遅まきながら2013.2月にインド映画に恋をしてしまいました。


by Akane

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インド映画考 2013年 in 日本

2013-14年のインド映画関連の簡単に考察をしましょうか。日本でのインド映画の扱われ方や概念がどう動いたかも併せて所感を述べてみます。まず2013年まで

<~2012年までの前提>
 過去今まで~2012年までの日本のインド映画の扱われ方を簡単に概略。大まかこういう流れだろうという範疇です。コチラクリック

<2013年>インド映画100周年。
カンヌ映画祭が、インドの100周年を記念して招待国として招待。これに向けてプロモーションをかけていたインドでは、予算も十分に割かれ、内容の詰まった作品、名作など、次々とこの年に向けて気合入れてつくられた作品が、2012、2013と目白押しに生まれる。

日印友好関連の後押しもあって、「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」の日本公開が、2013年2月後半からはじまる。(スラムドックミリオネアの原作者と言われる外交官が日本大阪に在住していた。任地を移動することになったので、その後押しもあったという話。) 配給宣伝主導で、関東でマサラ上映によるプロモが組まれ、マサラ上映旋風のきっかけになった映画となる。いやーーこの映画の素晴らしさにも参りましたが、そこにマサラ上映を毎週のように引っ張ったプロモには、完全にノックアウトされてしまいました、アッパレですっ!あたしこの映画だけでも劇場で、十数回以上通うハメになりました・・・_(^_^;)
 またカンヌがインド映画100年の招待も兼ねているので、日本でも様々な外交交流の後押しになって、日活も100周年であり、「きっと、うまくいく」が、ボリウッド4として紹介されロングラン。同時に、前年のインドでの2012のヒット作の、サルマン、シャールク作品も日本に紹介され、通常上映がなされる。「闇の帝王ドン ベルリン奪還作戦」(2011) 「タイガー 伝説のスパイ」(2012) 「命ある限り」(2012) 3カーンを日本にしっかり紹介する映画でもある。

 久しぶりに興行収入が億超えた、アジア洋画になったのが「きっと、うまくいく」(-2009)だった(この映画は下コメ映画祭で既に日本では紹介されていた経緯もあった)。ようやっと日本でも、ボリウッド元年となる基点が出来た年は2012-13年となる。プロモーション宣伝も、右往左往と模索している中、億の興行収入いった「きっと、うまくいく」は快挙かもしれない。但し、都会の上映はあっても、インド映画への偏見はまだムトゥで止まったままの意識の日本であり、映画誌面やメジャーなマスコミ・メディアですらも偏見にまみれた無知なコメントを残すものも少なくなく、特に日本で韓流ビジネスにがぶりよつなメディア連ねる人材などは、露骨にインド映画をディスっていた事実には、あまりの業界の視野の狭さに一観客としては驚くしかなかった。(調べてみ?笑うくらい露骨だから・笑) 映画に客が足が向かわない理由を、客やネットのような文明のツールのせいにして、業界全体が「何に取り組むべきか」をビジョンが無い/弱い事を、観客/消費者の目から見て痛感した広告/メディアだった。高い金獲って宣伝するのなら、その金に見合う効果を挙げないで、金だけ持って行ってメディアでディスる・・・という消費者を商売を馬鹿にしている広告メディア業界に向かって、商品供給側も、そして消費者も、本気で怒っていいとも感じた一年だった・・・orz  とにかくメディア周りの広告は糞だ、単なる金詐欺泥棒だorz。一所懸命映画を見てもらいたくて配給さん側の努力を踏みにじってる、大手メディアや大手映画上映館のヤリ口に、辟易しながら、小さなミニシアターや地方シアターにせっせと通う方がストレス無くていいと感じた一年でもあった。地方シアターを馬鹿にしてる東京中心の大手の姿勢は、地方観客/上映館側から突き上げて文句言ってもいいとさえ思ったからな・・・orz 東京は日本の代表なんだから、もうちょっと地方を先んじる「ノブレス・オブリッジ」的な意識を持ってくれ。それが中央の義務でもあると大手企業側には問うてみたい。

 (配給側の地味な努力のプロモの)マサラ上映旋風や、ボリ4に、スター作品の一挙公開も手伝って、日本でのインド映画の裾野が一気に広がる。「マッキー」(-2012)は時期が10-11月と、微妙だったことでその波に若干のれなかったが(NHKとかでも宣伝してたらしいが・・)、シネコンでも上映対象になってくれた(映画内容からいえば当然なんだが)。ただプロモに成功してるとは言えず「きっと、うまくいく」だけが目立った感となる。(しかしアンプラグドさんのリベンジは2014年にやってくる)。このあたりもかなりメディア周りの酷いコメントや宣伝、抵抗がインド映画に対してあって、宣伝すると見せかけてディスるTVメディア等側のインド映画への偏見や抵抗に、首をかしげながら映画館に通う一年にもなった。ネットなんかによる地道な宣伝が効果を上げたのは「きっと、うまくいく」だけだったのではないだろうか?

ひとつ、「スタンリーのお弁当箱」という映画は夏に公開。これはわりと丁寧に宣伝をしていた気がする。

IFFJは2年目。大物映画は少なかった。予算の都合か?1年目が豪華過ぎたのか(笑)。ヒンディ映画だけではなく、いろんな地域の映画の紹介がなされると言う多彩なラインナップ。


<2013年のおまけ>
 インド映画が、日本に今年2013にもロケに来ています。他映画祭に来られた2014年公開された「デリーに行こう」の主演のヴィナイ・パタクさんは秋に来日していますよ(仕事なかったらマジで会いに行きたかった~ ><)。秋に来てた、Samantha Bellamkondaのテルグ映画「Production No.4」、Vijayの「Jilla」映画や、ボリ映画の Yougistaan とか、日本でどうやったら観れるか?ってので、DVD発売されてるのを、チェックできました(笑)エキストラとしてロケにいってきたので、記念パピコww に書いときます(笑)

   @@その2、2014年編はコチラ

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/*--- 2012年までの、日本の様相はこちらにメモ ----*/
<~2012までの前提>
●90年代後半
 ムトゥのイメージが中心。人気は博してもカルトムービー扱いの日本市場。名作も生まれ 欧州では高い評価。日本は名作は、ボンベイや、ディル・セ等が上映されている。いろんな映画もボチボチ紹介されているものの、全体的に長い冗長なインド流映画。映画マニアが、特別な映画祭等で見つけてみている状態。
 欧州では移民もあってしっかりファンも多く、ちゃんと紹介されている。ハリウッドもの等は権利料が高いこともあって(またキリスト教圏以外の価値観の市場でもあり)第三国での映画市場圏中心の市場故、日本にはあまり入って来なかった経緯がある。インド映画は北アフリカ圏で長い間上映されてきているので、移民や人の交流がある欧州では当然の市場でもある。

●00年代
 インド自体が映画産業の一新を図る。技術も内容も世界に向けるために。インド映画も、ここでも進化の最中/途中。日本は映画祭などで紹介されたものや、映画祭で賞を獲ったものなどを日本でも公開。ただ日本では映画マニアの観客向けで、その裾野が広がっているわけではない。一応、賞を受けた映画などを購入したりも冒険をしている日本だが、インド映画への無理解などもあって、邦題のつけ方でひと騒動等もあり。恨むよ、●vex・・・・とインド映画ファンは末代までav◎xを許さないだろうと思う・・・_ノ乙(、ン、)_ 他にもタレント使った酷い宣伝もあったよなぁ(/_;), あれで私観に行く気失せたんだから当時言っとけばよかったと今更大後悔。(今後日本でおかしなタレント使う映画はムチャクチャ良い映画や評価される映画だということを、知っておくべきだと思います、日本の方は。広告会社がクズな日本なので、広告会社にのせられたら、絶対に日本の人はエンタメ関連は損をします。キッパリ!確信ww)

●00年代真ん中過ぎごろ
 日本は相変わらずガラパゴスで映画祭などの特別上映だけが、インド映画の日本公開でのルート(各インドレストランなんかで地道に上映しているような裾野はありますが・・・)。欧州ではすでに市場が出来あがっている。印英の人材の近さやドイツ等が吹き替え等でインド映画を上映している。ハリウッドでは、スラムドック・ミリオネアが示すように、英印で撮られた質の高い映画が評価される(2007)。

●00年真ん中過ぎてから・・・
 欧州では、インド映画市場もファンサイトも花盛り。マダム・タッソーの蝋人形館などに、ボリスター達が並ぶ。2008-2009には名作が軒並み生まれ、OSO(2007-08)は人気を位置づけた一本となる。3idiots(2008-9)は香港など東南アジアも含めて旋風を巻き起こす一本となる。フィギアスケートなんかのエキシビジョンに有名選手がボリウッド音楽を使ったりもしています。知らないわかってないのは日本だけ・・という悲しい状況。
 日本は「恋する輪廻」が映画祭/一回限りの上映会等で上映されるも、日本で公開には至らず・・・。ちょうどインド映画が品質改善して内容ともにクオリティをあげたことが功を奏し単価を上げれるようになったのだが、世界はリーマンショック、インドは影響が大きくなく、世界に向けて映画ビジネスに打って出ている。日本は政権が民主党だったので中国の影響の大きいビジネスルートでもあり、韓流等の単価の安い映画やドラマを買い付けた方向にシフト。BRICSの他の成長国に目を向ける眼はなかった日本のエンタテイメント産業と言う話になってしまった。

 上のような大まかな前提があるのが、00年代までの流れだと思われます。

<2010~2012の頃の日本>
 インド映画が2013年に百周年を迎えるにあたって、何年もかけて準備が進行してきてそれが表だって世界的にプロモーションをかけた2-3年となる10年代。ラジニの「ロボット」(2010)や、シャールクの「Ra One」(2011)など、破格の予算を投じて世界に打って出ている(特に北米等に目を向けて)。「Kites」などはTop10入りし、北米成功でインド映画の価値観は、世界シェアなものに。しかし、日本ではプロモーション不足。国内興行の疲弊や、映画の数に対して上映するキャパと、観客数が伸び悩む日本。ラジニの「ロボット」は2012年に公開。「Ra One」も2012年に公開。上映に際して「マサラ上映」等でその映画宣伝兼ねた上映が、配給会社等企業側主導で行われる。(それ以前は映画マニアの有志の方々による上映方法だった00年代前半。)
 ロボットも、シヴァージも、マサラ上映されている。RaOneも、プロモイベントをいろいろ組んでいた。

 2012年の年末ごろには、ニコ動あたりで、ボリ映画のミュージカルシーンを閲覧した覚えがあるので(シャールクのDON2の映像だった)、一部のファンにはインド映画はしっかり裾野が根付いていた模様。またベルリン映画祭に、DON2(邦題「闇の帝王ドン ベルリン奪還作戦」)は招待映画として招かれているので、その前年にはベルリンでロケをしている。

 ここに到って、ようやっと、インド映画の日本での再評価が始まる基点の年になる。IFFJはこの時点で一回目。超豪華な特別な作品が一気に紹介され、今のインド映画ブームの再基点になった年は、この2012年でもあった。ただまだアナウンス不足が祟っている現状は否めなかった模様だが。とりあえず基点になった年だった。

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by AkaneChiba | 2014-12-19 18:57 | インド映画全般 | Comments(0)

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