遅まきながら2013.2月にインド映画に恋をしてしまいました。


by Akane

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4/17 インド映画同好会 例会 関東があるようです

先日、ツイッターみてましたら、こんなツイート発見しました。研究上映会の話です。

インド映画同好会
非営利団体インド映画同好会4月の例会 in 東京 ●4月17日(日)研究補助作品:シェークスピア3部作 ①オムカラーOmkara②神に選ばれし者ーMaqbool ③獅子ーHaider プロによる字幕 ●研究報告:カシミールと法 ゲストをお迎えする予定 ●10時~19時 ムーブ町屋
https://twitter.com/indoeigadokokai/status/711195967882592256
 
 これは、インド映画ファンなら、がっつりチェックな作品群ですね!
 そうなのです。もちろんインド映画でもこういうシェークスピアもの」をインド流にリメイクする試みは行われています。シェークスピアは、なんというかストーリーの原点みたいなものでもありますし、英国の影響を色濃く受けたインドが、それを題材にしないという手はあり得ません。私は上記の作品のうち2本は拝見させていただいています。こういう研究会での上映会ですと、社会事情などのわからない点も論議できますので勉強になります。
 また、題材はシェークスピアであっても、インドの社会事情の反映もされてる3作品なので、この3作品に焦点を当てた監督 Vishal Bhardwajwikipedia)が、何に拘って作品を生み出しているのかを、知ることもできます。インドが抱える大きな社会事情抜きにはこの3作品は語れないので、多分今回の上映会ではその方面の専門家をゲストにお呼びして上映されると思います。
 また、こういう映画を見る人は、シェークスピア作品を大体何本か知った上で見てるものですので、それを頭に入れて監督たちは作品を作って来ているというのも有ります。作る側の力量も古典に挑むわけですし、見る側にもそういう知性教養も試されるのは、なんと知的な好奇心の贅沢さか(本当の贅沢とは、命の時間を無駄に過ごすことと、もうひとつ対極は、知的好奇心を満たす状況や空間を手にすることと私は思っておりますww)。インドの社会事情で真っ先に頭に浮かぶのは「カシミール事情」、これは鉄板ネタ。それらを頭に少しインプットした上で見に行くのも、素晴らしい機会のようにワタクシなぞは思います。(ってか、関東なかなかいけねぇ~~~orz)
 関東の方には是非!この機会を逃さず、Bollywoodが切取るインド社会とシェークスピアへの投影を楽しんで見てください。この3本は絶対!損にはならない重厚で濃厚な一日となると思います。
 それと、この監督は「音楽監督も兼任」する監督です。インド映画のとても重要なファクターである音楽に造詣が深い監督・・・という才能が他にもゴロゴロいるインド・・・って、こればかりは大したもんだと感服致しますです、はい(^^;) 歌詞を書くのでそうなるのでしょうね。

 あああ!どれも古いのでトレーラーが見つけるの大変!(><、)
  注)役者名の後の小文字は、日本で紹介された映画です。DVD等中心。あんまりな作品しか紹介されてない方は、映画祭で紹介された映画も含めてます

Omakara  -2006  (オセロー より)
https://en.wikipedia.org/wiki/Omkara_%282006_film%29
https://www.youtube.com/watch?v=DCM46Ytt2yw

a0308487_1527899.jpg Ajay Devgn(映画祭「ターバン魂」、ミモラ~心のままに レッド・マウンテンSaif Ali Khanインド・オブ・ザ・デッド エージェント・ヴィノッドたとえ明日が来なくても Vivek Oberoiクリッシュ プリンス Kareena Kapoor Khanエージェント・ヴィノッドきっと、うまくいくラ・ワンスタローンinハリウッド・トラブル 他)と、スター勢ぞろい。それぞれの役者が一番トップレベルのパフォーマンスで芝居が円熟しだした頃を使っていますので、そこもおいしく眺めてほしいと思います。あまり日本では人気のそれほどないカリーナ・カプールですが、このシリアス映画のカリーナは必見だと思います。サイフも素晴らしいし、アジャイさんもいいし、ヴィヴェクも中二病じゃないし(笑)、全員がシリアスに挑んでるので必見でもあり、インド映画の歴史のエポックになっている一本でもありますので、どうかお見逃しなく。
 今気づきましたが、日本で一番紹介されてるインド女優ってもしかしなくても、カリーナ・カプール?メディアスルー含めてですが、アイシュワリヤやジュヒー、カジョル等は販売メディア数が日本では少なく、映画祭などで紹介されてる映画で換算すると、古くはマドゥリや新しくはプリヤンカや、カトリーナ・カイフの出演タイトルは多く紹介されていますが、日本でのメディア販売ものとなると、カリーナ・カプールということになるみたいですね。その割には、いまいちファンが日本では少ないですね、彼女は(笑)

 
Maqbool  -2003 (マクベスより)
https://en.wikipedia.org/wiki/Maqbool

ドイツ版トレーラーです。

a0308487_15273985.jpg Irrfan Khanめぐり逢わせのお弁当ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日ジュラシック・ワールド他)TabuPankaj Kapur映画祭「ファニーを探して」ガンジー、他)Om Puriダバング 大胆不敵、ガンジー他、多数)Naseeruddin Shahモンスーン・ウェディング、クリッシュ、リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い他、多数) こちらは、インド映画ファンでなくても国際派スターががっつり!!名作にふさわしいレベルの大ベテラン俳優がずらりと並ぶラインナップ。パンカジはシャーヒドの父ちゃんです。こっちは並んでる俳優の顔ぶれだけでも、相当に重厚感が凄すぎます(笑)。この監督はTabuを使うのがお好きなようで、2016年最新作のFitoorでも、Aditya Roy Kapur主演で、ヒロインKatrina Kaifでしたが、キーパーソンにTabuお使いになっておられますね。カシミールといえば退廃の象徴の女性としてTabuを使うっていうのはもしかしてインド的な定番なのかもしれません。



Haider  -2014 (ハムレットより)
https://en.wikipedia.org/wiki/Haider_%28film%29

https://www.youtube.com/watch?v=xakmvJ0WPa4
a0308487_15295592.jpg こちらは当節若手でも、リティックの後を追う実力派 Shahid Kapoor(映画祭「ロミオ..ラージ・クマール」他) の彼がその実力と家柄とにふさわしい作品をさせていただいた一本。父はパンカジ、先のMaqboolでこの監督でやっていますね。芸術家一家Pankaj Kapurを父に持つShahidのご家庭(義母はRam-Leelaのあの恐いボス母のあの方です。実母はNeelima Azeem)。彼自身もチャラい映画も出てますが、本人はこういう「売れないだろうけど地味な玄人向け作品」がやりたくてしょうがないタイプと理解しています。実際、キャラクターも相当に内面が小難しい様子ですので、人気のほどはミーハーファンが付きにくい傾向にあります。実力あるし甘いルックスなのにね(笑)。この作品は彼の実力他も含めてその地位を確固たる足固めにした一本でもあります。2014は彼の賞の年でもありました。
 もちろんこの監督といえば、Tabu・・・ということでハムレットの禁忌(タブー)な母役で。Kay Kay Menon、そしてIrrfan Khan・・・と脇もがっつり実力派。ヒロインはShraddha Kapoor
 この映画は、日本のバイヤーが買ってミニシアターで興行してもおかしくない作品なんですが、眼の無い日本の配給会社には、この作品は届かなかった様子ですね。ちなみに、先の2作品はインド音楽っぽいのがメインになっていますが、このHaiderの音楽は珍しくハード・ロック系です。インドが切取ると禁忌はどう表現されるかも、ひじょーーに見ものです。ラストシーンの画は圧巻。


 3作品とも、このVishal Bhardwaj 監督の世界を堪能できる、重厚感あふれる作品となっていますし、古典解釈ですのでDVDなどで英語字幕でこれを見るのは言葉の壁やその難しさから辛い方には、この機会に日本語字幕で見れるのは二度とない機会と思いますので、是非!足を運んでインド版シェークスピアの世界を堪能していただきたいと思います(^^)/
a0308487_18331023.jpg

  @@この監督の関わった映画は、昨年は、Drishyam で音楽、Talvarで、ストーリー脚本、音楽、プロデューサーで関わっております。Talvar(Irrfan主演)は、昨年2015年作品としてやはり様々な賞にノミネート/受賞している一本となっています。
by AkaneChiba | 2016-04-02 18:38 | Bollywood | Comments(0)

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