遅まきながら2013.2月にインド映画に恋をしてしまいました。


by Akane

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映画『クリッシュ』(原題 Krrish3)

急遽、東京で10月末に上映が決まった『クリッシュ』 原題:Krrish 3 (-2013)です。公式サイト (リンク切れ)http://www.krrish-3.com/ Wikipedia Facebook Twitter 昨年の興行成績 Bollywoodの BoxOfficeの2位にあります。
https://www.youtube.com/watch?v=MCCVVgtI5xU

 映画の中味は、インド映画のSFヒーローモノ、クリッシュのスーパーヒーローぶりを堪能する、子供も大人も楽しめる娯楽エンタテイメントです。インド映画を知らない人にも、楽しめる少々ボリウッドテイストなチープさを感じるものの「そうくるかっ!!_(^^;)」と、ハリウッド・スーパーヒーローモノとか見てた人にはツボもいっぱいで面白い映画になっています。「クリッシュ」って名前になるのも、インドの神さまの「クリシュナ神」という英雄からきているインドらしい~ネーミングだと思います。(但し、映画の中味が神話等に基づいてるかどうかは不明。というか基づいてないんじゃないか?^^;)



 インド映画は、面白い映画はたくさんありますが、実は、アニメが弱いのと、実写だとSF映画というのは、彼らの弱点でして・・・・SF映画を見る土壌はあまりなく、それらは外国映画が中心になるそうです。そこで、それを作ってみた・・・・というのが(インド初のSF映画ともいえます。)、この「Krrish3」の前々作になる「Koi・・・ Mil Gaya」(-2003)(Wikipedia) という映画になります。 内容は、アルジャーノンに花束を+ET → インド流パクリなボリウッドなSF映画(笑) というような内容になっていますが、ダンスシーンなどが、さすがリティック素晴らしさだったり、話もいろんなカオス感詰め込んでて面白いんですよね。いろんな映画のパクリ突っ込んであるのは、インド映画の基本になってるような感じ典型の映画となっています(笑)
a0308487_18444023.jpg
 監督のラケッシュ・ローシャンは(元俳優、1980年代ぐらいから監督)、この主演俳優、リティック・ローシャンのお父さんに当たります。インドではスター一家がこういうホームプロダクツで映画を撮るというのがあるんです。この監督の作る映画は、感動の大作というのより、大衆的なエンタテイメントな映画を撮るかたです。以前ここでも紹介したシャールクのKoylaは、この監督の作品です。サルマン+シャールクの「カランアルジュン」もこの監督です。ついでにいうと、この時、カランアルジュンやコイラ撮影の時に、デビュー前の息子リティックはアシスタントディレクターとして製作部門に参加しています。そうなんですね、インド映画の世界の面白さはこんなところにもあります(^^)v その後、父監督の映画でデビューを果たし、名前を馳せたリティックが3年ほど他の監督の映画にも8本出てリティックの10本目の映画がこの父とタッグを組んだ映画がその2003年の「Koi・・」です。「Koi..」で見せてるリティックの芝居ですが、彼はデビュー3年目にして障害者的な役柄をこなしたものですから、この映画で賞をいただいています。
a0308487_16428.jpg これが当たりまして、その続編としてスピンオフさせてその後、子供が特殊な力を持って「Krrish」(-2006))http://www.krrishthemovie.com/main.htmというヒーローになります。この映画もまたまた当たりまして、その7年後2013年にこの「Krrish3」を今のインドの彼らローシャン一家のもつSFXで子供も楽しめるスーパーヒーローモノを作った。。というのがこの映画なのです。子供向けにキャラクターグッズなんかも沢山つくられています。

 内容は単純にスーパーヒーローの映画ですが、インド映画に大事なファクターである「父と子(男子)」の愛情物語にもなっていまして、インド映画のパターンに沿ったSFスーパーヒーローなのもインド映画好きにはたまらんモチーフでもあります。
 ゆえに少々その辺の「インド映画流儀」を知らない人には、???な映画になる可能性もあるのですが、ローシャン一家の映画の娯楽性やら知っていると納得の一本でもあるので、リティックの人気とSFXとその人気キャラクター性で、これも昨年の興行成績の2位につける作品となり、2013年の上位3位はひじょーーに娯楽性の強い映画が上位三位を占めました。2013年は明るい娯楽の年だったのでしょうね。

 「Krrish3」が何故「3」になってるのかも、前作「Krrish」(2006)をKrrishシリーズの2作目と捉えていることと、もう一つは映画を最後まで見ると理由がわかります。ですので、今回、Krrish3を「クリッシュ」と紹介するのは、結構正直ルール違反というか、日本ファンは分けわからないままにこの映画を紹介されてしまう憂き目にあるとも言えなくもないと思います。
訳や映像はしっかりしていますので、心配することは無いでしょうが。
 //----追補--- 日本版「クリッシュ」を見た方で、最初の3分でストーリーてんこ盛り!!と思った方は、理由は、そのシリーズの一作目、二作目のダイジェストを、Krrish3に詰め込んで説明してくれているからなのです。---------//

 SFをインドに紹介するのに国民的人気スターを使って、アメリカ流なモノを全部突っ込んで(日本では同人オタク誌なんかがやってそうなパロディ的な)、一作目の「Koi..」のETのあとは、2作目「Krrish」でスーパーマンやスパイダーマンなところを全部ツッコミ、3作目のこの映画でX-menやキャプテンアメリカやらファンタスティック5みたいなのをやってみたかったwwってのがわかります(笑)インド映画のSF映画が十年でどう進化したのかがわかるのもインド映画ファンにはチェックかもしれません(笑)
a0308487_164322.jpg

 インド映画は恐い映画や恐ろしい神さまのキャラクターとかは、ものすごい強烈なのを編み出してるのですが(TVドラマとか面白いよねぇ、キャラこえぇ・笑)、アニメやSFキャラクターのようなものは今一歩及ばず血だらけ神さまキャラはいても、クリーチャー系なキャラはまだ要勉強のようです。日本のゲームのような怪物は作り出せてはいませんね。そのSFなクリーチャー系悪役キャラを生み出すための練習?のような作品かもしれません(笑)。息子と父ちゃんのタッグの下でなら、そういうことが果敢に冒険/挑戦する実験的なことを挑めるのでしょうね。その姿勢は常に素晴らしいと感心させられます。

特筆すべきは、敵方のボスの役をやってる「ヴィヴェク・オベロイ」。a0308487_164111.jpg 最初の彼の悪役ルックの写真が上がってきたときに、申し訳ないですが、ワタクシ爆笑しちまいまして・・・なんというかかんというか、彼にしか出来んキャラの見た目・・・にツボりまして(笑)
「ヴィヴェクーー!!それですかーーーー!o(>▽<、)o」と、コーヒーをキーボードに飲ませてしまいました。 私とヴィヴェクの出会いの不幸(笑)は「Kaal」というトンでもareareareareareーーー!突っ込み満載映画から始まってますので(あれも不幸な冗談な映画じゃったww アレアレアレアレアレアレー!w)。一応、主役の彼は「Prince」という映画でDVDスルーで発売されてますので、レンタルででも借りてみてください。悪役のカッコいい役とかを、Shootout at Lokhandwalaなどで良い芝居見せて以来、悪役系で要所要所にでてますが、まさかこのイロモノ悪役をここまで見事にキャッチーに「魅せる」とは思いもしませんで(笑) リティックの魅力もさることながら、悪役の親玉をやったヴィヴェクに食らいついた・・のが、私の感想となった映画となりました。インド映画ファンにはそこがツボになったと思うよなぁ・・・(笑)
a0308487_1635742.jpg
 どうしても内容上、イロモノ扱いにされてしまう映画扱いにはされてしまう点がありますが、それは日本の子供向け実写なSFなのやアニメなタイプも同じ話なので、インド映画版スーパーヒーローであることは間違いないです。リティックの魅力は満載なので、そこは楽しんでいただけるといいかなぁ~と思います。ヒロインは、今年「バルフィ!人生に唄えば」でもジルミル役であどけない少女役をやってくれた、プリヤンカ・チョプラ。本来は美女のプリヤンカはこっちの立ち位置の女優なので、美男のリティックとプリヤンカのカップリングも眼福なのではないかと思います。
  それ!!・・・・そうくるかっ!(笑) ってとこで、観客がクスクス笑ってもらえたら、この映画は大成功なんじゃないでしょうか?(笑)

   @@ボリテイストな、これ何のパロだっけ?と頭の中がちょっとでも気づくと、その元の映画をみてしまいたくなるのが、ボリの恐いところ・・・(^^;)
a0308487_1635061.jpg



//----追記----//
あんまり貼りたくないんだけど(泣)一応、日本版トレーラー貼っとく。このタイトルロゴは無いだろう・・・orz
原題のKrrish3ってのは、映画の内容にも「3」である意味がちゃんとあるのがひっかけられてるのに・・・明らかにそこを読み誤った映画のタイトルだよなぁ・・・(落涙)
https://www.youtube.com/watch?v=9EO0vev9V2g



//----さらに追記----2014.12.13//
 この映画の楽しみ方は、ゲラゲラ笑えるので、静かに観賞するのが困難です(笑)そこ製作者側にもその狙いが入っています。ちゃんとドラマも見せるし、父と子の物語だし、ダンスもてんこ盛り、インド流メソッドのスーパーヒーローに、お友達とワイワイツッコミかけながら観賞するのも楽しいですよ(^^)v 
 ちなみに、映画館でこれを見ている間じゅう、ワタシは笑いが止まらず、声を出せないまま、肩震わせて腹筋崩壊していましたww。 案の定、私の前の席に座ってる方々も、肩や頭が小刻みに震えてるのがわかるという様(笑) マサラ上映とかで、声出して笑ってもいい環境で、観たいと思いました(^^)v クリッシュマサラマニュアル クリッシュマスクのダウンロードはココ
//----------------------//


//----さらにさらに追記  2015.01.04----//
 ちょっと誤解している人がいますが、この映画は決してSFXがちゃっちいわけではありません。この映画の監督だけに限らないですが、大衆エンターテイメントな作風の監督さんは、インド映画がどんな風に世界で評価されてるかを良く知っていて、そこを開き直って「あんたたち西欧社会が、アジアを(ちょっと小馬鹿にしながら)見る時、インド映画ってこういうのだろ?ってのを望んでるんだろ?」っていうスタンスで作っている方も少なくないです。IT人材を育てる目的ももちろんもって作品を作っていますが、インドCGのクオリティは、相当なものです。 このKrrishシリーズの監督さんは、大衆エンタメ作風の方ですが、古い時代のインド映画を自分も出演していたことでよくご存じで、背景別撮りカメラクルーと、ブルースクリーン(インドではグリーンスクリーン前)の別撮り班と、そういうインド映画の古き良き部分と、インド映画の持っている拘り、そういうものをやはり映画の中にしっかり投影している監督なのです。 ハリウッドCGにばかり目を奪われて、リアリティの追求だけを良しとする価値観を持ってる方も相当いますが、枠にはまった杓子定規な価値観で映画を見るのではなく、インド映画は「細かいことはいいんだよっ!面白ければっ!!」ってのを画面に投影する力、技量は、相当のものだと私は評価しています。そういうちょっとそういう自虐的開き直り感でインド流を貫いている彼らのプライドをこの映画はそこを映画を通して感じ取っていただければなと、そう願います(^^)/
アクション監督にチン・シウトン(少林サッカーやチャイニーズゴーストストーリーなどの)監督を招いての作品なので、その辺りも楽しんでください。

 ★クリッシュについて、さらに追補はここ
//----------------------//


by AkaneChiba | 2014-09-22 16:46 | Bollywood | Comments(3)
Commented by AkaneChiba at 2014-09-26 23:02
今思うだしたのですが、日本のアニメとかでも「銀河鉄道999」の映画版とかそういや、スターウォーズのダースベーダーやんwwと突っ込みながら当時観てましたが(笑)、ああいうモノづくりの世界を実写スターでやってるってのが00年代の進化途中でのボリウッドだったかなぁ?と思ったりもしています。日本はお金がなくて実写で出来なかったんだよねぇ。
Commented by ふん at 2016-10-17 12:10 x
あなたが誤解を招く文章書くからちゃちいと思っちゃうんでしょうねぇ。
感想書くなら個々で勝手でいいんでしょうが、思い上がって追記追記としたら何様目線も浮上しようってもんですよ。
楽しい映画ならそれだけでいいんじゃないの?
小馬鹿にからかうその語彙力は評価出来ないね
Commented by AkaneChiba at 2016-10-17 13:10
> ふんさん
コメントありがとうございます。私はちゃちいとはひとーーーーーっつも!思ってませんよ(^^)「クリッシュ」が日本上映されたころの感想とかあなたはご覧になられましたか?そりゃ誤解されまくりの評価でしたよ。DVDスルー同然でだされかけて、ましてやインド映画ファンに大不評を買った日本語パッケージの話は知っておられますか?私はクリッシュの映画がそんな風「イロモノ」風に扱う日本側の業界のインド映画への偏見のある扱い方が、インド映画ファンとして許せなかったので!このブログにそれを書きました。あなたが勝手に誤解するのは貴方の自由ですが、文意は貴方の理解していることとは、まーーーったくの!正反対なので、ここで反論させていただきます。では。 m(_ _)m 

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