並んだ名優たちの芝居もしっかり楽しめますよ。音楽もイケてますね。
 ・ヨイショ~以外はスター勢ぞろい映画ですが、ヨイショは懐かしのスターの名曲が流れるインド映画らし~いハートフルラブストーリー

マサラシステム上映回
(1)12月26日(日)19:00~ 「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム
(2)1月8日(金)19:00~  「バン・バン!
http://www.ttcg.jp/cineka_omori/topics/detail/42699

私が関東に行けるなら、OSOもそうですが、バンバンは、リティックが脱ぐところで「キャーーーーーーー!」と黄色い声援を出したくなりますね(笑) 

 ちょっと現在忙しいので間にあってませんが、バンバンは、ダンスマニュアル作成中なので、もし間に合ったらまた、ここに情報その後置いておきますね(^^)v
a0308487_16152431.jpg

 @@年末年始、大騒ぎなパーティー感を感じたい方は、是非!上のようなイベント上映に行かれてみてはいかがでしょうか(^^)/
by AkaneChiba | 2015-12-06 16:16 | マサラ上映 | Comments(0)

キモオタ君!「Arjun Kapoor」

 ひとつ前の記事の余談として少しばかし目をゴシゴシさせてしまったアルジュンについて掘ってみましょう。
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a0308487_2342719.jpgArjun kapoor ・・・1985年6月26日生まれ(2015で30歳)、Mumbai, Maharashtra。俳優歴は2012~と27歳で遅めのデビュー。2003~アシスタントディレクターとして「Kal Ho Naa Ho」撮影に参加しています。両親は映画プロデューサーBoney Kapoor と、Mona Shourie Kapoor の第一子(長男・長女の二人)。Boneyの兄弟Anil Kapoor、Sanjay Kapoorは叔父。その娘のSonam Kapoorとはいとこにあたる。Boney と Monaの結婚は1996年に破局。Boneyは96年に日本でも公開された「マダム・イン・ニューヨーク」(English Vinglish)のSrideviと結婚(二子娘出産)。SrideviはArjunの義母。a0308487_155755.jpg(2014年にシュリデヴィ来てたときに彼も日本に来てた話がどっかにあったが、娘二人はきてたけど彼は来てないはず・・というか2014年は彼は忙しくてそれどころではなかったのではないのでは?)
 元々彼は製作畑を歩くつもりでいたようで、俳優になる気はなかった様子。それもそのはず、以前も紹介しましたが、若すぎる頃の彼って右の写真にあるように140Kgも体重があったので(隣はカトリーヌですね、ちょっと若いころ)、相当でかい様子。使用前使用後のような写真を見ると驚くほかないのですが、製作側から俳優へとその華麗なる転身は驚き。サルマンに俳優になるべきだと言われた時、アルジュン本人も「Are you serious?」と答えたそうで(笑)、その後、俳優を目指したとされていますが、やはり、このキモオタ君→イケメン筋肉スターの変身ぶりには驚かされます。

男になった??劇的ビフォア・アフター!w
by AkaneChiba | 2015-12-05 16:42 | 10年代 | Comments(0)

映画 『2States』 (ツーステータス)-2014

えー、こっそりISHAQZAADE」の評をアップしまして、ネタバレも含まれてるのでツイッターには流しませんでしたが、ちょっと主役のアルジュンがキモオタキモオタといわれ過ぎて可哀そうなので(言ってるのはワタシですがww)、彼の評価を正しく受けてるだろう名作・良作を一本、紹介しておきます。

 a0308487_18164256.jpg2STATES』 (-2014) 2014年に紹介されて、初めは若い二人の作品なのであまり最初からヒットしたという作品になったわけではない(4/18封切)のですが、口コミから評判が評判を呼んでロングラン上映となり、とうとう!100カロールクラブの仲間入りしたという、大スターでもないにもかかわらず、スマッシュヒットとなった2014年の良作なタイトルの一本です。これはインドの現代の小説か何かが原作らしいのです。(追記:「3idiots」(きっと、うまくいく)のストーリーを書いたのはこの方です)
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ストーリー:パンジャビな中流家庭に育った大学生のKrish(アルジュン・カプール)は、同じ大学のちょっと変わった勝気なタミル出身のAnanya(アーリア・バット)と出会い、勉強を教え合う友人から、最愛の恋人同士となります。彼は卒業前に彼女にプロポーズ。二人は北と南、宗教も、家庭も違うことを乗り越えて結婚しようと思っていますが、どちらの家庭も一筋縄では陥落しません(笑) Ananyaの家庭は芸術的なちょっと変わった一家、最初Krishは彼女の家庭に許しをもらうところからあれこれと努力します。またKrishの母は歯に衣着せぬ性格で、父(ロニート・ロイ)はメンタルに問題を抱えて退役した元軍人で横暴で酒に浸る父でもありこの父と息子はなかなか雪解けができない間柄でもあります。どちらの家庭もかたくなで頑固で二人の交際を素直に受け止めれないのです。若い二人は、なんとか認めさせるために、説得にいったり、両親を引き合わせたりするのですが・・・
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https://www.youtube.com/watch?v=CGyAaR2aWcA

インドの結婚の難しさ
by AkaneChiba | 2015-12-05 16:41 | 10年代 | Comments(0)

映画『Ishaqzaade』 (イシャクザーデ:愛の申し子)-2012

  やっぱりインド映画、ラブロマンスはうまいっw(^^;)w 優しくする男性との間にしか恋愛が成り立たないようなラブロマンスしか知らない日本の恋愛ドラマ音痴には、どうしてそこで恋愛が成立するのか理解が出来ない人も少なくないようだ。そういう機微を描かせたら、インド映画は本当に巧いと感心する。2012年のYRF製作の新人2人の映画『ISHAQZAADE』。これはなかなかハードなロマンスのドラマだ。言葉は、愛(=ISHAQ)の子供たち?~の人?的意味合いの造語らしい。現代版ロミオとジュリエットなラブロマンスだ。
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a0308487_12205796.jpg ストーリーゾヤ(ムスリム)とパルマ(ヒンドゥ)は対立する地方議員のライバル一家の子供。一族の対立に例外なく染まって、子供のころから喧嘩をし続けてきた互いの立場だ。
 ヒンドゥの地方議員の家にいる、父を亡くして不遇な扱いを祖父の一族から受けていると感じている父の愛に餓えたパルマ。そのコンプレックスの裏返しが 祖父の政治活動の手助けになるように認められること(父性の代理を祖父に求めている)だが、乱暴者の彼のすることは裏目にしかでない。母は息子の素行不良に心痛めて息子を叱り飛ばす真っ当な母。母には全く頭の上がらないパルマ。
 対立する候補のムスリム議員の家の娘ゾーヤは男ばかりの一家に生まれたお嬢様、ちやほやされてわがまま一杯に育ったので男勝りに父の選挙活動を手伝うが、そろそろ娘に政略結婚だが相手を見つくろうくらいになるも、パーティーの場に乱入してきたパルマの粗暴に、相手の男は彼女を守るくらいの気概のある男では無い、私を守れない男はいらないと、男勝りに兄と共に車を運転してパルマたちを追い掛ける。争いは不発に終わり、家に帰り親に女の行動ではないと咎められるが彼女は「父のように政治家になりたい」という。が、男兄弟家族から笑われ本気にされない。どちら二人も一族では半人前で自分の身の置き所のの無い心地悪さを感じている。
 対立する両家で暴力沙汰も日常茶飯事だが、選挙活動の手前、暴力行為を控えることを手打ちするも、ヒンドゥ議員一族が少々不利な様子。ゾーヤとパルマは同じ大学で、ゾヤの学内での選挙活動をパルマがゾヤの父を侮辱する妨害したことで、ゾーヤは怒って平手打ちをパルマに浴びせるが、それに怒ったパルマがゾヤを銃で脅しても一向に怯まない様子にパルマは関心を寄せる。パルマは一計を案じるが、それが大きく二人の運命を動かしていく・・・。

------------//

 話はラブロマンスですが、主人公たちは、ヒンドゥの男と、ムスリムの女の恋愛の話です。このところインドではモディ氏が首相になったことで、ヒンディ至上主義が鎌首を社会にもたげてきていることもあって、ところどころ不穏な話が聞こえてきています。(モディ氏は昔ヒンディの過激派にいてたとされており、それらの氏指揮によるテロがあった社会でもありますので・・・。このところ3カーンたちがひじょーに気にかけてムスリムの話をしているのは、世界情勢をめぐる変化と、これらモディ政権下の方向を警戒しているからでもあります。)。インドにとっては双方の対立の根は古くからある社会問題の鉄板なネタともいえます。そしてそれは現在進行形でもあり、インドの映画界はそこを映像化することはひじょーに多いことは知っておいてもらえると、この映画も理解がしやすいことと思います。

 このあとは、思いっきり!あらすじに触れます(笑)。でないと解説出来ないので、興味があれば、日本じゃ到底上映があり得ないでしょうから、正規インド版販売品による日本語訳付きのDVDゲットしてから、ご覧になってください(もちろん英語字幕メディアでも楽しめます)。日本での上映を期待して待つよりインド版正規BD/DVDメディアゲットした方が辛い思いせずに映画がしっかり楽しめますよ。
a0308487_12202416.jpg
 
 さて、ロマンス・セオリーが苦手な日本人には、どーしてあんなクズ男なのに、最後愛に発展してるのか理解できない・・・と混乱する人もいたようだ(^^;)
 前半のINTERVAL時点でのパルマのやり様はまさしく「キング・オブ・クズww」(この映画を見た人からいただいた称号w)なのだが(笑)、この映画を丁寧にみていくと真っ先に恋に落ちているのは誰だ?といえば、実はまぎれもなくパルマの方が先に恋に落ちているのである。意外にそれを見落としてる人も多いご様子。パルマは母にだけは頭が上がらない、母以外は女にはひっぱたかれたことのないだろうパルマが、初めて受けた洗礼がゾーヤの平手なわけだ。家に帰って銃に怯まない勝気な彼女のその時のことを一人思い出しながら彼は食事をしている。同じ席で議論する家族の言葉など耳に入らないほどにパルマはゾヤのことばかり頭で一杯でパルマはその感情が何かも自分自身で気づいていない、この時点で彼はリベンジを考えておらず「あの女、面白い」というくらいにしか彼の頭の中では言語化されていない新鮮な感情が存在するだけなのだ。
 そのぼぉ~っとして今日あった出来事を頭の中で反芻しているだけだったが、心ここにあらずなパルマに、祖父から大学での落ちこぼれを叱責され、彼は祖父に大学での票をなんとかするように命令される。日ごろの家族の中で自分が認められないことを不満に感じている彼は、自分の感情の答えに方向性をつける。彼女に受けた平手の屈辱を選挙に絡んで彼女を出し抜く方へシフトさせたのは、その祖父の大学票を取りまとめるよう叱責されたのがきっかけで、いわばその自分の祖父へのコンプレックスを彼女へ八つ当たりするという責任転嫁でもある(基本的にパルマは甘えん坊体質なキャラ設定だねw)。また彼の普段の行動は、力や暴力でねじ伏せる形で粗暴な行動でしか自分の感情のはけ口やコミュニケがとれない生き方をしてきた「彼流のコミュニケーション術」という、はなはだ周辺からすればハタ迷惑なw行動をするしつけのできていない「粗暴者」。
 銃の脅しにも屈しないゾーヤの気丈さに対し、屈折しているパルマは力でねじ伏せる屈辱的な方法を思いつくことになる。彼はそうでもして「彼女とまだ何らか関わりあおうとしている」と彼の奥底にあるモチベーションに彼自身も気が付いていない。

a0308487_12201525.jpg その偽りの求愛行動も壁ドンで(笑)偉そうに少々偉気高に昨日のことを謝罪するという、悪気ない屈託のない顔であんたに惚れたという。怪訝な顔をしてにわかに信じられないゾーヤだが、トイレでゾヤに羽交い絞めにしたところで、耳元で「こんなところを人に見られたら誤解されて困るのはあんたもだろう」とささやくが、この急接近で単に言葉をいうだけなら、あんな不必要に耳をアップさせることは無い。ゾーヤも彼の「力、たくましさ」と、「耳」のそばで聞く男の声に、微かに性の違いを意識させることになる。嫌な思いをしながらも「男の声」を耳元でささやかれ、今までに感じたことのない性差の何かを感じたゾーヤ。耳のアップのシーンに「ほんのりのリビドー」を漂わせた映像で見せた手腕はなかなかなものだ。(これ理解できた人いる?) だからその後、そのときのおそらく「ゾクっ」っとでもした違和感がゾーヤには何か分からず、その違和感を払拭すべく家で『ヘッドフォン』で音楽を聴く・・・というシチュエーションになっているわけだ。彼女はその違和感の正体がなんなのか自分でも理解できずに気持ち悪さ?あるいは心地よさ?に家でヘッドフォンをして、そのことを打ち消し?or反芻して?耳への違和感の上書で忘れようとしているのか、その耳で囁かれたことを思い出しているのかよくわからない混乱状態にある。
 間もなく彼は自分の愛の証明にゾヤの家に忍び込み(双方の暴力沙汰手打ち協定を知ってるので殺されることは無いことを知っている双方ではあるが、ゾヤは女性らしい暴力沙汰を好まない甘さから、パルマはそれを逆手にとって上手にこれを利用している男性的勝負師的行動。こう書くとさらに彼のクズ度が増すがw)、殴られ追い出される。ゾヤはパルマの本心を少し認め傷薬を持って彼の傷の手当てをこっそりする。

  ここで二人は、同じレベルで同じような環境に育ち、かたやわがまま放題のお譲さまだが気丈でも女性ゆえに政治に参加できないことを歯がゆく思っている、かたや一族の力になれない成績も悪い鼻つまみ者の甘えたな男、どちらもその一族の中に身を置き溶け込んでいるようで、自分の身の置き場の無い違和感を感じている「同じレベルに同じようなところにいる二人」であることを、前半ののっけから示している。a0308487_12193133.jpg子供のころから喧嘩でしか通じ合えないコミュニケーションでもあり、そして同じところに位置している二人なのだ。反目しあうということは、それはそれでいつでも相手のことが頭の中にあることを指すわけで、年頃の男女がその存在を言いも悪いも意識しだしたらそれは恋の領域だ。昨日まで一族の代理で憎み合ってた年頃の男女が、一転して恋人同士になるのもそうは時間はかからない。自分の感情を破壊行為でしか消化できない未熟なパルマは、ゾヤを自分に夢中にさせることに普請し自分に夢中になって行くのを見るのは自尊心も満たされるしいい気になってうぬぼれて彼女を自分に夢中にさせるのは楽しくなかったわけがない。彼女はお嬢様だからちょっと悪な男にはコロッっとなるし、家同士が宿敵というシチュエーションにも酔っている。シャワーを浴びて自分の頭にピストル型の指を当てて狂ってるのか?と見せるシーンは、恋に恋する自分に酔っている若い女を表しているシーンだ。二人ともこの時点で「大人」になりきれていない半人前同士の恋愛ごっこ。どちらも浮かれまくったバカップル状態の二人。軽く結婚も、軽く駆け落ち相談も、軽く宗教を捨てるとも相談する(ヒンドゥや他は改宗できても、イスラムは一度それを選ぶと改宗できない宗教なので女は男に改宗するよう迫る)。彼女が男女の一線を越えるには、どうしても結婚という通過儀礼なしには越えられないが、超えたいと思うほどに彼と愛を確かめ合いたい。ムスリムに改宗するという彼の虚言を信じ、まんまとここでパルマの姦計にハメられ、ヒンドゥ式の結婚式をさせられ、身をささげた彼女はその直後、男の裏切りに直面し絶望の淵にたたき落とされる。男の復讐は見事に成功しハメられた女は、愛した男の裏切りに泣き崩れるしかない。
 彼の歪んだ愛は、欲しい対象を征服/破壊することで達成され、好きな子をいじめて喜ぶ子供の延長上があのINTERVALのシーンだ。心が未熟な二人の不幸なことはお互いが既に体だけは成熟した男女だったからで、男女であったゆえ愛の勝負に彼女は負けたと思い、男は女を心と性を征服することで勝ったと勘違いした。
a0308487_12202778.jpg

 選挙はこの謀によって、大学票を取り込むことに成功したパルマの功績で一族は選挙に勝ち祖父からも認められる。 一方ゾーヤの一族は娘のスキャンダルで選挙に負け、彼女はその悔しさのあまり思い余って銃を片手にパルマの家に忍び込む。ムスリムのゾーヤ人生そのものをパルマに踏みにじられたのだから、パルマを殺すほど憎んでの行動にでる。彼女はあえなくパルマの母に見つかって、パルマの母は選挙に勝って認めてもらってうかれまくっている馬鹿息子のパルマを部屋に引きずって事の次第を問い詰める。
 結婚すらゲームで出来てしまうパルマだが、たとえ冗談でも儀式を終えたらそれは絶対的に夫婦である価値観の国である。ましてや、ムスリムの女性を騙してベッドを共にしたのだから、自分の息子の仕打ちの愚かさに怒り狂う母。このパルマの母はまともな母で、事の次第を息子の口から聴き、「(ムスリムの)彼女の人生を台無しにして、いい思いをしただと!」と烈火のごとく怒り狂って母は息子をどつき回す。
 母は息子に彼女の人生を償う責任があるとパルマに言い聞かせる、渋々承知するわけでもなく、母に逆らえるわけでもなく、しかし母が彼女を匿う。ゾヤの望みはパルマの死でしかこの侮辱は購えないと考えるが、彼の死はすなわち即パルマ一族に反撃されてゾヤに死がもたらされ両家泥沼の一族の争いになる未来しかない。パルマの母はゾヤを嫁として受け入れることで、全力で彼女を守る義母の立場に立つことを即座に決断する(このお母ちゃんはまともだ!!)
 愛の闘いは命のやりとりでは無い、男は力でねじ伏せる闘いを闘いとするが、女の闘いは力では無い闘い方があるのではないかと彼女を諭す「殺すほどの憎しみ(=愛の裏返しでもある)があるなら、彼の野獣のような振る舞いを、あなたの愛で人間らしさに更生させれてはじめて勝利ではないのか」と、諭す。
 ほどなく彼女の一族は、ゾヤの結婚相手がパルマであることを僧侶から聞き出し、彼女の存在は一族の恥であり、葬り去ることでしかなり立たなくなる(イスラムは改宗できない)ので、娘の恥は名誉殺人で購うしかなく彼の父は娘の死を望む。一族に捨てられたことを知った彼女は義母の胸ですがるように泣くことしかできなかった。彼女もまたあの一族での行き場を失くした存在になったのだ。つかの間、義母が彼女を庇うも見つかり、祖父と揉めた末、パルマは自分の浅はかな行動の起こした結果の結末と現実を、真正面から叩きつけられる結果となるのだ。自分が何をしたのかをようやっと気づくのだが、気づいた時には全てが遅すぎ、失うものがあまりにも大きかった。
 祖父への反抗心の正体も、この一族に自分が認められようとした動機もその結果も、この失ったものの大きさをきっかけに自分が取るべき道にようやっと目覚め、自分の居場所はこの一族の中に有るのではないことに気づく。その贖罪から、両方の一族から命を狙われるゾーヤを守る守護神になることを自ら選択する。とにかく彼女を匿い自分の一族を捨てる決心をして彼女の元に向かう。逃げる彼女を敵から追い払い、自分のせいで失ったものの愚かさを嘆き、彼女の人生を台無しにした自分を責め、大学で告白と称して偉気高に高圧的に偽の謝罪していたのとは、まった正反対のくはじめて彼女に自分の頭を垂れ、心からの謝罪を彼女に告げ泣き崩れるのだ。
 双方とも行き場をなくして、双方とも自分の愛をなくして佇むことしかできなくなった二人となった。ここで二人は「愛をなくして愛を渇望する二人」となるのだ。 性と恋、男女の愛と肉親の愛、子供のハートと大人の体、ヒンディとムスリム、元々の肉親と新しい肉親、周辺環境も対立する一族の争いの中で、母の死で全部この二人は垣根を超える、越えざるを得なくなる。失くした愛を、或いは初めから実は手にしてない愛?を埋めるのは、お互い同じところにいる同じような二人だったのかもしれない・・。
 インド規範の式を上げたからには無理矢理でも夫婦で妻を守る義務がある・・・から恋するわけではなく、パルマは自分の中にある未熟さの正体に気づいたら自分の気持ちに素直になれただけで、謝ることのない高慢な男が女に心から惚れたら、ひれ伏すしかなくなったわけで、女は貞操をささげるほどに惚れたので(裏切られたので女の方が感情的には拗れているのだが)、この二人は、どの一族からの縛りも何もかも!離れたところで、ようやっと本当に恋人同士になれたのだ。
 残念ながら本編に収録されていないデリートシーンがあるのだがそのシーンがあると、パルマのハートの推移の補完ができるのだが、そのシーンがないと唐突にパルマが事件への呵責からゾヤに媚だしてるように見えるのが残念だ(笑) なので是非!DVDBDをゲットしてそのデリートシーンを確認してほしいというか、メディア抜きでは理解できないかもしれない。 この後は時間薬の二人だが、元々二人は恋に落ちているわけでそれが一族の縛りから解放され雪解けて行く。
 その日々で、ゾヤはパルマの愛を得ることに成功する。が、イードだからと自宅へパルマを連れていく。パルマの母のいっていた「女の闘い方による勝利」を、本来ならパルマの母に認めてもらいたかったのだろうがそれは叶わない、その女の側の勝利を誰かに知ってもらう誇示する代理行為として、自分の両親に彼を会わせたいと考えたのだ。自分の両親に結婚を認めてもらいたい祝福を受けたいというインド的規範から逃れられないのもあるが、そこには同時に彼女も「親に捨てられた自分」に抗う、それを認めたくない「肉親への愛の渇望」がゾヤの中にあるのだ。  
 このまままっすぐ逃げれれば良かったのだが、破滅願望があったのは女のゾヤの方。男の欠損愛は対象を破壊衝動という行動にでるが、女の欠損する愛は自分の身の破滅願望に帰結する。愛を欲した二人の最後の愛の拠り所はお互いの中にしかない形で純粋に昇華される結末となる。
  「Ishaqzaade」を愛の人とか愛の子と訳すのだが、英訳では「The Love-rebels」と訳されている。直訳すると『愛の反逆者たち/愛に抗う人たち』という意味。現実では愛が得られないでいるからこそ愛を渇望している二人の境遇が切ない。

 解説というより映画のネタバレに近くなってるけれど、この映画のタイトルが頭にあってその通り二人の愛を映画の筋で追っていくと、あんなクズ男についてく女がわからんとか、一度結婚したからと二人が連れ立って行くのが理解できないとか、インド的規範のところで???マークが並ぶ人もいるようだが、インド的規範はそこを物語で表しているわけではなく、ムスリムは改宗できないゆえに行き場をなくしたゾヤの立場とか、パルマが軽率すぎるので母のとらざるを得ない行動や、名誉殺人になるゾヤの親族の立場にインド規範を見れば、無理矢理二人は愛の中にあるわけではなく、お互い近親者の愛に欠乏した二人の道はああなるしか他にないストーリーになっているのです。そうそう、インドの男のマザコンっぷりもインド規範やな(笑) 
 ストーリーはちゃんと愛の中にある二人を丁寧に追っている現代版ロミオとジュリエットな佳作の一本になってるのです。

 とてもよく頭で考えられているストーリーの行間を感じる映画で、デビューしたての主人公二人にピッタシの作品になっていました。是非!メディアを手にとって観賞されることを私は強くお勧めします。

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余談:名作でも日本の配給は手を出すか?
by AkaneChiba | 2015-12-04 03:27 | 10年代 | Comments(0)

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