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遅まきながら2013.2月にインド映画に恋をしてしまいました。


by Akane

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映画「マッキー」(原題:Makkhi)再度、推し  (オリジナル Eega))

11月9日に塚口サンサン劇場で、マサラ上映がまたされます。映画は「マッキー」(日本語公式サイト)(原題:Makkhi テルグ版 Eega Official site(英語やテルグ語他サイト) Facebook タミルでは「Naan Ee Facebookページ有」 )を 是非とも、満員御礼になって、関西マサラ上映/マサラシステムが如何様に、この進化を遂げているのか、とくとしっかりその目に焼き付けていただければと願うばかりです(^^;) 先日、関西からキネカ大森にいかれた方は、ムトゥのラジニ様に350個のクラッカー捧げて堂々某国営放送局様にそのお姿が(笑) 渋谷→心斎橋→元町→塚口→所沢→横浜→大森→ 再度、塚口!とその熱さも伝わりますかでしょうか!演目変わってるのに、マサラネタいくつも考えるの大変だぞー!w(^^;)w 皆さんも、よかったら一緒になって阿呆ぅな独創的作品を自分でも考えて作ってみて、それを片手にジャンジャン参加しまへんか?(^^)v 紙巻き散らかしてるだけムチャクチャ楽しいでww

 さて、今一度、この映画の面白さが伝わってないのか映画に思うほど人が入ってないというので、今一度推すことにする。というか観に行けば一発でわかるんだが、どうもインド映画をまだ全然「なんのこと?」と思ってる方が居られるようだ。 話がコメディなものでギャハハハイロモノと思ってる人も少なくないから、映画は感動話じゃなくちゃ・・・とか妙にぶってる年寄りには、入場するのもイマイチ敬遠するらしい。うちの父ちゃんにも薦めてみたが、父ちゃんが観に行くような朝の時間帯にはとてもじゃないけど上映してない、オレ等ネットを駆使する世代しか行かない時間帯ばかりの上映環境~~(@@;) しかし、不謹慎なことこの上ない内容ながら子供が「言葉がわからなくても泣いたり笑ったり出来る実力ある映画」なんてのは、そうそうお目にかかれるものではない。

 インド映画がすでにハリウッドを超えていることを証明するにふさわしい、それを満を持して世界で賞を総ナメにしている2012年製作上映の珠玉の一本!なのだっ!(>▽<)

  話の中身は、幸せ絶頂だったカップル、ナーニとビンドゥは、ビンドゥ目当ての恋敵のスディープによって殺されてしまう。ナーニは小さなハエと生まれ変わり、スディープに復讐するべく小さな体で人間様に立ち向かう!!!!っていう、、、数行で終わっちゃうストーリーだからか(笑) 小難しく人生語らなきゃ感動しないよ~なんて感動の実話!なんてアタシャーどーでもこーでもいいんだよっ!映画はエンターテイメントなんだーーー!!っていう、驚異の映像カメラワーク、構図、SFX、CG、演出他・・・で小さなハエにドタバタする子供も喜ぶハエ=マッキーのダンスが妙にかわいい泣き笑い満開の全力コメディ痛快娯楽エンタテイメント!!!
 
 テルグやタミル語の南の方のインド映画の映像は、その編集と構図と、ありえないでしょう!っていうぶっ飛び感に、大きな魅力がある。今は日本ではあまりされなくなった爆発シーンや火のシーン、自動車アクションとも、もちろんSFXなど合成ながら、出来るところまで生のアクションで映像の基礎を撮っているので、その技術も人材も見せ方も十分に心得ている、そして映画ならではのナイナイ~~wwなあり得なさ!を楽しむ漫画ティック劇画ティックさを楽しむことができる。どれだけマトリックスがインド映画に影響与えてるんだよーーと思われがちながら、そこを彼ら流に進化させ、音楽を映画からきっちり外さずシンクロさせて鍛えてきた築き上げたインド映画独自の個性は、世界のどこを見渡しても彼らに並ぶものはいない品質のものを作り上げている。




 この映像を見に行かない映像マニアがいるのなら、そらマニアの域を抜けないアマチュアでいればいいし、映画人が見に行かないってのなら、その国の映画は衰退するだけだし、有名人しか見たくないとかいうのなら、それは君が日本しかしらないだけの単なる内弁慶世界に取り残されてるだけだし・・・とタカビー目線でいいたくなるくらいこの映画を知らないことは恥ずかしいくらいすごいんだよ映像が・・・。数年後この監督スタッフたちは、間違いなく国超えて全世界中を沸かせるっ監督になってるよね(^^;)!才能あると国なんか関係ないからなぁ・・・。

  真面目な話ながら、ネイチャーものの動物視点の映像に取り入れ、そこを再現し作ることは地味ながら自然科学の研究手法の一つとしてSFXやCG時代に行われている手法でもあり(日本じゃよく文化財復元とかCGでやってるレベル)、このCG時代になってからの現代の学術的な方法の一つでもある。つまりそこに人材や資金をかけることは今の社会に大いに役に立つ価値を持つことを映像大国米国では、十分承知しており、そこにかけられてる資金の桁は、私たちが思う以上に大きい(^^;) (映像でなんとでもなるという危うさが政治に使われる危惧はありはするものの、まぁそういう話は今回は横に置き)映像を作製するスタッフ・クリエイターたちは、何も映画だけを作ってるわけではなく、このような場でも人材や実力を磨いて社会に貢献しているわけだ。
 
  その技術や視点をエンタテイメントなストーリー・フィクション映画の中に存分に活用した・・・のがこの映画である。題材はハエでおこなわれている。ハエの視点で、映画的に描かれたこれらの手法を存分に用いたカメラワークや映像、スローモーション映像や、ハイスピードカメラの活用した映像でもある。CMなんかに使われているだろうよくあるハイスピードカメラの映像がこんな風に映画化するんだという演出や効果も合わせて楽しんでいただきたい。そして、その映像を使って頭があるのと無いのとでは、映画への映像の活用方法がこんなにも違うものなんだと感嘆させられる編集も、この映画の効果、演出を最大限に発揮している。

 マトリックスといやマトリックスとかなんだが(笑)、面白いことに南のインド映画は、マトリックスのあの頃からそこに大いに影響を受け、それをいっぱい取り入れ、又、あんま出来のよくないスターの演者もいるが、その不平をいうよりもそれを見事に作品に仕上げてしまう!という何が何でも前向きな彼らの姿勢は、演出・発想・編集技術を逆に「進ませ」、見事な映像を作り出すことに成功している。これは近年のインド映画のもう一つの特徴にもなっている(笑) 一部の二世三世家柄の大根役者の為に編集技術力がめっちゃ進んだ映画発展の歴史ってww、そしてそんな映画の方がなぜか面白いw (ちょっとスター様には失敬だな ^^; でも結構、真実事実ww) パクりも多いがオマージュという形で自分たち流に+テイストを付け加えていくさまざまな作品たちは、エネルギッシュ且つ大胆で、人の交差する大陸続きの国ゆえこその人材にあふれている証左ともいえる。悪いが日本には残念ながらこれは出来ない(^^;) 出来ないことは素直に出来る存在を称賛して讃えたいし、是非いいところはぜひともそのカケラや息吹だけでも吸収したいものだ。

 インド映画がこの00年代に入って面白い理由は、映画の歴史がまず100年あるという歴史や土台を持っているというその下地に加え(韓映の歴史なんざぁ~年数無いんだよ。なぜかそのこと言わない人多いけど ^^;)、印度が今、IT産業発展が素晴らしい国であるということ、人材がいくらでも湧いてくるということ、国あげて映画産業ビジネスをやっているということ、そしてその資金力がどうあがいても日本にゃできないということ、そして世界はとうの昔にそれを認めているということ、ビジネスになっているということ、この世の価値観には何も欧米キリスト教だけではない価値観の世界もあること、それは別に中華だけではないこと、それ以外の需要の地域のものがもちろん人間がいる限りつくられてきているということを、私たちはもっと知らねばならない。

 日本の一番あかんところは、Western(欧米)に認めてもらえないとそれが一番ではないと思っている思い込みのところなんだが、実際、世界はそういうところで動いてるのは動いてるのだが、それにしても、もうちょっと周りを見渡して、自分の近所やそばにいる才能を発掘してもいいだろうに・・・・(^^;) ちゅーか、オレラがそのいわばWesternから有色だというだけで別扱いされてること知ってるくせに、またそこにこびへつらうことはないわけで、言葉は悪いが他の中東や中央アジアを別に見る選民意識持ってるバカな日本人が結構な割合でいることは、まぁ、なんというか驚くよなぁ・・・・・ ハリウッド以外にもこの世に世界はあるんだよっ!ってところで、この逸材を理解できない見る目の無いのでは日本の映画文化は世界から本当に取り残されてしまう・・・orz

・・・ので!是非とも!その映像の凄さを ストーリー、演者とともにっ!堪能してくだされっ!(>▽<)


  @@あたしも、どっぷりとスディープ様の魅力にまいったクチですw(^^;)w

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by AkaneChiba | 2013-11-08 01:56 | 10年代 | Comments(2)
Commented by ナン at 2013-11-08 12:03 x
はじめまして。ツイッターで御ブログを紹介いただいて、拝見させていただきました。Eegaはテルグ映画です。タミル語版は「Naan Ee」です。
Commented by AkaneChiba at 2013-11-08 22:34
はじめましてナンさん(^^)/
すいません、そうですテルグです、ワタクシ間違えておりましたね。(xx;)
まだテルグもタミルも、まだ見分けのついてない日本人ですいません(^^;)

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