遅まきながら2013.2月にインド映画に恋をしてしまいました。


by Akane

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Intermission リメイクはインド映画沼

インド映画の形のいろいろをIntermissionとしてお届けしています。 
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 映画を見るだけでも、相当に人生の時間の無駄遣いの状況に陥るインド映画だというのに、一本みたら、それが別の言語でリメイクされたり、自分の観たのがリメイクだったりすると、「オリジナルはどうだったんだろう?」なんて少しでも思ったら・・・・もぉ!沼にハマって抜けられないとかどころじゃなく、アリ地獄のごとくもがけばもがくほど、全身を獲られて吸い込まれていってしまいます・・・。a0308487_23191125.jpg久しぶりにそのインド沼に足を突っ込んでしまいました・・・orz

  えー、ここで簡単に説明しますと、インドは20種類ぐらいの言語があることはご存知ですよね?その地域ごとに地域言語で映画を作って、ご当地スターがいて・・・ということは、インド映画の基本です。その中でもヒンディ映画はBollywood作品と呼ばれて、インド国内だけでなく世界の市場にもとてもよく出されています。インド国内でこれらが上映される時、各地の言語に「吹き替え」がなされて上映されます。 映画の内容によっては、もちろん南の地域の映画も、たまに北では北の言語で吹き替えされて上映がなされますが、どこでもご当地映画中心+ヒンディ映画のご当地吹き替え版 みたいな興行のされ方をしているようです。

 また、映画がどこかのご当地でヒットしますと、別言語の別のご当地スターでリメイクがなされ、それがあちこちでまわりまわって、資金もスターも製作内容もスッキリ整えてヒンディ映画が最後に作られる・・・ってのもありまして。資金やスタッフは地方映画だととても製作段階で大変なので、技術など少々しんどい作品もすくなくないですが、それらがリメイク/リメイドされていって最後に資金のあるところでマッシュアップされて、それが面白ければ場合によっては世界市場に出ていく・・・ってのが、インド映画のひじょーーに面白い特徴にもなってます。 映画を見る側の観客たちは、地方に拘るので(長い歴史や社会形成の澱があるので他国人にはなかなか理解できない)地元ってぃ愛が溢れて時にはそれが対立の問題にもなったりするのですが、映画業界の方々は「才能を認め合う交流が盛ん」だそうで、数言語を使い分け扱うことでその地位を確立している俳優さんの話などは、今年の3月にこちらの講演などで、お話を聞かせていただきました。

 もちろん、誰もが数言語扱えるわけではないので、吹き替えも盛んです。私の大好きなSone Soodさんは、ヒンディ映画ではそのまましっかりセリフをしゃべってるのですが、テルグでの出演も多く、そっちになるとしゃべってるのになぜか吹き替えが優先されてしまっています・・・(/_;), ぐっすし。
 今年話題になったBaahubali はテルグ映画なのですが、DVD/BDメディアはヒンディ版しか今のところなく、個人的には是非テルグ版でほしいのですが。他にもVikramさんの「I」がひじょーーに面白くてタミル版フルバージョンでほしいのですが、こちらは生憎吹き替えショート版のテルグしかなく・・・。タミル、テルグではメディアをつくっても売れない?ので、ネット配信だけメインで、メディア入手が困難になっているといいます。
 
 まぁそんなこんなで、新しい話題の作品でもいろいろインド事情は山が高いので、ネット環境は必携なのですが、これが使えたらつかえたで、とんでもないインド映画の沼や、アリ地獄に引き込まれる入口もぱっくり開いてて、知らずに迷い込んで・・・・しまった・・・・・・もう疲れたよ、パトラッシュ・・・orz と抜け出せない地獄を見ることも多々ww。 そんな一例をあげてみます。



  このところ、アルジュン・カプールをまだ作品数が少ないので今なら追いかけられるわとばかりに、今年のTEVARをみたんですよ・・・・映画は気軽に楽しめた一本だったのですが・・・・しまったっ!( ̄▽ ̄;)とんでもねぇとこに出くわしてしまったぞ・・・・

Tevar -2015 trailer

 アルジュンの父Boneyがプロデューサーになって映画を。製作会社はSanjay Kapoor 叔父さんのところ。内容は全編ロマンスアクション。演技の映画ではなく、アルジュンに全編アクションをさせる映画となってました。
a0308487_2322175.jpg 権力者に狙われたヒロイン(ソナクシ)を成り行きで助けたガバディ選手の主人公(アルジュン)の、チェイスアクション。彼がどこまでアクションが出来て使えるのかお試しで撮ったような感がありますね。興行成績も大したことはありませんが、アルジュン・ファン向けかもしれません。ソナクシが一作ごとに美しくなっていくのですが、この辺みんな親戚あるいは友人だもんで、ケミストリー確かめるとかそういう発想でもないですね。 Surinder一家が固めて身内の若手で一本撮ったという映画です。 何も考えずにぼけ~っとみてるのは、そこそこ楽しいロマンスアクションの一本でございました。

 そしてこの映画についてちょっと調べると、テルグ映画「Okkadu」 https://en.wikipedia.org/wiki/Okkadu というテルグのスター、Mahesh Babu(=日本ではマヘッチとあだ名がついてるw)の映画のヒンディリメイクのご様子。敵役が私の大好きな役者だったので、ながら作業がてらBGMがわりに、じゃぁ~観てみるかと探したら、CMつきで見つけたのです。タミルやテルグなどの地域の映画は古いものになると、よくCM付きでネットに落ちてるんですね。

▽ Okkadu  -2003 CM-英語字幕付きFull Movie
a0308487_23235447.jpg とういうわけでオリジナルのマヘッチ映画を観賞(笑) これがオープニングから面白くてウエストサイドストーリー風(笑)なノリだったり、音楽も面白くて(一曲目のクリシュナ神賛歌な曲も面白いよね)、さらにMaheshの優しげさがちょうどよい空気感を映像の中に出しているロマンティックアクション映画になっていました。2003のテルグの映画の技術力/資金力っていうのはさておき、Prakash Raj プラカーシュラージさんが悪役ぶりもつぼりますし、Maheshの父親役のMukesh Rishiさんなんかみると、なぜか観てて安心するテルグ映画ww  
a0308487_2233649.jpg 悪役から逃げるヒロインを庇ううちに二人の間が近づいていくあたりの描き方が、ちょうどよいケミストリーになってたのだと思います。あの建物のところのロケーションもいいですよね。 こっちのオリジナルの方が確かにイイ映画になってて面白かったのですよ。

 それで、この映画2003にあたったこともあり(セリフより映像中心でかなり見せる演出。音楽だけは歌詞わからないと残念ですが)、→2004タミル、→2006カンナダ、→2008ベンガリとリメイクされて、2015でヒンディでリメイク・・・となったようです。a0308487_2243773.jpg またこの映画、特筆すべきは、そのうち3本(テルグ、タミル、カンナダ)はプラカーシュラージさんが、まったく同じ悪役やってます(笑) 3本も同じ内容の映画の同じ役とか、どんなふうに思いながら出るんだろう?ww ヒロインとのやり取りもあるので当然全部、その都度全部撮っているわけで、監督の特色も映画ごとに違ったりもするので、さらにそこにも興味をもってしまい・・・

Ghilli -2004
a0308487_2224656.jpg そして見つけてしまって(笑)。こちらはタミル版、Vijay主演(日本にも2013年彼はロケに来てくれてましたね)。ストーリーは全く同じですが、これはこれでヴィジャイの魅力も伝わってきて面白かったのですよ。そして音楽がこちらでは、ヒット曲がでたようで、主たる音楽がOkkuduのテルグ版も面白かったのですがこちらの映画の方がヒット曲がでたようです。

 ◎Appadi Podu YouTube

 あれ?この曲?この間なんかの映画で見たぞ?Prabhu Devaプラブディーヴァだった覚えが・・・と探したらすぐに見つかりましたがな。この曲はプラブディーヴァAkushay KumarBoss(-2013)でアイテムソングにしていますね。
 ◎Hum Na Tode YouTube

またこの曲は、Abhishek Bachchan アビーがコマーシャルをやった時にも使ったようです。つまりインド中が知ってる大ヒット曲というやつなのですか。
https://www.youtube.com/watch?v=a31FYipHR7o
 よくわからんのですが、最初のマヘッチの映画はロマンスアクションとして音楽も面白くしっかりヒットをし、ところがタミルでリメイクされたのは、曲が大ヒット?。a0308487_22431446.jpg ところが、カンナダ版「Ajay(-2006)はミュージックシーンしか見つけることが出来ず、こちらにもプラカーシュラージさんは同じ役柄で出てるのですが、音楽のところだけあったのでみましたが、カンナダのはテルグのマヘッチのオリジナルの音楽に近い踏襲して、役者だけ変更している感じでした。
https://www.youtube.com/watch?v=jRnm67HWi3Y

 そして、ベンガリのリメイク「Jor」(2008)も映像一応みつけたけれど、ちょっとかいつまんでみたら、こっちはメロドラマ風。音楽もかなりベンガルな様子の音楽に。https://www.youtube.com/watch?v=KMg9v_9ECig   でももぉ~このベンガリまで映画みる根性がありません・・_ノ乙(、ン、)_・・・もうわけがわからないよ、パトラッシュ・・・ 

 映画のリメイクでみたら、元の映画の出来がよく、リメイクでは今度は音楽がさらによく、その上、悪役が3言語に跨いで演技をし、そこから数年後、CMや別の映画のアイテムソングとしてアッキー映画で使われて、でもその映画のオリジナルのストーリー映画を、アルジュンでヒンディが2015にリメイクしたけど、そっちではこの曲は(おそらく使えないので)使っていない・・・っていう・・・調べていくとどんどんわけのわからない様相になてきて・・・なんだ?このカオス?(@@;)

 はっ!Σ( ̄ロ ̄lll) これが俗にいう「インド映画沼」!なのかっ! 単にキモオタ・アルジュン応援映画観るつもりだけだったのに・・・なぜこんなわけのわからなところに足を踏み入れてしまったんだ。わし一体どんだけわけのわからない映像の沼にどっぷりつかってしまっているんだ・・・_ノ乙(、ン、)_

 ときどぉ~きインド映画ではこういう沼がふと何気にその辺に落ちてたりします。ヒンディ映画は、地方のヒット作品を資金とスターでマッシュアップする傾向もわりとあるのですが、監督の力量で体裁は整っていますがスター俳優使いすぎてしまったりすることもあり、地方映画の役者の顔がわからなくてもやはりオリジナルの方がおもしろかったり等、判断に困る作品もカオスにあるので混乱することもあります。
 たとえば、『ターバン魂』Son of Sardaar -2012)はスター映画でして面白かったのですが、そのオリジナルの 『あなたがいてこそ』 (Maryada Ramanna -2010)の方が映画としてのクオリティも高く素晴らしい作品でした。

 古典文学なんかの作品のリメイクというのは、年代ごとにおこなっていたり、そういうのはどこの国でもわりとやってて、原作の権利を時間や国を変えて買ったりリメイク・リメイドが盛んに行われ、こうなってくると映画ファンとしては、古いのも新しいのもオリジナルもスター版もどれもかれも観てしまいたくなってしまいますが(^^;) その時の技術でリメイク・・・ってのはわりとわからないでもないのですが、たとえばMani Ratnam監督 のRaavanan(-2010) Raavan(-2010)なぞは、同じ年・同じ映画・同じ監督で、ヒンディとタミルでつくり、同じ日に封切り、しかも映画の世界でダブルキャスト
 ヒンディ版=主:アビシェーク 敵:ヴィクラム  ヒロイン:アイシュ、 
 タミル版=主:ヴィクラム ヒロイン:アイシュ 敵:別の役者 

・・なんて名作がありまして・・・もぉ~ぼくわけがわからないよ・・・(@@;) どうしてそうなったのか製作者にその意図が奈辺にあるのかと聞いてみたくなることが、山のように芋づる式に出てきてしまいます・・・_ノ乙(、ン、)_ しかも観てみないことには何もわかりませんし・・・。これは舞台のダブルキャストみたいな映画版と理解したらいいのでしょうかね?(とにかく監督がヴィクラムで両方芝居やらせたかったのだろうか?)
 このカオスな状態に少しでも興味を持って足を突っ込んでしまいますと!間違いなく映像廃人まっしぐら・・・な迷路を歩むことに・・・(^^;) あなたももし気が向けばと・・こういう迷路に迷い込むことを、はてさて勧めていいものかどうか・・・(笑) 映画業界とかを目指してる方には勉強になる話かも知れませんが、素人な観客である私のようなものは、どっちも素直に楽しのも現地にリアルタイムでいるなら楽しいですが、ネット時代に後から追いかける・・・のは、腐海の砂に足を獲られて、らん♪らんらららんらんらん♪(@@;)とかわけわからなくなりそうです。
 
 インド映画のリメイク・リメイドの沼・・・は、海外ものをローカライズして自国の価値観文化に合わせるだけでなく、自分地域のもっと狭い範囲のローカライズであったり、それが意外なヒットを生んだりと、あるいはマッシュアップされていったり、私たちインド映画ファンをたっぷり悩まさせてくれる製作状況が、深く広く広大な景色のように広がっており、ただただ驚くばかりでもあります。 しかもプラカーシュさん、3度も泥まみれになったのねww お陰で私も沼にどっぷり泥まみれww なんちゅーかもぉ~どういうていいかわからんインド映画の製作状況・・・カオス過ぎてついていけません・・・orz
a0308487_23202559.jpg

  @@日本でも原作小説のある映画だと、その状況でいろんな監督が作るってのはわりとあるけど。製作時期が同じとか重なるとかはほぼ珍しいですね。芥川の「藪の中」がそういや私ポルノ系映像でそどなたかだか監督だからと見ましてそれが面白いと思ってたら(女優がアカンかった?)、すぐさま同じような映像でポルノではなく、普通の映画でスターでつくってたっとかあったよな。あれなんかどういう経緯だったんだろ?
by AkaneChiba | 2015-12-16 23:55 | Intermission | Comments(0)

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