遅まきながら2013.2月にインド映画に恋をしてしまいました。


by Akane

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Ⅲ.Khal NayakとSanjayのAK-56 その1 

<Sanjay Dutt 一人祭り中 その3>
 サンジュー祭りが覚めない中で、ワタクシ完墜ちした映画をDVD購入で再見。その3ということで、mixiで書いたものを再掲。あれからさらに10本くらいは順調に観ていますのでいっぱい書きたいことが増えてます。
<前回までのあらすじはここ↓>
▼ Sanjay Dutt 一人祭り中 ▼ Sanjay Dutt 一人祭り中 その2

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☆Khal NayakとSanjayのAK-56 その1 ☆

a0308487_29157.jpg 画像は、サンジューが今まで映画で(リアル社会ででも・笑)手にした銃の一覧皮肉画像です(笑)こんなのつくっちゃうところが、インド、おもしれぇ~w(^^;)w
 この辺でサンジューの銃不法所持に関して、そろそろ事情がだいぶわかってきました。それを知るということは、やっぱり映画の世界は黒いwってことを知ることでもあります(どこの国でもそれいっしょ・笑) それと同時に、インドの過激派と宗教対立そして政治活動における泥沼戦を考慮しなければ、このサンジュー話はかけらも理解が出来ないことに気が付きました。

 概要を私がわかる範囲で調べた範疇で解説してみたいと思います。 当時ヒンドゥー教過激派とイスラムの対立が、モスク破壊というテロ事件に繋がり、中流~高級住宅街ですら治安に不安を覚えたヒンドゥー至上主義の過激派による事件がインドのボンベイに大きな影を落とすことになります。(1995のかの名作 『ボンベイ』はこの時のことをテーマにして映画にされた名作です。)  父Sunil(当時政治家、ヒンドゥ教徒)が妻Nargisがイスラムだったこともあって、イスラム擁護の発言をしたことで、ヒンドゥ過激テロ組織から脅迫をうけることになります。Dutt一族は政治闘争とそれらのテロ行為から身を守るため私兵を持ちます。こうなるとモロに「一家」です(笑) どこの親分さんって話になりますが(笑)、このあたりの価値観がお国違えば中味も過激、対抗手段としての禁止武器の所持(AK-74?54?と手榴弾)をすることになります。アンダーグラウンドから手に入れその武器を所持したのです。また彼は銃収集のマニアでもあったとも言われています。ですので、裁判では家族を守るための銃購入といういいわけが通じたようで、実際には個人的趣味だけの問題か、彼の周辺を巡る政治的状況の問題かについては少々グレーゾーンではあるようですが、一応、裁判ではイイワケが通じたようです。しかし、先にも紹介した「ボンベイ」の映画のように、実際にその地域を守ろうとした市民たちの自警も、実際にあったので、彼が銃の不法所持に至った理由としては、単に金持ちの坊ちゃんの道楽とは、言いにくいとも思えます。(金持ちのおぼっちゃんらしいLP収集、オーディオマニアでもあり、時計収集、車も好きという実に殿方らし~~いしかも金持ちのボンらしぃ~~趣味人でもあります・笑)
 さて、この銃の入手先が、このヒンドゥのイスラム弾圧アーヨディア事件に端を発した、その報復として、ISIの支援を受けたといわれるイスラム過激派の報復が、ボンベイ連続爆破事件となり、それ用にテロ集団が密輸した入手したものと同じものだったことがわかり、テロ幇助罪の容疑がかかります。彼はこの映画撮影後収監され15ヶ月の拘留となります。この武器が後々まで彼を20年後の現在に至るまで付きまとう過去の痛手となるのです。



 さて、ここでどういうところから銃が・・・という話になってきますと、これがインドの一番の難しいところ。当時80-90年代のムンバイの暴力団組織のボス、Dawood Ibrahimという人物抜きには、ムンバイ映画界の話もクリケットの話もできないという、一筋縄ではいかない存在のボスがいます(現在も国際指名手配中、現在はカラチ在住という話)。単に地廻りのケチなシマを仕切ってる・・・ような話ではなく、国際舞台のテロと武器密輸と資金源麻薬と、イスラム過激派等、93年ムンバイ連続爆破事件での首謀者ともいわれています。その後も起こる反インド行動の裏で操っているのが、この組織、Dawood Ibrahim だという話です。http://en.wikipedia.org/wiki/D-Company 特筆すべきは、彼は映画プロダクションとクリケットチームのオーナーという肩書ももっており、いわば彼の政治宗教思想と結びついた反インド政府組織活動家でもあるようです。ビジネス武装集団なのか?それとも革命組織なのかは微妙ですが。2003年、2006、2008にも起きたムンバイ爆破テロ事件の黒幕の一人に彼はいると言われています。2008年のムンバイの同時多発テロは記憶に新しい人もいるでしょう。(その辺の話はWikipediも事実だけ書かれていますが、ここの解説はわかりやすいです。日本語で書かれてるのでWikiみたいな欧米側からの書き替えはされにくいと思えば中立な分析と見解と言えるでしょう。 http://tanakanews.com/081202Mumbai.htm )

 この点に置いてインド映画界に深く入り込んでいる存在のボスであるDawood Ibrahimと、Anil Kpoorを通じて80年代後半にサンジューは何らかの知り合ったのではないかといわれています。というかアニール兄貴もですかぃ w(^^;)w 黒っww というのは、このDawood Ibrahimは クリケット等で姿をみせることがあり、過去にはサルマンとのツーショット、ゴウリの隣でクリケット観戦の図・・・など、いやはやまぁ シャーの近くにいる写真もまぁ w(^^;)w 有力者というのは映画界どっぷりなんですわww このダーウッドは90年代までインド国内にいたようですが、その後は国外へ脱出しています。再三の引き渡し要求をインドはパキスタン側にしているようですが。そのテロの影響力があまりにも大きかったこともあって、米国は国際指名手配と2011のフォーブスで世界で最も影響のある「国際的犯罪人」として、No.3に彼の名前をあげています。ただそれは欧米諸国側からの価値観であっても、イスラムや他の宗教、特にキリスト教圏文化と対立することになる国々の有色人種文化からの価値観だと、国際政治の話になりますので、その言い分は、立場違えば見方も変わるとは思いますので、私はこれについての判断を出来るだけの知識がまだありませんので、是非については棚上げします。

 ムンバイ映画界や一部イスラム映画スターたちが、そのような人物と繋がりが一時期でもあったこと、入手した武器がそのテロリストたちの使ったものと同じであったこと、その後もその組織たちのテロは続き国際的/社会的影響力が大きかったことが、94-95に一度償った罪でありながらも、サンジューを再び2007に法廷に引っ張り出させることになり(法廷バッくれたりしたこともあったらしいw)、その後最高裁まで争って、この5年という判決になったのです。 2013年5月、彼は判決に際しガックリうなだれて記者の前で静かに嗚咽をもらしている映像が残っています。「私の愛しているインドの、その国の最高裁が決めたことですから私はそれに従います」というようなコメントを残しています。

 そこで、あのRa One(2011)の悪役で出てくるサンジューは、わざわざ93年の武器不法所持とムンバイテロの繋がりを起草させるKhal NayakのBGMで登場し、もちろん武器は銃です、がそれをこのシーンの中では捨てます(笑)。で、ラ・ワンの話の中で 2006のムンバイの列車爆破事件を映像にしており、その連座に関してサンジューが係争中であったわけでもあって、なんともインド映画はキッツイキッツイ w(^^;)w ちなみにあの時シャー様はプリヤンカと出てますが、プリヤンカとはDON2006の時にマンションからの朝帰り?パパラッチされておりまして(笑)、あの映画のあのシーンは3人ともがスキャンダルなネタ再燃というシーンでもあるようです(笑) それを世界に向けて映画出すんですから、どんだけ自虐ネタなんだよ、インド映画ww
 
 追記ですが、インド映画の2012-2013のあのギャング抗争モノ映画はが一気に出たのも、上のDawoodの件で国際的な事情が動いたこともあって(2011年死亡のオサマビンラディンとも繋がってたと言われていたので。)、このDawood Ibrahimをネタにしているだろうと言われている映画がオンパレードとなったようです(国際政治舞台での外交の手打ちが済んだ?のかもしれません)。他にも、インド映画のギャングものは数多くあるので、この辺のネタとしては Black Friday(2004)等 見ておく必要があるのかもしれません。 まぁ牧歌的映画のところからスパーーンと国際情勢を巡るテロ関連な事実と、またエラく違う意味でも急進的に動いているインドの映画事情は、ネタにするスピードの速さもさることながらどこまで書いているのかも気になります。ちょっとその辺の「背景」を知らないと見れないギャング映画・・・なのかもしれません。
a0308487_2253181.jpg
 ここまでが、ネットのWikipediaクラスくらいのネタ+補足という大まかな概要ですが、細かいところは間違ってたらすいません、ネットで調べた範囲で文献にあたってないのでそれはおいおい読んでみます。 イスラエルと、サウジ、UAEと米国、そして印パ、アフガンとこの国際関係の歴史や経緯を、現代史として理解していなければ、この手の(アンダーグラウンドな)実力者という存在はおいそれとは判断のつかない内容なので(場合によっちゃ政治の表舞台にでてくる存在でもあるので)、欧米理屈で偏向しない知識を持ってから判断したいと思います。


  @@続きはコチラ「続・Khal NayakとSanjayのAK-56」
by AkaneChiba | 2014-05-13 03:32 | 俳優 | Comments(0)

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