遅まきながら2013.2月にインド映画に恋をしてしまいました。


by Akane

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Intermission 100カロールクラブ その1

インド映画には、この近年ですが、100カロール(ルピー)という興行収入を挙げた映画に対して、100crore Club(=100カロール クラブ)と称して、そのビジネスの成功を祝う評価があります。

 背景にはもちろん彼らの映画産業の販路拡大と、2000年代のインド経済成長の支えによる貨幣価値の高くなったことなどもあり、90年代の古臭いタイプの映画から00年代に向けて映画のクオリティを上げる努力をして、しっかりいいものをつくりビジネスをしてきたことによって、上のような基準が出てきたようです。

 ちなみに、100カロールのカロールとはインドの数の単位です。1カロール・ルピー=1000万・ルピー。100カロール・ルピー=10億ルピー ということですか。

 1ルピー =1.78513399円 (2016.02.01現在) ですから、100カロールだと、大体17~8億円ということですね。2009年ごろだと、1ルピー=2円ぐらいだったそうです。ドル換算になるとこの判断はまた変わってくるので、あくまでもインド国内の指標として、スーパーヒットした映画・・・の基準として考える一つの名誉あるビジネスの評価の仕方だと、理解してもらえるといいですね。この辺りは、Box Office等ではドル換算で興行収入をしっかりデータを集めていますので、そちらを参考に、当時のレートを比較して考えてもらえると良いかもしれません。

a0308487_1705568.jpg さて、その100カロールクラブ入りした順番にリストになっておりまして、
http://www.indicine.com/boxoffice/india/100-crore-club/
https://www.bollyarena.net/bollywood-100-crore-club-movies-list/
どうやらそのリストを見ますと、アーミル・カーンの「Ghajini」(-2008)がそこへ一番乗りをしたようです。一応、このいい方は世界規模の販路を持つBollywood映画 =Hindi Movieに捧げられている称号です。でも他の言語の映画でも、xxカロールクラブとか言ってる所もありますね。2010年代に入っては、TeluguもTamilもとても良い成績を上げてWorldwideに興行収入を上げる映画が続々と出ています。
※参考資料 List of highest-grossing Indian films -wikipedia
本当はBoxoffice Indiaからの資料の方がよいのですが(ログインしないと見れないデータがあるので)、みなさんが手軽に見れるのはWikipediaの方なので、それを参考にさせてもらっていますので、少々の間違いなどはご勘弁を。
 おおむね、100カロールクラブという言い方をする映画は「Bollywood」つまりHindi film のことをいいます。(各地域のご当地言語映画には地域によって40crクラブとかそういうのいい方してる所もあるみたいですね) 

さて、そこでさっきの100カロール・クラブのBollywood映画のリストList of highest-grossing Indian films中心に見ていきましょう。



 2016/2/1現在、100crClub入りしている映画は43本。Akshayの最新作の「Airleft」が入ってましたね(笑) 上のリストは、その映画が100crClub入りした順番に並んでいますので、「Ghajini」(-2008)のその翌年、アーミルのこれまた日本でも興行収入を上げた「3idiots」(-2009) (邦題:きっと、うまくいく)が、並び、その後、サルマンの「Dabangg」(-2010)(邦題:ダバング-大胆不敵)あたりから、こぞってスター映画の興行成績が、それの競い合いになっていくのです。
 アーミル→サルマン、アジャイ →シャールク→リティック→アクシャイ・クマール・・・と2012頃までには3カーンやアッキー、アジャイ、リティックと、知られたスターたちが入り、後を追いかけるようにランビールカプールや、少々遅れてサイフ=アリ・カーン、ファラン・アクタル、他、リティーシュ・デシュムク、ヴィヴェク・オベロイ・・・その他若手が続いていきます。

※参考資料 List of highest-grossing Indian films -wikipedia
 なかなか興味深いのは、他の地域では、さすがにTamilは、一足先にRajini様の「Sivaji」(邦題:その男Boss シヴァージ)が 2007年の時点で素晴らしい興行成績を出していますので、またその3年後日本では「ロボット」の邦題で紹介された「Enthiran」 -2010が200cr越える興行収入を上げています。その間に挟まるかのように2009年にはテルグのS.S.ラジャマウリ監督の「Magadheera」(-2009)が入っていますね 

 もちろん、面白いと観客が思ったので、売り上げた映画はそれに応じた興行収入を収めているのですが、もちろん中にはさほど面白くないけど、事前のプロモーションが功を奏してクラブの仲間入りしたり、これはインド人の基準にしか分からないだろう…っていうような内容の映画も、興行のタイミングで100カロール入りしたりしてるものもありまして、なかなかその辺りはインドで売れたからといって、必ずしも面白いとも言い切れない映画もちらほらあります(笑) スターの度合いと監督の組み合わせで映画をみると、その理由もわかるかもしれません。

 私は殆ど面白いと思ったことの無い監督Rohit Shettyがいるのですが、スターは使いますが映画に中味は無いもので、アクションは面白いのですがそこで終わってしまいます。
 ですが、サルマン映画との相性のいいKarbir Khan監督や、社会派のRajikumar Hirani監督、芸術家のSanjay Leela Bansali監督などは、実力に応じた納得のいく興行成績でもあるのだと思います。
 時代が違うので一昔前の貨幣価値の違う頃の監督の名前が入っていないのは残念ですが(Yash Chopra監督くらいでしょうか?)、珍しいのは、役者としても監督としてもスターとやったとはいえ両方に名前を連ねてるFarhan Akhtarというのはちょっと変わってるかもしれません。AR Murugadoss監督も名前を2本連ねてますね。「Ghajini」は米国の「メメント」観てる人には思うところがあるかもしれませんが、まだこの00年代真ん中はローカライズによるリメイク・リメイド概念が強いです。インドのオリジナリティが強くなるのも100crClub等がささやかれ始めてからの方がオリジナリティが強くなります。売れるというのはそういうことでもあります Karan Malhotra監督などは、アシスタントやスクリプトなどのところから関わってる映画が大作ばっかりの方だったりと、まだまだこれからどんどん大物を作ってくれそうな監督でもあります。a0308487_175495.jpg
 あと、もうひとつインド映画の特徴のマジックも潜んでいまして、ここのリストに名前は出てきてはいませんが、S・S・ラジャマウリ監督がオリジナルだった映画のリメイクが2本入っています。テルグの地でも確実にその力量で興行成績を上げ「Magadheera」後「EEGA」の成功の後、2015のBaahubali旋風はそれらの国内国外からの彼の評価ゆえにそれだけの資金を集めることの出来た映画・・でもあるといえます。

 43本のうち私が観れてないのは確かに数本ありますが37本は見ているようです(アホやな、ワシww)。観なくてもいいや~となってる範疇がAjayやSalmanなどの大衆路線と、絶対中味が無いだろうRohit映画と思いきや、まぁスター様つかってるので意外に見ていた自分だったり(^^;)
 例えば「Grand Masti」なんて、一度見たら二度と見ないお下劣ドタバタコメディでして、どうしてだか何故だか私は観てしまっているという(^^;) あらやだ・・・あたしこの監督の映画、3本も観てるわ(^^;) どれもアハハハと笑いはしたけど、頭に残らない二度と観ないレベルの映画だ、ああ、時間の無駄・・・orz

 どんな映画を見ていいかわからないという人には、この100カロールクラブ入りした映画は、わかりやすいリストになっているかもしれません。が、良い映画が必ずしも興行成績を上げているとは限りませんので、コメディ路線はほぼ間違いなく別に見なくても支障がない作品ですので(笑)、監督を中心に考えて選定するには悪くない選択かもしれません。これらはやはりDVDメディアやネット課金配信で見れますので一度試してみてください(^^)/
a0308487_170486.jpg

  @@いい映画を探すのは、毎年の興行収入20位くらいに入るリストから選定する方が、優秀作品を見れるかもしれませんが、その話は、また後日・・・(^^)/
by AkaneChiba | 2016-02-01 19:22 | Intermission | Comments(0)

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