遅まきながら2013.2月にインド映画に恋をしてしまいました。


by Akane

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映画「Goliyon Ki Raasleela Ram-Leela」(銃弾の饗宴 ラームとリーラ)

a0308487_293529.jpg 立て続けに、これも紹介しときます。というか、日本の配給会社が、絶対に買うべき一本がコレです!2013年のインドで話題をさらった文句ない珠玉の大作です。

通称「Ram-Leela」 しかし、ホントはこんな長いタイトル(笑) 「Goliyon Ki Raasleela Ram-Leela」(邦題:「銃弾の饗宴 ラームとリーラ」とつけてIFFJ映画祭で上映されました)

▽Goliyon Ki Raasleela Ram-Leela-Wikipediaより
http://en.wikipedia.org/wiki/Goliyon_Ki_Raasleela_Ram-Leela
売りあげの上位5位にいますが、http://en.wikipedia.org/wiki/Bollywood_films_of_2013
 Dhoom3や、Krrish3のような話題作は、以前からのタイトルのシリーズものですんで、そう言う理由で客が入ってるってのもあるので、2や3とかで稼いでるのではないところでチェックするのなら、「Ram-Leela」はピカイチかもしれません。



 その他にも Yeh Jawaani Hai Deewani (どうも日本でやるらしい2014IFFJでやりました) がその上に来ていますが、Yeh~は、スターの数を並べてる分の集客力はあった映画の側面もあるので、実質作品の内容と、スター性の知名度で、ここ「Ram-Leela」でランヴィール・シンの地位が今後ハッキリ見えた一本とみるべきでしょう。先日「GUNDAY」を紹介しましたが、もちろん良い作品でしたが、大作観があるのはこっちの「Ram-Leela」の方が上ですね。
 今後もう一本ガッツリ大作に出ると、彼は、間違いなく海外も超えてスパースターの地位を確立させるのではないでしょうか?例えば、リティック・ローシャンは、ローシャン一家だけの製作のところに傾いてる点が難点。もっと日本で彼の作品みれたらいいのに、日本がインド映画にそっぽ向いてた時代の狭間のところで、リティックのブームを逃してきてしまってる残念さがあるかなぁ・・・・。

 ほんでもって、もう一人のランビール・カプールより、オレこっちのランヴィール・シンの方が好きだわww フェロモン感じる胸板の方が、今の時代の女性にはマッチしますし、そういう時代になりましたよ、日本も。(優男気にいるのは子供とおばちゃんだけですから・・・) それにインド映画の男性像は、男性が見ても男臭いカッコよさと、少々ヤクザっぽさがはいってたりするので、スタイリッシュな汚れない欧米ハリウッドの俳優なんかより、ずーーとずーっと男性でもカッコイイっと思えますよ、インドスターは(^^)v




 ストーリーは、インド版ロミオとジュリエットの翻案ですが(途中から違う方向に行きますが)、定番のストーリーとかを、しっかり描き、尚且つ飽きさせない、ぐいぐいと最後まで引っ張っていく演出力・構成力は大したものです。天晴れ! _(^^;) やっぱストーリーは王道やねぇ~~~~。(映画の出来は、同年2013のChennai Express より遥かに良い。) 
 
a0308487_2322178.jpg この監督、Sanjay Leela Bhansali 監督といえば、あの2002年の超超!超!!顎が外れる物凄い「Devdas」という映画をつくった監督さんです。「Devdas」についてもそのうち映画感想書いてみたいけど、かなり調べ物しなきゃならない上に、それだけの積み上げがまだない私には到底適した言葉が見つからないので今はやめときますが、とにかく私はこの「Devdas」を、顎外してぼぉ~~~っと観てしまった物凄い映画でして・・・・。その細部まで拘った豪華絢爛の映像美を、堪能させていただきましたが、その監督が作った最新作なのです。

 そして、この映画の特筆すべきは、Deepika と Ranveer の二人のダンスでして、二人とも体力的にもキャリアも積んで、キレッキレで踊れるんだよ(^^)v。 そして、二人とも並んで個性がマッチするというか、オーラが並ぶというか。これはゴールデンカップルきたーーー!って気がする。今の時代のゴールデンカップルって気もする。 この映画を日本の配給会社が買わないとかはあり得ないでしょう。でも日本ってそういうところ馬鹿だから、あり得ないこともないなぁ・・・。作品見ずして上の方にいる人とかが、数字だけで買う買わないとか決めてそうだし。まぁそんなことしてるとまず間違いなく、失敗するのだけどね。株一つだって先見性ある会社の中味の情報持って買うのであって、映画だって同じことなんだよねぇ・・・。 まぁDhoom3は日本買ったらしいから(面白いに決まってるけどさ、)ネームバリュー分の買いってところもあるよなぁ。
a0308487_235856.jpg

 主役が二人とも、一番体もキレッキレで動ける上に、ちょうど良いくらいのキャリア重ねてきたところでの、しかも恋人同士と噂される一本ですので、そこをおいしく観る楽しみも観客側にあって(笑)、申し分の無いダンスシーンの豪華さも見事で、そういう一本。ヒットだけでなく10年代以降のボリウッド映画史のエポック要素も持っているのではないかと思います。いつ見ても今後、何度も何度も見るだろう作品。そういう作品は総じて一位は取らないんですよね(笑)

今後、RanveerとDeepikaという二人の絵がボリ映画の顔になる中心ですかね?女性は体力的にも旬が短かかったり結婚とかで出産休養とかあるのでそこを考慮しても、ディピカーは今一番脂がのってるトップ女優ですし、今後、ランヴィール・シンは40すぎぐらいまでまっしぐらでしょうね。
 ランビール・カプール(RK)と分けるために、ランヴィールはRSと略しますね。RKの方は、映画一族のサラブレッドで、主役になることが約束されているレールにの上ににいる人材。RSは映画一族を親戚にいるけれど主流かというとそうでも無い様子、でも映画一族といやそうだな。あの見事な身体は、18歳の時から鍛えたそうで。 主役の登場シーンでバイク(どこのバイクだ?むっちゃかっこいいぞww インドバイクでかっこいいのあるよね?)にふんぞり返る彼を見て、この間のGUNDAYでもみたふんぞり返るオレRS(笑)を思い出し、ちょっとやっぱりそういうキャラなんだなと(笑) 彼の登場シーン=ふんぞり返るオレ・・・みたいなイメージつきそうやなww 
 
 a0308487_2184455.jpg  面白いのは、前時代的な今も続く地域コミュニティの縄張り争いの切った張ったの村社会、地域の長老代表が地域をおさめているながら、そこに生きる若者は昔から変わらず犬のケンカを群れ同士で繰り返して小競り合いしていく変わらぬ若者たち。ホーリーのような伝統的祭りの中で、見染め合う、片方が一方的にじゃないんだよね、互いに見染め合うシーンも、今を生きる女性の存在を示して、あくまでも対等であるところが現代的。それは小物のアイテムでもわかりやすく演出していて、禁止されてるアダルトDVD販売や、携帯モバイル、ツイッターにその写真を載せるシーンなんかの演出は、おもわず切なくてウルっ(/_;),っときちゃったよ。そういうところが「巧い」って唸る脚本、演出になってるところが、またこの映画の魅力でして。ここまでいざこざのあるような前時代的な地域ってのは、今はそうは無いのかもしれないですけれどね。

 ロミジュリとはいいましたが、この映画でのヒロイン、リーラ(ディピカー)はかなり情熱的で気が強い個性の女性です。女に不自由なんかしてないだろうラム(ランヴィール)が、命かけての恋に落ちるのは、このヒロイン像がインドの女性像としてもかなり対等に強い積極的な女性であるリーラだからこそ、惹かれるのだと思いました。一昔前のインド映画の中での女性像は、男性にチョイスされて猛アタックうけるうちに、ハートが動いて・・・のような選ばれる側の受け身の女性なんですが、このヒロイン、リーラは違います。女よりどりみどりだろう男が惚れる女像?を、今までのインド映画に投影される古い女性像から読むと、ここまで積極的で情熱的で対等な女性なら、よりどりみどりチャラ男でも、一発で恋に落ちるのではないかと思わせてくれたホーリーのシーンは、私はとても気にいりましたね。
 
 前時代的な切った張ったな対立するコミュニティに互いに住む二人の恋でもあるので、その王子と姫なら純愛で死をと思う人もパターンで思いがちですが、それは今の年齢概念に錯覚をおこして考えてしまうからで、シェークスピア原作の二人を見る時、その解釈は初恋ゆえの純粋愛のような薄い淡いものではなく、彼女もしっかり若くして一人の大人の女性(寿命が短い時代だから早熟なんだよ)という解釈の方が私は近いと思っています。だから死を迎えるところにまで情熱に走るのであって。 激しい愛に、対立する複雑なコミュニティに、抜き差しならなくなる2人の愛の葛藤。そしてちょっとだけ男の方が打ちひしがれてるあたりも、良い主人公像を作っていますよね。実際そういうものだし(笑)。

 王道の話を、しっかり王道だけど、製作することってものすごく実は難しいんだよ。背景演出その他が陳腐だと、ほんっとに!陳腐になる。王道を圧倒的、伝統と美術とで重厚に油絵具を重ねるように二人を描き、音楽もその伝統を中心にした構成で、最後に大手の製作会社というネームバリューに恥じない作品として立派な額縁をつけて飾った、インド映画10年代以降に生まれた名作の一本・・・・って評価を、私はさせていただきますわ。


@@ってか日本これ買いましょうよ?大型映画館で十分に人、入るよ。


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by AkaneChiba | 2014-07-13 10:10 | Bollywood | Comments(0)

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