遅まきながら2013.2月にインド映画に恋をしてしまいました。


by Akane

プロフィールを見る

S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

映画『Dilwale Dulhania Le Jayenge』 勇者は花嫁を連れていく(-1995)

みんぱくで上映が決まり、インド映画ファンがざわざわとしています(笑) それを前に、今更する必要もないかもしれませんがインド映画初心者の方の為に、この映画の紹介をしときましょうか。インドの慣習他に基づいた深い専門的はお話は、他のブログもこの映画については日本語だけでなくさまざま言語でも沢山あるので、探してみると面白いかもしれません。

a0308487_1749194.jpg インド映画最近ファンになった方には、これを知らなくしては、現在のいろんな作品の意味もわからないというくらい、インドの代表的映画史に残る金字塔の一本でもありますので(インド中の人が知ってる) 世界のシャールクファンが知らないわけがない、まだ一度も見たことがない方や日本語字幕で観れてない方、大画面で観れてない方に今度のみんぱく上映会は是非っ!足を運んでいただきたいと思います。中には遠方から関西まで遠征する人もいそうだよね、この映画だったら(^^;)

映画『Dilwale Dulhania Le Jayenge』 -1995 勇者は花嫁を連れていくの意味 The Big Hearted Will Take the Bride だそうで、なんとWeblioにもその項目、映画のタイトルごとあった!ワロタww
http://ejje.weblio.jp/content/Dilwale+Dulhania+Le+Jayenge
a0308487_17492234.jpg
20年前の映画ですが、ちゃんと今Official Siteがあります。今もDVD等売れ続けている1本でもあります。Official な情報発信サイトは、Official FacebookOfficial Twitterが存在していて、このビックタイトルが今の時代に並々ならぬセールス網をもっていることを示してもいます。 こちらでもその数カ国語Wikipediaも相当数Wikiがあるということはその国のファンの人がいるということですね。IMDbはコチラ
 



英語翻訳つきのトレーラー


ストーリー:在外インド人(NRI)の英国在住の家族がそれぞれに2組。一方は金持ちな落ちこぼれ学生のお調子者ラージ(Shah Rukh Khan)。もう一方の家庭は厳格で故郷を誇りに思う勤勉な頑固者の父の元にあるシムラン(Kayol)。彼女は故郷に父が決めた顔を見たことも無い婚約者がおり、友人たちと二度とできないだろう独身前の欧州旅行に出かけます。電車のホームで手を取り合って電車に乗りいれた旅仲間の一人ラージたちと旅をするうちに、シムランを子供っぽくからかっていたラージですが途中下車の休憩中に二人は電車に乗り遅れたことがきっかけで一宿することに。どたばたのうちにラージもシムランを意識して・・・。二人の間は喧嘩相手から微妙な友人の距離になり始めた頃に旅の終わりが。旅の終わりは恋の終わり?それとも始まり?インドに帰って結婚が待っているシムラン、それを追いかけてインドにまで行くラージ。a0308487_17491810.jpgインドの結婚の儀式は、何日も時間をかけて婚約式やら結婚前の伝統行事やらで大忙し。そこにシムランの恋人であることを隠してもぐりこんだラージはシムランを結婚式までに「正式に」奪還出来るのでしょうか?

 もしこの映画に翻案があるならインド版『或る夜の出来事』(あるよのできごと、It Happened One Night)な趣はありますが若い二人の瑞々しさから、こっちの方が多分に少女漫画的ラブストーリーになっていますね(笑)
a0308487_17491955.jpg 1995年のインド映画です。日本では1998年に映画祭で初お目見え(邦題:シャールクカーンのDDLJラブゲット作戦)。20年も前の映画ですが、この映画の大ヒットによりこの映画を20年間上映し続けた上映館が昨年2014年12月、1000週目に到達。そのロングランからもギネスにも掲載されています。
DDLJ completes 1,000th week at Maratha Mandir
http://www.thehindu.com/entertainment/ddlj-completes-1000th-week-at-maratha-mandir/article6686035.ece
a0308487_17491828.jpg この映画がここまで長く愛され続けているその理由はなんでしょう?インドの習慣や結婚、美徳や家族、20年前のインドの若者の憧れや、昔からの慣習と現代の規範の差異、等など・・・90年代から今に至っても通じるようなインドの全てが詰まっている一本でもあるからなのかもしれません。今もなお地方に行くと古い慣習や伝統に守られて時に縛られているインドの社会なので、そこを守りながら型破りをする若さと、その相反するものがいっぱい詰まったストーリーでもあります。

a0308487_17492149.jpg インド映画と意識して私が最初見たSRKはOSOでしたが、その時の衝撃で彼の今までの20年超えるキャリアを知りたい!と思ったので、急いで他のレンタルと一緒に、このDDLJを観た途端!!!完全にシャールクに陥ちました・・・(^^;) 映画は古いのですがそんなことは関係なく!映画の中で若いシャールクと個性的なカジョルの若さが、画面の中からこぼれんばかりに溢れかえっており、その魅力の虜になって・・・(^^;)。 その時に画面に向かって「あああ!どうしてっ!あたし90年代にこれみなかったのよっ!!(>_<)」と、まぁ個人的には私生活も忙しすぎてと映画を見に行ってる余裕なんかなかったころの日本で公開の映画ですからしょうがないと言えばしょうがないのですけれどね。a0308487_17491741.jpgあの時代に見に行ってれば、間違いなくとっくにお金貯めてインドに観に行ってただろうと思いますわ(^^;) 映像には、その時代のものを画面の中にそのままにみずみずしく閉じ込めてしまう魔力があります。先日は、ゴールデンカップルについて少し触れましたが、まさしくその1995年インドを代表するゴールデンカップルになった一本が、このDDLJなのですね。その後のこの二人の映画は何本かありますが、この二人がというだけでタブロイド紙の話題の記事になるようで、それぐらい人々の印象に残ったカップルとなりました。前半のシムラン大暴れからシムランを落ちつきなだめるシーン好きで何度も見ちゃうんだよなぁ~(笑)

 DDLJという表記通称ですが、インド映画はタイトルが長い映画などは略称で紹介されることがあります。a0308487_17492087.jpgローマ字ライズしてその頭文字をだけをとって合わせるという方法で、人気の有名作品はこういう略称で呼ばれることがあります。また英語タイトルのものもインド映画には多いですが、インドのどこかの地域の映画になると、地域言語を優先して付けないと税金だか罰金だかとられる地域もあるようで、地域言語の表記とローマ字化した表記でつけられている映画も多いようです。国の文化を守る方法として、言語にこうやって拘るという政策もあるのは少し驚きました。a0308487_17492237.jpg日本語はその点は節操がないのですがそれでも欧米言語表記まではあっても、さすがに中国語や韓国語表記がなされる日本映画はないようなので、少しはホッとしてていいのかもしれませんが(そうなったら既に国勢が大変なことになってる状態やな・苦笑)。 

 この写真は1000Week記念に集まった観客とそのファンの声援にキメポーズで応えるシャールクの写真です。この映画がどれほど彼らに愛されているかわかる一コマかもしれません。
a0308487_17492174.jpg

 この映画は二人が恋に落ちるまでのエピソードは、とてもキュートでインド的かわいらしいKayolの魅力と、それをいたずらいっぱいに包み込むSharukhの濃い(笑)個性でがっつり受けとめていて、その二人の朝起きた時のシーンは、前半の名シーンになっています。あのシーン観て惚れない映画/映像好きはいないでしょう(笑) 90年代の前半のシャールクの魅力は若さのムッチリな魅力とエロさもw爆発しててストーカー役なんかもなかなかのものですが、こういうちゃらいお調子者の若い兄ちゃん役は本当にハマり役だなぁ・・と画面に食い入って観てしまいます(笑)。これ若い時に観てても同じこと思ったのか?それともこの魅力がわかるのは私がおばさんになってしまったからでしょうか?さて?(笑)

 180分の長い映画ですが、前半は欧州を舞台にアイドル映画の様相で、背景のスイスの風景や背伸びして気どっている二人のファッションなどが、インドにとってのその当時の「憧れ」を投影している場面なんでしょうか?。在外インド人の生活や価値観をそこで投影してるのもインド国内にウケたりしたのかな。そして後半がインドのパンジャブ地域、豊かな(菜の花?)花畑の再会のシーンはこの映画を中盤の名シーンです。
 その花畑の中で再会前の背景に、旅のみやげの牛のカウベルが取り付けられているシーンは、この状況を観慣れない現代の私の眼には「何故牛?お土産カウベルやからってわかるけど・・・(^^;)」と最初違和感を覚えもしましたが、その後他のいろんな映画でこのシーンはオマージュされたりなどしてやっぱりちゃんと牛が背景にいたりなんかします。ヒンドゥにとっての牛は神聖な存在ですから(シヴァ神の乗り物、ナンディン)、ストーリー上では、スイスでシムランがやっつけに買った大きな(スイス土産の定番でもある実用ではなく室内装飾用?)カウベルが彼と彼女を繋ぐアイテムとなります。そのカウベルをつけた牛というシチュエーションは、そういう文化的な神話か何かを指している画面なのかもしれません。シヴァ神は牛飼いの人妻、恋人にしっちゃったりしてる話そういやありましたね。牛に乗って現れたシヴァが、人の嫁(になる)の女性を強奪しにくることへの暗喩だから、牛なのか?うーむ専門家の方、解説プリーズ(汗)。
 あのシーンが違和感なく美しいのはおそらく映画のセオリー黄金比率がしっかり映像に踏襲されてる映画だからかもしれない・・・などと思いながら牛とシムランの画面の位置を眺めてみたりしていました(笑) ちゃんと遠くに花畑に立つラージの位置が黄金比のラインの位置に立ってるんですよね。黄金比を使わない方も結構いますが、私は黄金比のある画面の方が好きだったりしますね。(落ちつく?)
a0308487_17491735.jpg 音楽も伝統的なリズムにメロディにそれとダンスと色鮮やかな麗布の洪水を陽気に踊るシーンでアムリッシュプリーに踊られるとそれもそれで、がっつりハートにきちゃいますね。頑固おやじ(堅いけど筋は通ってる)はそれでも難しいもんだな。日本でこんな頑固おやじは今いなくなっちゃって、頑固じゃなく自分のことしか考えてない老害ばっかりかもしれん(^^;) この映画を私が観た時には同時に「インド人頭かたぁ~~~っ!(^^;)」と思ったのは、私が今の水に漬かり過ぎてるからなのかもしれませんが。しかも親父さんだけが頭が堅いわけじゃなく、若いラージ主人公も最後まで「インド的頭の固さ」で通すところがなんとも面白う御座いますなw
 
 以前どこかの番組の映画のミニコーナーかなにかでこの映画のワンシーンをちらっと紹介していたことがあって、その時もこの映像見た司会者だかコメンテーターだかは牛に突っ込んでた気がしますが(うろ覚え)、このシーンでインド中の人が感動するんだとかなんとか少し小馬鹿にしたような物言いをしていたのを私はうっすら覚えています。その時はインド映画の存在をまだ私は意識していなかったですが、その短いコーナーのことをいろいろとそれだけ覚えているということは、他の映像も合わせてとても印象的だったということなのでしょう(ビジュアルと音楽がいいと私は必ず食いつくので・・・)。シーンだけ切りとったら、私たち現代の人の眼から見たら滑稽に見えるのかもしれませんが、これら伝統なものに対するインドの人の考え方などを知ると、違う目で映像がみえるかもしれません。他の文化を知ることの機会としていろんな国の映画を知る(アジアは何も東アジアだけがアジアでは無いので)機会をもっと私たちは配給会社さんなどに求めたいですね。めんどくさいのでテキトー近場からひっぱてきてそれCMでゴリ推しすれば勝手に売れるだろう・・・みたいな安普請な見方でしか映像をみてこなかったんでしょうねぇ。加えて映像の業界は、今日本の内部から文化潰すようなすり替えとか日本もので平気でされてるのみると、閉口しますけどね・・・orz
 前半のアイドルラブロマンス映画、後半のインドの伝統的結婚式の様子が詰め込まれていてそのダンス群舞シーンなど目にも鮮やかな衣装と伝統様式とが繰り広げられる映像。インド人がインドの伝統を守ってでも新しい時代を受け入れて・・・という実際にはおそらくはまだまだ都会以外はあり得ない結末でもあるのかな?と、この辺りの解説を専門家の先生にみんぱくでお話聞きとうございます。

 これを知らなくしてはインド映画を観たとも言えない・・という国民的代表作『Dilwale Dulhania Le Jayenge』 が、せっかく特別上映会でやってくれますので、みんぱくでやってくれますので、是非!この機会を逃さずこの映画の魅力を体験してみてください(^^)/

 余談:あ、私アムリッシュ・プリーは大好きです。悪役やっても気品にあふれるいろんな映画で貫録のあるバイプレーヤーとして、食い入るように観てしまう名優でございます(特にKoylaでの、お前の美しさがワシをくるわせたんじゃ~といってるヒヒ爺役のあれw、むっちゃ気にいってますw。) 日本では「インディジョーンズ」にも出てたので知ってる方おられますね。あのインディジョーンズでも役どころも、これだけインド映画観ていくと、なんというかそのインドがどういう扱いされてるかわかった上での自虐な役どころだなぁ・・・(^_^;)ということがよぉ~わかりますわ。是非、モガンボで未開の土人扱いするハリウッド人種をみてから、Mr.Indiaをみて、DDLJやKOYLA他のアムリッシュみてから、インディー観てみてくださいな。


  @@チェンナイ・エクスプレス上映と時を同じくして900回記念SRKショット
a0308487_17492269.jpg

by AkaneChiba | 2015-06-14 15:29 | 90年代 | Comments(0)

カテゴリ

全体
当ブログについて
当ブログ管理人に連絡はコチラ
マサラ上映
マサラマニュアル
マサラ上映報告
インド映画全般
映画全般
Bollywood
Tollywood
他地域インド映画
Hollywood他
インド映画スター
俳優
女優
監督・スタッフ
10年代
00年代
90年代
~80年代以前
Old Movie
上映館
ハートに直撃
映画美術
小道具・衣装
新・インド映画音楽
古典・インド音楽
音楽
楽器
暴走妄想w
イベント
ワケ
そのほか
Visit to Japan
Intermission
Kollywood
印映感染記マニア編
Mollywood
映画技術
未分類

最新の記事

4月 インド映画日本上映20..
at 2017-03-24 04:28
Item Girl Hot ..
at 2017-03-21 21:39
Item Girl Hot ..
at 2017-03-21 02:57
「バーシャ!」デジタルリマス..
at 2017-03-10 00:01
マサラ上映「バーシャ!」準備..
at 2017-02-24 23:25

検索

以前の記事

2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 04月
2013年 03月

タグ

記事ランキング

ライフログ


あなたがいてこそ [DVD]


アラジン 不思議なランプと魔人リングマスター [DVD]


神さまがくれた娘 [DVD]


恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム[Blu-ray]


マッキ― [DVD]


マイネーム・イズ・ハーン [DVD]


命ある限り [DVD]


マダム・イン・ニューヨーク [DVD]


ラ・ワン[ Blu-ray]


スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え! No.1!! [DVD]


バードシャー テルグの皇帝 [DVD]


闇の帝王DON ベルリン強奪作戦 [DVD]


家族の四季 愛すれど遠く離れて [DVD]


タイガー 伝説のスパイ [DVD]


アルターフ 復讐の名のもとに [DVD]


たとえ明日が来なくても [DVD]


エージェント・ヴィノッド 最強のスパイ [DVD]


スタンリーのお弁当箱 [DVD]


クリッシュ [DVD]


チェンナイ・エクスプレス~愛と勇気のヒーロー参上~ [DVD]

最新のコメント

honey_akbさん..
by AkaneChiba at 01:52
> ふんさん コメント..
by AkaneChiba at 13:10
あなたが誤解を招く文章書..
by ふん at 12:10
> 高田世界館スタッフ・..
by AkaneChiba at 00:14
akane様 初め..
by 高田世界館スタッフ・西山 at 16:53
「熱い解説を!」さん(で..
by AkaneChiba at 19:33
ありがとうございました!..
by 熱い解説を! at 23:31
どもども(^^) 悪役..
by AkaneChiba at 00:17
Amrish Puri様..
by 玻璃 at 21:22
玻璃さん、こんにちわ~..
by AkaneChiba at 16:19

ファン

最新のトラックバック

venussome.com
from venussome.com
venuscozy.com
from venuscozy.com
venusgood.com
from venusgood.com
http://venus..
from http://venusso..
www.whilelim..
from www.whilelimit..
http://while..
from http://whileli..
http://while..
from http://whileli..
http://www.v..
from http://www.val..
めぐり逢わせのお弁当 ~..
from 黄昏のシネマハウス

ブログパーツ