遅まきながら2013.2月にインド映画に恋をしてしまいました。


by Akane

プロフィールを見る

S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

ランヴィール・スィン その3 素顔のままに

続きその3です。その1はコチラ。その2はこちら
---------------
<デビュー前のRanveer>
 そこで面白い映像を見つけた。デビュー前のランチンさんの映像が残っている。アルジュンのように有名な父たちの一家にくっついてのマスコミの撮った写真や映像では無い。彼がアクターの道を模索していることがうかがえる貴重な有名演劇学校の研究生のころの映像だ。米国から帰国してからのものだ(2007~)。

▼2007/11 研究生としての写真 Film Education Oorvazi Irani -Film Appreciation – Kishore Namit Kapoor Acting Institute – November 2007(研修交流か何か?)
 Kishore Namit Kapoor Acting School という伝統の有名俳優養成所があり、リティックやプリヤンカもこの俳優養成所の門戸を叩いてKishore師を仰いでいるところです。古くから多くの有能なスターを輩出しており、スターへの登竜門の養成所でもある。他にもヴィヴェク・オベロイや、アヌシュカ・シャルマもこの学校のランヴィールの先輩であり、この辺りは蒼々たる映画界の子弟がこの師の元で演技を学んでいる。アル・アルジュン君も実はこの学校にいたことがあるそうだ。リティックやヴィヴェクのこの学校でのインタビューの模様などは映像公開されているが、Actingしているものがこれら子弟で紹介されているのは珍しく、デビューした2010-2011は映画で忙しかっただろうが、仕事のあまり無かった2012年にRanveer映像が公開してもらえているのはこの俳優養成所からの後押しボーナスだったのかもしれない。
▼Performance at KNK acting institute
これは最初の数秒見てから2:15秒くらいから見てみてください(笑)アホですw





<ゴールデンボーイなRanveerだろうか?>
 Farhan Aktarの俳優としての2本目「Luck By Chance」(-2009)や、Shahid Kapoorの16本目「Chance Pe Dance」(-2010)を見たとき、どちらも若い野心に燃える若者のスター誕生な映画なのであるがひとつ疑問に思ったのは、このイイとこの子弟の彼らは、実際のこんな経験をしているのだろうか?という疑念が頭の中に浮かんでしまい(Shahidはダンス経験からなのであり得るかもしれない)、わりと素直に映画を見ることが出来なかったのだ(笑)。まぁそこそこどちらも気取らずに見れる面白い映画ですけど。
a0308487_18471147.jpg ランチンさんはYRFタレントという人材で、YRFでは自分のところで見い出したタレントは、必ず2~3本くらいまではしっかり後押しをする。しっかり新人を売るという形は踏んでいるようだがYRFで認められるには門地も含めて実力も要求されるので、そこいらに並ぶ単なる子弟のコネクションだけでは門を叩けないそうだ。それが一種のステイタスにもなっている。ランチンさんのデビューは主役はアヌシュカ映画だったが、2本目の映画はやはりアヌシュカのメインの話だがランヴィール主役で、この時二人は恋人同士だったというちょうど同じくらいのところに立っている俳優同士の嘘か本当かわからないけど、ゴシップとしてもちょうどよい塩梅の宣伝にもなったのではないかと思っている。(Hotシーンがあると必ずそういうゴシップで盛り上げるというやつですね・笑) 彼女は先程もいったようにKNK養成所での先輩にあたるので、演技の点でも二人のケミストリーがいいといわれるのは、案外こういうところからきている芝居のメソッドを双方ともに持っているからかもしれない。a0308487_1845562.jpgこの2本目の映画もそこそこ良い成績を上げ(Parineeti Chopraがこの映画で新人賞獲得)、ランチンさんは、2012は映画は無いものの、2013年の「Lootera」そして巨匠バンサーリ監督(SLBと略)の「Goliyon Ki Rasleela Ram-Leela」で、各賞レースにノミネートされ(でも彼が獲得したものは少なく有名どころは彼は獲って無い。ヒロインDeepikaが主演女優賞で名実ともにTOP女優の年が2013年)、ようやっとその実力と地位を映画や世間に知らせることが出来たのだ。ちなみにDeepikaとはこの2012の頃の撮影がきっかけでRanveerが彼女に猛烈にアタックしたことはゴシップ誌をにぎわせたので、二人はこのころから付き合っているといわれている。
 こうして、彼の経歴を丁寧に追いかけてみると、2010デビューしてから2013までの3年は、彼は決して恵まれたタナボタ子弟スターであるようには私には見えない。むしろ新人の時から並はずれた実力があるその力量は認めてもらえるところにまで足がかりになるまでが長かったこともあって、相当努力を重ねた苦労人のモチベーションとその反骨からくる野心をもった若者に私には見えるのだ。彼は2013の時でも自分の存在を社会に確固として位置付けはしたものの、まだ栄光をつかんではいないのだ。




<2010の映画の後、ステージだらけ>
 デビューして間もない彼は2本の映画に出る。どちらもアヌシュカを後押ししたいYRF側の相手役としての立ち位置だ。2本目は彼にかなりのウエイトが置かれているが。2010年の新人賞男性の賞を貰いまくった彼はその後2011年の賞レースなどで、そのPaformance Stage(新人を使って売り込むために賞レース合間に踊らせるパフォーマンスをよくやっている)では、Ranveerのずば抜けて新人とは思えないスターのカリスマ性をもったステージを披露している。各TVショーや賞レース時のPerformance Stageなどを相当数こなしているのだ。彼は自分のスタートもスタートしてからも有利なところに立っているのではないことを自覚していたようで、デビューの25歳は映画作製であり、26歳~はステージだらけなのだ。
 2012(27歳時)は前半から半ばまでは彼の露出のあるメディアがネットではあまり見つからない。2013年のSLB監督の映画(彼の映画は作成してから公開までも時間がかかる。巨匠ゆえにこだわりが大きい)の準備のために彼は時間をどうやらつぎ込んだ様子で、残念ながら2012はあまり表舞台に出てこない。SLB監督は2010のBBBの彼のデビューを見て、前々から構想していたRam-Leelaの主役に望んだという。2013年の最初の仕事はソナクシの相手役としての立ち位置だった。この映画もやはり女性が主役で、彼はその相手役の立ち位置なのだ。先のCMのところで見た雑誌の表紙のところで年末の雑誌でこの時の見た目の仕様は「Ram-Leela」の風貌だ。夏の「Lootera」では朴訥とした生真面目な好青年を演じており(芝居はいいよ)、少し重量級(笑)のソナクシとのケミストリーはどちらも個性が強すぎて混ざることはなかったように思う上に話の中身の「最後の一葉」のインド版なところがどうにもうけずにFlopしてしまった。Flopしようがしまいがキャリアを重ねなければならない彼はこの2013年にも驚くほど地方のステージやTV番組に出ている。
 特に2013年の58th Idea Filmfare Awardsのパフォーマンスは圧巻だ。
 同じ年の Colors 19th Screen Awards 2013の Tribute to all Superstar of 90's パフォーマンスのレベルの高さには舌を巻く。
 見ているだけで彼がどれほど映画のダンスを勉強しているかがよくわかるステージでもある。どのステージも8~10分近く休むことなく見せてくれる。こういうのはコレオグラファーさんの言うままをこなせればイイというものでもなく、彼の中にそれだけの引き出しが詰まっていなければ出来ない話で、コメディ調を笑って見ていた他の俳優も時折「プロの眼」で彼のパフォーマンスを真剣に眺めているショットが抜かれたりしている。(リティックなんか彼のステージ見てる時は完全にそういう眼で彼のステージ見てるよww)
 そこで、さきほどのBombay Talkiesの破格の扱いの話に戻ることになる。 巨匠監督に抜擢された作品に出演し公開されることが決まっていたこともあるだろうが『業界内での評価』というのがしっかり無ければ、いくら縁故があったからといってこうまでひっぱりだこになることもあるまい。そして彼はその期待にこたえるパフォーマンスを存分に見せてくれているのだ。このステージのパフォーマンスが無ければ、彼はそのBombay Talkiesのエンディングの一員に入れただろうか?
 2011の頃のステージでは、RAPパフォーマンスも見事にそしてコメディにサクッとこなしており、彼のステージはどれを見ても飽きることが無い。(RAPパフォーマンスはその後もグレードアップさせてショーやCM等で余すところなく見せてくれている)。
 2015.7.19 PINKVILLAの中にこういうコメントがある。
“I’m evolving as a person. It’s a good thing; I’m embracing it and not fighting it. I fought it when I was 26-27. But not anymore. My way of being is changing and I’m letting it happen the way it has to. I feel more responsible now.”
 ああ、確かに、これまでの彼の軌跡をみてくると、26-27というのは、デビューしたもののその先は見えてないし、とにかくがむしゃらになって『闘っている』ことがうかがえる活動ぶりなのだ。 

 この辺りはGoogle検索等(人名 + Performanceで検索)をすればよくわかるのだが、青髭RanbirもShahidもその動画検索数は同じくらいの検索数が引っかかるのだが(20~40万、同じステージの重複も含む)、ランチンRanveerに至っては160万件数の検索数がヒットする(2016年1月現在)。Deepikaとのカップリングもあるとはいえ、これはリティックと並ぶ数でもあり、つまりRanveerキャリアが偉い先生など評論家などに認められる評価は2013の巨匠監督の映画を迎えるまで、まだ確固たる評価はもらえていなかったところを、多くのステージ経験をこなしまくることで、世間には観客にはそれを認めさせてきていたのだ。
a0308487_18495873.jpg 映画の中のパフォーマンスはカットが出来るが、ステージはそういうわけにはいかない。微妙なダンスのあまりうまく無いスターのステージなどは誤魔化し編集を入れたりもするTV放送などのステージを見るのも少なくないが(今年のColorsのキモオタ・アルジュンのは正にそれだった・笑)、ランヴィールやシャーヒド、リティックなどに至ってはその編集が殆ど無い。しかもどれも見ていても素晴らしいが、ランチンさんのステージはおもしろい。そう、面白いので目が釘付けになるのだ。
 彼はその2010-11の映画の成功以降、ステージやTV等でメディアに露出をすることで、しかもその露出で確実に世間に評価してもらうために経験を「重ねてきている」ことを示す数字が、その160万件だと私は理解した。彼のデビューしてからのキャリア年数の短さを見ても、これは相当に彼が自分の力量で稼いだ数字だろう。それだけ彼のステージを見たいと思う人も多いということか?

<挑戦者:アーティスト Ranveer> 
 私が彼を評価する点は、かなりアーティスティックな写真や映像を社会に送り出している点で、クリエイティブなものに少しでも感性のあるものには、必ず琴線に触れないわけはないような作品を彼が輩出してきている点を評価している。a0308487_18392886.jpg先の中華やコンドームCMもそうだが、ステージ・ショーでも59th idea Filmfare Awards 2014 Full Showでは、「そのネタやるんかいっ!(>_<)」っていうようなサルマンとシャールクの喧嘩の話を、サルマンの見ている前でネタにしているww ロックな姿勢すぎるだろ(笑) 
 話は戻るが、2011は自分の作品数も少ないので、他のスターの作品の模倣をステージ上でやっているが、2013のRam-Reelaの成功で、彼には自分をさらにイメージを決定づける「持ち唄」ならぬ「持ち曲」が出来た。2014には、さらにキャリアを重ねて映画に出演し、2014年の映画の興行成績は言い掛かりの政治団体に邪魔されたりなどして今一つ振るわなかったが、10年代のブロマンス・マサラムービーの傑作「GUNDAY」は楽曲がダンス向きで、彼はこれを存分に使いまくるステージを見せる。2015年のIIFAの司会をGUNDAYコンビのアルジュンとランチンで務めDDLJのコメディパロディで大ウケし、ディピカとの熱愛も伝えられることで話題を振りまく。a0308487_1855398.jpgもちろん2015のパフォーマンスもそうだが、年の初めの2月に行われたアルジュンとのTVトークショー AIB Kcock Outに至っては、ひじょーーに下品さもあった暴露ショーなので、このショーの後アルジュンは叔父のAnilに怒られたというようなゴシップ話が飛んだりもした(笑)が、この暴露ショーはひじょーーに面白く、逆に私はこれだけの世間を騒がせるような行動?をする彼らに、「とにもかくにも何らか目だた無ければならないのか彼らは?」とショーのおもしろさより、ガンガンに攻めの姿勢に打って出ているこの二人の姿勢に、驚いてしまったのだ。 目立たなければ自分たちは忘れ去られてしまう?とでもいわんばかりの目立ちようでもある。いや十分これまでに目立っているだろう?
 そこで、彼らの今後の仕事をチェックしたら・・・・ランチンさんは、夏に公開される「DDD」の後は「Bajirao Mastani」の公開を残すのみで、次の仕事のタイトルがどこにも書かれていない状態であることに気がついた。

 そういえば2014年の9月の話だが彼はこんなパフォーマンスをしている(笑)
Ranveer's Bang Bang Dare - A tribute to Hrithik

 Krrishの仮装で街中で突然踊りだすパフォーマンスをした彼の奇行のように見えるが「俺はここにいるぞ」という目立つためのファン・アピールの正体は、2014年は前年の2013年の興行成績が良かったのにもかかわらず、そこまでに近づく数字を叩き出すことは、彼には出来ていない年になってしまってもいる。2014年の悪目立ちなのか、アーティスティックな側面は、彼が自分に対して敷いてきたStoppableな姿勢なのかも知れず。
 2013年にはベストアクターは、Deepikaは獲ったが、彼は獲ることが出来なかったのだが(ファランのミルカがいったので。2年がかりで宣伝兼ねて国の威信かかった映画だったわけなので、まぁしょうがないかとは思うが、演技が特別だったか?といわれると、ちと・・・。それならRanbirかDanushん方がよかったよね・・・ ^^;)。 2014は映画が振るわず(GUNDAYは各賞対象にはなっていくつか貰っていますが、)彼はもう一年、自分の俳優としてのステージを上げるための時間をまたなければならなかった。それは再度、巨匠SLB監督との作品で、商業的にもビックタイトルとなるだろう予想もされていた一本であり、彼が同じ封切り日に争うのは、Bollywood Kingのシャールクの映画だ。BMとの封切り日が同じである。同じ封切りであることが発表されたころの話だが、その頃の記事は、SRK vs Deepikaであった。一年に近く前の話だったと思うがそうなのだ、この時点でも、SRKの対抗にランチンさんの名前が並ぶことは無い。SRK vs SLB監督はあっても、Deepikaがトップ女優で、そのトップ女優がシャールクに挑むようなことを記事に書かれてもいた。そこにはまだランチンの名前は並ぶことは無かったのだ。
a0308487_19121558.jpg

 ところがどうだ?そりゃぁ~昔は2011の新人の時、シャールクの司会を務める賞授賞式で、Karan Joharからデビュー賞を貰った時に、彼は感極まって涙声になりながら、受賞のコメントを語っていたRanveer。新人の光景としては新人らしい状況かもしれないが、そのあとの他の大きな賞での新人賞の受賞にはもう泣くことはなかったが、司会のシャヒドとランビールとにいじられてステージの上で固まってアドリブも返せないでいた初々しいランヴィールだったが、彼はどんどんとその才覚で、気がつけばあちらこちらでステージの脇で中心であちこちでウィットに飛んだトークを炸裂させるお調子者っぷりで、目立ちまくるボリウッドでの位置を築いてきている。時には他の役者をくってしまう場面もでてくるまでに成長した。ここまで、たった5年である!!
a0308487_19153513.jpg 今年の2015-16初めに至っては、賞レースでは画面の映像の抜きのカットの多さもさることながら、あちこちでマイクを向けられてあるいは横どりして?るシーンが炸裂し(笑)、すっかり!この年末年始の一番の盛り上がりは、この男「Ranveer Singh」が、誌面を掻っ攫らっているのだ。彼がSLB監督のこの映画BMに今年後半をすべて賭け、他の映画のオファーになる仕事は受けず、そして彼はKING SRKとの映画の対決に挑み、しかもSLBvsSRKといわれたりしてRanveerの名前はDeepikaの二の次、三の次な記事が並ぶ中で、映画が封切られるころには、彼が賭けまくったこの映画への情熱で自分の話題でSweepしてしまったのだ!
 かつてリティックも何本か映画に出て、そしてアイシュ相手に歴史大作で国家的なグレードをマークする俳優になり(でもリティックはすでにデビューから格が違いましたが)国際舞台に商業できる人材になりました。そしてその下の世代の若手がそうやって次のスターとして誰かが生まれてくるだろうその位置に、Ranveerが立った・・のではないでしょうか。
a0308487_19144538.jpg 少し面白い話がありまして、数ヶ月前にDeepikaとRanveerの二人は壊れたのではないか?とささやかれた時がありました。Tamashaの映画の影響でそのような宣伝をしただけかもしれませんが(青髭RanbirはDeepikaの昔の彼氏ですからw)、ゴシップ誌がテキトーなことを書きたてて映画の宣伝に煽っています(笑) ですが、冬に近づくとそういうわけでもなく仕事にあちこちに回ってるなかで仲のよさそうな二人を見ていると、あの破局説は一体何だったのだろう?ともいぶかしげてしまいます。しかしランチンさんは胸に「大虐殺」などと書かれた相変わらず奇抜な服を着てみたりしているところをみると、案外それは遠いことではないかもしれず、二人の仲は疑問だらけでもあります(笑)。
 私は、この二人はこの映画でようやっと、ランチンさんがディーピカの位置に肩を並べる最低条件のステータスを手に入れたと、ランチンさん本人が考えているのではないか?と思っているところがあります。女性は成熟が早いとはいえ(デビューも早い)、ランチンさんは熱烈にディピカに求愛しているのは誰もが知っていますが、彼女を獲得するにはせめて男性としては彼女の地位に並ぶものを持たねばならず、その時は彼にはまだ来ていなかった・・2度目のSLB監督巨匠の映画があってようやくビックスターの地位に座れることになるのではないかと彼自身も理解していたように思います。
 こうやって彼の足跡を年代順に振り返って眺めてみると、2014-2015年当初の彼の目立つ攻めの姿勢何が何でもがっつりと時には悪目立ちしすぎてでも、がつがつ前に進んでいた様は、Deepikaに立って横に並ぶことのできる自分・・・への彼なりの挑戦だったのではないだろうか?と。 
a0308487_1201194.jpg そして2016/1/15のFilmfare Awardsで、彼は念願の「主演男優賞」(Bajirao Mastani)をそのDeepikaの「主演女優賞」(Pikuで)と並んで獲得した・・・というわけである。映画の商業的成功はグローバルにも見事なもので、国内は完全にシャールクに勝ったのであるし、これでようやっと彼は商業的成功と、映画賞の評価を受ける賞と、役者としての、ディーピカの横に並んでもおかしくない位置に上がった。アミタブ・ジーはBMの試写会の後、ランチンさんのことを「彼は役者として次のステージに昇った」と評しました。Pikuの父(役)も、娘役のDeepikaの横に並ぶにふさわしいRanveerを認めるような発言でした。

<素顔のランヴィール>
 この賞を受賞する少し前の話。映画の封切り2日前の話です。BM映画の公開前のセレブのプレミア上映を終えて、一緒に二人は帰途につきました(どこへ?w)。発売されたばかりの雑誌のインタビューでDeepikaは答えています。プレミア上映の映像を見たときは(周囲に人目があるから?)お互いエモーショナルさはなかったといいますが二人きりになって彼の肩を借りて10分ほど感極まって泣き出した彼女でしたが(Deepikaも2013-の頃から忙しさのあまりパニック障害を患っていたことを告白し、そういう人への支援の団体を活動に助力していることを公表しています)、その時、彼も一緒に感極まって涙ぐんでたと、二人でハグしあって泣いたことをどこかのインタビューで語っています。彼女だけでなく「彼も」です。 ああ、なるほど、ここでようやく、彼のデビューの時の感極まっったかわいらしい受賞の模様の時の彼と、この映画の成功を確信しそこまで自分が進んできたその苦労を思って彼女と二人で喜びを分かち合っって感極まって涙ぐんだ彼とが繋がりました。

a0308487_1841171.jpg そして彼女は、彼はとてもセンシティヴでそしてインテリジェンス溢れる人だと、ランヴィールのことを語っているゴシップ記事の文言をどこかでみました。そうなんです、彼の奇抜なファッションも、彼のアーティスティックな一面も、それをこなすだけの頭脳が伴うからこそのパフォーマンスでもあり、ファッション=社会の鏡であることを理解していない人には到底まねのできないものでもあるのです。ファッションはインテリジェンスで社会の先鋭さを表すツールであることを彼は十分にしっている人物なのでもあるのです。単に社会派なストーリーの映画に出て世間に問題提起するだけが、インテリジェンスの表れではありません(確かに映画などの方が万人には説明しやすいですけれど)。チャラ男に見える奇抜なセンスの後ろにある彼の社会への問題提起の方法をなかなか理解できる人がいないのは残念ですが(本来Rapperなんかはそういうものですし、彼がRAPが得意なのもこの辺りにそのセンスがありそうですね)。
a0308487_1932792.jpg 素顔の彼はそうなるべくして努力を重ねてきた、少しセンシティブである少年のような夢と心を持ち、そしてその目標に向かって勤勉な努力を積み上げる「生真面目なインテリジェンスに溢れる」青年・・・であるのです。決して世間の評が言うようなお調子者のチャラ男ではなく、そしてインド映画界にありがちなタナボタのボンボンでもなく、むしろそれらを世間的には演じているだけで、自分がその苦労をこなしていることを表に見せたがらない道化師を演じている、素顔の彼はそういうプロフェッショナルに徹した「好青年スター」なのです。そしてようやっと私の中で彼の「そうまでして目立とうとする彼の攻めの姿勢」の理由が腑に落ちたのです。

<Bajiraoの成功と、ステージ・パフォーマンス>
 この映画の撮影中、彼は右手を怪我をしました(2015年4月頃)。2015年に入ってからの撮影は彼のアクションシーンの部分であり(大方は女性陣との関連は2014年後半に撮影していた)、病院からにこやかな写真をアップさせていましたが(馬で失敗して肩をやったらしい・笑)、馬と聞いてTamashaの撮影中だったディーピカも心配で駆けつけてから、その後日本に撮影に来たのでしたっけ?逆だっけ?(これはある意味、彼らカップルにとっては、なかなかの劇的なストーリーだよねww)a0308487_1991138.jpg撮影に戻るのは2カ月かかるといわれていましたが1ヶ月で彼は戻ります。多分無理をしているはずですから、多少その部分は影響しているかもしれません。おそらくミュージックランチ用の「Malhari」ダンスシーンは、治りかけの腕を伸ばして踊っている気がします。秋以降に腕が完治してからのMusic Lunchでのキレのよさが違うのでして、そこは少々画面の中で残念かもしれませんが、あるいはそれを感じさせないかもしれません。
 ですが、こちらの映像をごらんになってください。Superb!!!
https://twitter.com/ranveersbabe/status/688800309427236865
 この間の Star Screen Awards 2016の時の彼のパフォーマンスなのですが、見事にあの長い剣(名称ウルミ:南インドの武芸カラリパヤッドの最終奥義の武器)を使いこなしています。この映画は男性の宰相の役どころなので、そういう男性は踊りませんが、その分彼に与えられたのはアクションの役割です。このパフォーマンスを見るだけでも、彼がこの映画の為に何をどう努力したかが一目瞭然のように思います。
 今年は映画の成功とその注目度で、この年末年始の賞レースやそのパフォーマンス・ステージにひっぱりだこでして、そしてどこへ行っても彼は注目の的になっていましたのでさぞ疲れているだろうと思っておりましたが、この剣さばき!!!役柄的にはあまり踊りを踊れる役柄では無かったのが少々残念ですが、ずっと何年も遡って彼のパフォーマンスステージを見ていますが、彼はひたすらひたすら前にしか進んでいません。しかも堅実に、そして技術を確実に高めています。
  どんな苦境にあっても自分の実力を信じ苦境の時こそがっつり前を向いて博打を打つ胆力、それに伴う努力を怠らず、実はDDDの映画ですらもそのチームの見事なワンカットダンスシーンに多大な貢献をしただけでなく、相当のダイビング・スタントを自分自身でこなしています。彼の評価は思うほどには世間は話題にはしてくれません。チャライ彼の目立つ部分ばかりを追いかけますが、丁寧に出来あがった作品を追いかければ、彼のプロフェッショナルとしての素晴らしさに気がつくはずで映画界の製作側の人々はそのことを、しっかり見ています。

 FilmfareのBest Actorに、男女並んで、ディーピカと賞を喜んでいる写真の奇抜さのファッションでも、相当に伊達なセンスを持っていないと着こなせない衣装でそこに立つRanveer Singhの、シャールク→リティック→そしてそこを追いかけるランヴィール となったこの「Bajirao Mastani」というタイトル。やっとリティック以降に国際的な集客のできる男性スターが現れたかもしれないことをここにしっかり明記して、Ranveerの成功に、おめでとうをいいたいと思います。
 本当に、受賞、おめでとう!まだまだ前向きの攻めの姿勢で、インド映画を牽引していってくれ!
a0308487_18411289.jpg

   @@それにしても授賞式の時の服、どうみてもダダ星人ww
by AkaneChiba | 2016-01-13 01:00 | 10年代 | Comments(0)

カテゴリ

全体
当ブログについて
当ブログ管理人に連絡はコチラ
マサラ上映
マサラマニュアル
マサラ上映報告
インド映画全般
映画全般
Bollywood
Tollywood
他地域インド映画
Hollywood他
インド映画スター
俳優
女優
監督・スタッフ
10年代
00年代
90年代
~80年代以前
Old Movie
上映館
ハートに直撃
映画美術
小道具・衣装
新・インド映画音楽
古典・インド音楽
音楽
楽器
暴走妄想w
イベント
ワケ
そのほか
Visit to Japan
Intermission
Kollywood
印映感染記マニア編
Mollywood
映画技術
未分類

最新の記事

5月 インド映画日本上映 2..
at 2017-04-23 02:27
違いのわかるムービー:初心者..
at 2017-04-14 02:42
『バーフバリ 伝説誕生』(=..
at 2017-04-12 00:49
「バーフバリ」見てきた&続編..
at 2017-04-10 03:33
南インド映画祭 SIFFJ ..
at 2017-04-05 03:48

検索

以前の記事

2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 04月
2013年 03月

タグ

記事ランキング

ライフログ


あなたがいてこそ [DVD]


アラジン 不思議なランプと魔人リングマスター [DVD]


神さまがくれた娘 [DVD]


恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム[Blu-ray]


マッキ― [DVD]


マイネーム・イズ・ハーン [DVD]


命ある限り [DVD]


マダム・イン・ニューヨーク [DVD]


ラ・ワン[ Blu-ray]


スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え! No.1!! [DVD]


バードシャー テルグの皇帝 [DVD]


闇の帝王DON ベルリン強奪作戦 [DVD]


家族の四季 愛すれど遠く離れて [DVD]


タイガー 伝説のスパイ [DVD]


アルターフ 復讐の名のもとに [DVD]


たとえ明日が来なくても [DVD]


エージェント・ヴィノッド 最強のスパイ [DVD]


スタンリーのお弁当箱 [DVD]


クリッシュ [DVD]


チェンナイ・エクスプレス~愛と勇気のヒーロー参上~ [DVD]

最新のコメント

こばわーうのこさん(^^..
by AkaneChiba at 00:41
こんばんは バーフバリ..
by うのこ at 22:30
honey_akbさん..
by AkaneChiba at 01:52
> ふんさん コメント..
by AkaneChiba at 13:10
あなたが誤解を招く文章書..
by ふん at 12:10
> 高田世界館スタッフ・..
by AkaneChiba at 00:14
akane様 初め..
by 高田世界館スタッフ・西山 at 16:53
「熱い解説を!」さん(で..
by AkaneChiba at 19:33
ありがとうございました!..
by 熱い解説を! at 23:31
どもども(^^) 悪役..
by AkaneChiba at 00:17

ファン

最新のトラックバック

めぐり逢わせのお弁当 ~..
from 黄昏のシネマハウス

ブログパーツ