遅まきながら2013.2月にインド映画に恋をしてしまいました。


by Akane

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毎年12月は本国インドお祭り騒ぎ・・のはずが・・・

 毎年インドはディワリ(インドの正月)前後は映画もそれに向けてお祝映画や大スター作品や超大作が封切られるので、インドは今、ネット周りがとても盛り上がっています。
 今年の12月の映画は、シャールク映画と、巨匠監督映画が同日封切りということで、プロモ合戦も兼ねて「どちらが興行成績あげるかっ!」と大賑わいのネット周り。また毎年、この彼らの正月明けてからの時期は賞レースも絡むインド映画のプロモ合戦で大忙し・・というのが常だ。(今年はサルマンのあのBajrangi Bhaijaan映画あたりが出来レースなんじゃないかと、作品賞にバンサーリ監督とかね)
a0308487_16565744.jpg 特にシャールクとカジョルのタッグでの映画と、今トップ女優のディーピカ・パドゥコーンと上り調子のランヴィール・シンによる巨匠バンサーリ監督の歴史大作の、二つが同日封切は、相当前から話題になって映画ファンの眼をずっと釘づけにしてきている。 シャールク+カジョルの鉄板の組み合わせは、ワールドワイドクラスで興行収入が見込めるし、それと同日封切りに挑むのは今一番脂ののってる若手がその美しさやパフォーマンスが頂点になるくらいのところで、巨匠監督による歴史大作で今後の彼らのステータスがさらにグレードアップするというその位置にある映画だ。
 従来の大スター映画に、巨匠監督の今一番旬の若手俳優たちが挑むわけで、このあたりの興行レースもおそらく、3日でいくら~とネットのエンターテイメント誌をにぎわすことになるだろう。また映画の宣伝のプロモ合戦も過熱を極めており、なかなかに興味深いインドのエンタメ周りとなっている。

a0308487_2411522.jpg 楽しい盛り上がりプロモ合戦なネットは毎年のことだが、少し前まで大賑わいでプロモ合戦とファンのリツイとでカオスな楽しい状態が続いていたのだが、12月入ったころにきて少し妙な方向にインドのネット周りのニュースが動いていった。11月の長期に続く長雨で100年に一度の歴史的雨量で、チェンナイ、タミルナドゥ地域の大洪水が、11月下旬から12月初めにかけて深刻な事態を引き起こしている。私は、インド周りは「映画関連を中心に情報フィルター」とかけていますので、そこが中心の話になります。
 チェンナイはインド東側の大都市で工業地域でもあり、海外の企業も多く誘致されてる主要地でもあります。自動車産業の地でもあるので、日本の会社もここにありますね。ツイッターでは、水没で動けなくなった助けを求める人がネットなどで電話番号などがに出回ったりもし、空港の冠水で飛行機発着はできずに完全麻痺、そうなってようやっと日本でもニュースになってました。被災範囲が河川~湖沿い、そして海岸線と、水の行き場が無くて水の引く気配がなく、SNS経由で流れてきた画像の中にはa0308487_247028.jpgどこかの病院が水没したようで、高価なCTだかMRIスキャンだかの医療機器が水浸しになっている画像を見たときは、「こんなときだからこそ、役に足つ数千万~億の機械が・・・おじゃん・・・orz」という事態は衝撃的だった。もぉ10日以上?そのような情報がずっと流れており、その後も雨でようやっと水が3日前くらいに落ち着いてきたところのようで、日常の日々の生活に戻ろうとしていますが被害の大きさはその水害の後の写真で見ると、言葉を失います。
 またチェンナイは南の映画の地でもあり、多くの人口の支える劇場や古くらからの伝統文化などインドの南の商業文化の要衝地でもあります。インドは映画は各地域言語で上映されますので、大都市チェンナイで上映される映画のスターはこの地の観客たちに映画を見てもらっている南の地域の一番大きな地域とも言える場所でもありましょう。
 この水害の模様はツイッターやFacebookのTLやニュースから画像が流れてきて、PrayForChennaiというタグやアイコン、各界有名人の(おもに北)被災お見舞いのコメントなどが流れていたのですが、その中で映画人であるタミル/テルグの俳優SiddharthのSOSのツイッター俳優さんの情報が流れてきた辺りからどうもネットの中の様子が変わってきました。
Stand by Chennai: Help Actor Siddharth, RJ Balaji help those affected by Chennai rains
 軍や警察の出動や、首相の動向はもちろんのことニュース界隈で流れていましたが、またそれまでの北側の映画人たちの通り一辺倒なコメントも従来通りに流れていましたが、それとは一線を画した「映画人の被災者本人」のコメントだったので、また撮影に支障が生じたり、インドの歴史ある新聞社が水害の為初の休刊になったり、由緒ある文化劇場が水没したりと、入ってくる情報の質が一段と深刻に変わってきました。州政府機能がマヒしているなんて話もKamal HaasanFacebookを通じてコメント声明を出し(その手段でしかコメントが出来ない状態だったようだ。) インド中がインド南部の洪水に視線を向ける事態となっていました。なのでそういう劇場的な楽しみのようなものは自粛すべきではないか?というようなムードも生まれ始め。。。。
 特にモディ首相はタミルの洪水を飛行機から視察した・・・写真が彼の政党広報から写真が出されたのですが、窓の外の様子がよくわからないのはよくないと考えたのかその政党が稚拙なフォトショ合成をしてしまい、さすがにこれには国民もプチっときたみたいで、窓の外に盛大なクソコラ(クソコラとは「クソみたいな技術的にも内容的にもくだらないコラージュ写真」のこと。通常はその対象に皮肉や批判を向けたり、楽しんだりするときに使う)がなされモディ首相やその政党への批判がなされることに(不謹慎にもこのクソコラには画面の前で爆笑してしまいました、すいません ^^;)。それだけ水害が深刻だということなのですが、政党の広報も何を思ったのでしょう?国民の怒りのスイッチを入れてしまいかけたようです(^^;)。
 普段、こういうニュースはエンタメなところとはあまりかぶらないのですが、まぁ地域の洪水とかの話が聞こえてきた後に、しばらくして有名映画スターが通り一辺倒の優等生なコメントをだして、多少寄付の話が聞こえて来たりして、そのまま終息していく・・・・のですが、ちょっと今回は様子が違いました。
 
 ヒンディ映画は南地域でも上映されます。チェンナイのような大都市の大水害で州機能もマヒ、映画どころでは無い人も多く、ツイッターでは助けを求めるコメントの中に、時期も悪い12月の映画のプロモがバンバンネットに混ざる時期、タイムラインに水害と映画プロモ情報がカオスになってる様は、何とも言い難い状態が数日続きました。その中でもお金周りの話で、初日どれだけ売り上げをあげるのかというのも煽ってたプロモもあったものですから、それを見ていた映画どころでは無い人には癇に障ったのでしょう。とうとう「初日Dilwale見に行くくらいなら、そのチケット代を水害地域にDonateしろよ」というようなコラ画像まで出始め・・・・コラージュ画像が流れたくらいと時期を同じくして、シャールクのRedChilli社が、この映画のFirstDayの売り上げから寄付をするというコメントがだされ、それらは多くの人にリツイやフォローがなされました。絶妙のタイミングだったのか、Chennnai Expressの映画を撮ったシャーがこの件についてのコメントを出すのが少々私には遅かったように見えていたもので、海外とかにプロモにも行ってたので忙しいシャールクなので動きが遅くなったのしょうがないのかもしれませんが。そしてそのコメントが出るころに、それまで過熱気味だった映画宣伝の煽りがすっっと2日ほど自粛ムードするような事態のようにも見えたのです(そしてSNSからTVメディア側に宣伝がシフトしましたが)。
 
 というのも時系列で言うとそれら世界的大スターのコメントよりも数日前に、その水害のTLのなかでも人気のリツイになってたコメントもありました。タミルのスターの中でもDhanushのツイッターは ChennaiFloodsの検索をすると映画スターということで、影響力が大きかったと見えて常にトップのところに表示されていました(12月2日辺りくらいから)。彼はその地域に支援救援を出来る範囲で出したようです。タミルといえばラジニ様ですが彼は映画の撮影で現在アメリカ滞在中でもあり、Donationの話だけでなく、いつもの自分の誕生日にお祝をするのを派手にすることのないようそれをDonateしてほしいと新聞に(こちらは8日過ぎくらい)。どちらかというとスターさまによくある支援の仕方をコメント発表していたのでネットでニュースでも追えます。他の有名スターたちも同じようなコメントや支援の話が聞こえてきます。そういう有名どころは表のニュースでは流れるのですが、インドのメディアでしか追わない範疇の「若手の映画人」この洪水での支援は、少々違いました。直接行動・・・に関しては、そのインド周りのファン関連や映画方面メディアやTwitterのようなSNSでしか情報が見えてきません。実はこちらの情報の方が、映画人の直接行動の様子の方が、私にはずっとずっとネット上で目に留まって追いかけるほどに気になった情報となっていたのです。有名スターの通り一辺倒のコメントより、あるいは自分の映画のプロモで忙しくコメントの遅れで批判がなされ始めたと同じくらいにそれを打ち消すかのような寄付の話(モディの炎上の件があったから、ビジネス側がリスク回避したようにも見えなくもない)と意地悪な見方すれば勘ぐってしまうような行動よりも、率先してこれらの直接行動に動いた若手の彼ら、Siddharth@Actor_Siddharth君にはじまりDhanush:‏@dhanushkrajaRana Daggubati@RanaDaggubatiNavdeep@pnavdeep26他、彼らの行動は、私の眼には生の生きた情報として「何かせねばという衝動」に突き動かされている尊い行動に見えたのです。単に金だけばらまく寄付などとは大きく一線を画すものでした。
 実際大スターは彼ら自身が身を動かすようなことですらも、人が集まって大きな影響が起きてしまうので、出来ることといえば、寄付とお見舞いのコメントくらいしか出来ないのも事実ですので小回りは利かないでしょうが。大スターはそれゆえに情報の発信力は世界的にありますから世界の誰もがそれをリツイしたりチェックしたりするでしょう、インド国内の人は当然上の若手の映画人のツイートをチェックしていたでしょう、入口はどこからでもイイですので、情報の切り口として大スターだけでなく、そういう「インド内部の人たちが目を向けるところの情報の切り口」にも、どうか視点を移していただけたらと、そう願います。
 117の時も311の時もそれを目の当たりにした人には「衝動」のその気持ちはわかると思います。私も自分に出来る小さな範囲の何か行動をほぼ3日くらいは不眠不休でやってた覚えがあります。あれはいいようのない「衝動」であり、それに突き動かされたあれを私は一生忘れることはできないでしょう。上の若い映画人の彼らもまた、そのような気持ちで動いたのかもしれません。もし興味があれば、彼らのツイッターのナマ情報も11月下旬からもしよかったら追ってみてください
 ちなみに、Dhanushはラジニさまの娘婿です。もちろん夫と一緒に彼女も行動しておりましたし、ラジニさまは自分の娘も(私の代わりに?)行動してくれてる・・・というニュアンスにとれるコメントをだしていましたね。 そういや日本のもちろんラジニ様通のT氏も多くのタミル情報をだしてくださってましたよ。そちらの方で日本の方はご存じの方も多いかも知れませんね。
 もちろん冠水は終息したとはいえ、そのあとの惨状はとんでもない状況なので、人々の支援はそんじゃそこらで終わることは無いでしょう。上の俳優たちも、通常の自分たちの仕事も待っていますので、そう長い間は行動も出来ないでしょう。この後は何よりも、伝染病の心配もあります。

 インド各地はまたいつもの12月の映画宣伝合戦に戻っていくでしょうが、それは他の地域全体のことであって、第3の都市のチェンナイでのそのネット周りの動向は、違った空気と一緒にカオスなTLがほぼ流れ続けることになると思います。水害に遭われた方々の皆様のご無事とその後の一刻も早い回復と平常な日々を祈って、ここにそれらのことを書きとめておこうと思います。
a0308487_4594384.jpg

   @@ランヴィールはコチラでこのようにコメントしております。非常に丁寧に言葉を選んでレポーターたちの質問に答えていましたね。


   ・・・この記事書くのに5日くらいかかってしまった・・・orz
by AkaneChiba | 2015-12-12 17:13 | インド映画スター | Comments(0)

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