遅まきながら2013.2月にインド映画に恋をしてしまいました。


by Akane

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Ⅷ. Sanjay Dutt 一人祭り中 その8 映画「Saajan」(サージャン 愛しい人)と音楽

 Sanjay Dutt 一人祭り中の他URLはコチラ。順不同にこのサンジュー映画記事は書いてます。さて人気絶頂のヤングスターの時代に少し戻りましょうか。インド映画は80-90年代前半は古いと言われてしまった海外からは冬の時代扱いされた時代でもありました(数本の名作は別にして)。さて、今の時代の眼で見ると違った評価が出来るかもしれません。
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<Sanjay Dutt 一人祭り中 その8 映画「Saajan」と音楽>
 映画「Saajan 1991 →IMDb
 文句なく1990年代の最初の代表するサンジェイ・ダットサルマン・カーンマドゥリ・ディクシトの代表作。人気スター3人が揃ったラブロマンス・ストーリー。a0308487_161852.jpg サンジュー、マドゥリは80年代を代表するヤング・スター、サルマンは88年デビューした名門出身のアイドルスター、そしてサルマンの8本目。ちなみにマドゥリはデビュー84年~23本目、サンジュー72年含めて81年デビューから40本目。驚いた、ここまでサンジュー40本もでてるんかっ!(^^;) ここまでサンジューも、マドゥリもヤングスターです。その二人がもちろん主人公です。3人はいって三角関係、アイドルスターにそれぞれに見どころが満載です。ヤングスターとして最後のサンジュー一番の見どころ時代かもしれません。その後90年代はその後サンジューは芝居が出来るアクションスターの道に入っていきます。またマドゥリの美しさも格別で、一番いい時期の旬に撮った作品ともいえるでしょう。

 ストーリーは、ずばり「シラノ・ド・ベルジュラック」のインド版です。足の悪い内気なAman(サンジュー)と健康で元気で奔放なAksha(サルマン)は子供のころからの大親友。 Amanは彼の境遇を不憫に思ったAkshaの両親のVerma家に引き取られ育ち、やがて成長したAmanは詩人Sagar(ペンネーム)として活躍し一人立ち。彼の詩のファンで文通相手のPooja(マドゥリ)は彼の詩を歌って喝采を受けたことを、文通相手の尊敬するSagarに伝えますa0308487_15574543.jpg。AmanはVerma家の仕事のリゾート地探しに訪れた先で、Poojaに会いしばらく逗留、親交を深めます。AmanはPoojaに惹かれながらも、しかし自分の足の悪さにコンプレックスを持つ内気な彼。そこへ親友かつ兄弟同然のAkshaがAmanを訪ねてPoojaに出会いAkshaもPoojaに恋に落ち、Amanは自分の友情と恩義+コンプレックスゆえにこの恋を誰にも告げずに身を引いてAkashにSagarの名を騙らせてPoojaと二人の恋をとり持ちますが・・・。典型的な三角関係ラブストーリー。



a0308487_1625440.jpg この映画は、なんと!1992年の福岡アジア映画祭で上映されています(福岡アジアン映画祭/アジアンフォーカス福岡映画祭とは別のもの)。日本邦題は「サージャン/愛しい人」です。つまり日本語の翻訳があるっ!わけです。まじかーーーっ!(>0<) ソフト化もされてる?ようなのでVHSもしくはDVDであるのでしょうか?(ネットとか探したけど見当たらんかったなぁ~)。 しかも、NHK衛星放送1996年に放映されたことがあるらしい・・・まじかっ!ちゅーか、衛星放送で放映されてるのなら、弟のビデオ・ライブラリー探すと運が良ければ見つかるかもしれない、あるかなぁ?・・・

 最初の10分くらいはこのAmanとAkashの子供の頃とかをまわりくどく紹介しているあたりは古い手法のストーリー運びで映画技術もストーリーも古さを否めませんが、「インド人的美徳」な話がしばらく続いて、奔放でいたずら好き女性大好きなAkashが元気に美しいかわいい女性と一緒に若いカップル姿のサルマンのミュージック・シーンで最初の音楽が始まります。日本のその時代の15~20年前くらいのファッション/風俗なのがこの時代の映画の中で表現されていると思います。アイドルスターを売りたい製作側の意図などがファッションなどに現れていて、こういう映画の90年代のインドの風俗などが、この手の若いシティーボーイwwなカップルという形で映像で見れるのはなかなかに面白く、この時代にインド映画を見る楽しみはそういう世相社会/風俗背景を見る楽しみがあります。
 a0308487_15581999.jpg サンジューは足の悪い役なので、それまでの映画で画面をところせましとその長い脚で暴れ回っていたボディ鍛えたサンジューはその長い脚を封印しての、真逆な繊細な内気な美青年を演じています。そして、今のサンジューを知っている人にとっては、この頃のほんとにガッツリ美青年(驚)なサンジューにうっとりも出来てしまうのは映画の世界とは、なんちゅー恐ろしい(違っ)ww いやまぁしかしあのインドの国民的女優ナルギス(日本で言ったら原節子みたいな存在かな?)を母に持つゆえの美貌の片鱗はこの時代のころまで、画面いっぱいに溢れています。

 a0308487_15575033.jpgストーリーの基本はメロドラマで、どうしてそのサルマンのTシャツなんですか、あの教会のシーンのエピソードはないだろう(^^;)って突っ込みたくなる部分は一部あるものの(笑) (おそらくインドのことだからあの障害のある方は本物のそういう方を使ってるだろうとどなたかがいってましたね、なるほど。) 以前、「めぐり逢わせのお弁当」のところでも触れましたが、イラがおばさんに映画のテープをかけてくれとせがみます、その中で流れる曲はこの「Saajan」の名曲でした。映画の中でコンサートに見に行くPoojaとAkashのシーンで、プレイバックシンガーの方が歌ってくださってるシーンがありますが、この映画の音楽が伝統的なのインドの演奏手法を元に構築された名ラブソングになっていることもその演奏から伺えます。わりとインド映画はその映画の中でプレイバックシンガーさんたちを映すというようなシーンがありますね。この映画は全編に「音楽」がキーになっています。というか、音楽のシンガーさんたちの実力はインド映画はしっかりありますので、この時代映画の手法やファッションは確かに古さは否めませんが、音楽は今聴いても懐かしいメロディでありながらも、しっかり心に残る名曲くがいっぱいの時代でもあります。全編間に入る音楽が素晴らしく口ずさみたくなるラブソングは並んでおり「シラノ・ド・ベルジュラック」をインド人が作ると音楽映画になりました。という珠玉の一本になっています。

https://www.youtube.com/watch?v=ira8vyx8ToM

 この映画は元気いっぱいのサルマン、美青年のサンジュー、そして美しさの超点にあるマドゥリの魅力を余すところなく画面に収めてくれている、いわば「スターたちの旬の映画」でもあります。a0308487_15575989.jpgこの間久しぶりに1976年の映画「春琴妙」をみたのですが、当時はアイドルの宣伝CMのうるさい映画だなぁ~とその映画の魅力がわからない私も子供でしたが、今になって当時の山口百恵と三浦友和のゴールデンカップルの魅力に気付き、映画がその当時の若い二人の旬の美しさや素晴らしさを透明な氷の中にそのままの姿で閉じ込めたような映像であることを改めて再認識しました。日本はとかくラブロマンスやらミュージカルやらが苦手過ぎる(昔はそうでも無かったのに・・)作品しか作ってきていませんが、またそういうものへの映画ファンの評価が視野が狭いことを感じることが多々あるのですが、もう少しそういうスター達の魅力でそれを映画に余すことなく映しとる・・・ということを評価できる眼を持つ観客でありたいと思います。Saajanはそういう映画の一本であることがわかるくらいには、私の眼も大人の価値観でみれるようになったのでしょうか?
a0308487_1557545.jpg
  あと、たぶんこのインド映画を見るにあたって、BigBのラブロマンスの一本Silsilaあたりはみておかなきゃならないのでしょうけど、すいません、まだそこまで手が回っていませんので、そこはご勘弁を・・(^^;ゞ 木立をPoojaとAmanが二人で歩く妄想シーンwwの構図は、Silsilaの映画の名曲へのオマージュもあるのではないかしら?と。インド人にとって何か見たことのある昔の映画の構図の別のスターでの投影というのはよく表現するように思います。他にもえっと、あのジープのシーンも有名な古い映画の一コマのようですよね。ああっ!見れてない映画多すぎでついていけんっ!\(≧▽≦;)/←でも何故か喜んでる

 話が男二人の友情の上にあるインド人が美徳とするような美しい価値観(ともすればこの頃の日本人の眼からすると一昔前の少女漫画のようなメロドラマな価値観かもしれませんが・笑)に振りまわされたヒロインが、彼ら二人に自分の気持ちをぶつけるシーンがこの映画のクライマックスになっています。 a0308487_1558442.jpgこのころのサンジューは、既にマドゥリと噂があったのでしょうかね?サンジューの最初の結婚は、不幸にも奥様の病気でずっと療養中昏睡状態という状況でしたので、他の女性と浮名が流れても無理もありません。実際にスターのプライヴェートは、この作りもののドラマのような美しい話というわけには行かないでしょうが(笑)、そういうことを観客たちはゴシップ記事とともに頭に思い浮かべニヤニヤとしながら、あるいはもしかしてこのマドゥリやサンジューのセリフはホントかも?とか思いながら映画を見たのかもしれませんね(笑) しかし!クライマックスの時のサルマンとサンジューの衣装・・・・酷いよなww それはまぁあの時代の味付けとしてご愛嬌というところでしょうか(笑)
a0308487_15575776.jpg
 ヤングスターたちの饗宴のラブロマンスとラブソングに酔いしれて、この1年ちょっとのちサンジューとマドゥリの名作「Khal Nayak」の撮影中でもあったのですが、その映画と同時にサンジューの運命は大きな波にのまれて行くこととなるのです。


  @@サンジューの兄とかわいい弟のサルマンな図は、違う意味でもゴールデンカップル?だったか(笑)
by AkaneChiba | 2015-05-25 17:08 | 古典・インド音楽 | Comments(0)

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